2016年03月12日

追悼 KEITH EMERSON

元EMERSON、 LAKE & PALMER のキース・エマーソンが3月10日に、LAサンタモニカの自宅で亡くなりました。享年71歳。

世界に先駆けてモーグ・シンセサイザーを初めて使用した鍵盤の先駆者であり、鍵盤にナイフを突き刺し、オルガンを倒して破壊。さらに空中でグランド・ピアノを回転させるなどの狂気のパフォーマンスは、まさに時代を突き抜けた存在であったと思います。

ロックだけでなくジャズ、クラシックにも精通し、ムソングルスキーの ” Pictures at an Exhibition” をはじめ、ロックとの融合を試みる実験的かつ革命的なプレイは、後のアーティスト達に多大なる影響を与えました。

近年は右手の麻痺から思うようなプレイが出来ずに鬱状態が続いていたらしく、拳銃で自分の頭を打ち抜いた自殺だとの報道が ‥。

4月にはキース・エマーソン・バンドとしての来日が決定していたのですが、残念です。 R.I.P.


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2016年02月22日

「産業ロック」 という悪しき言葉に抹殺されてしまうのは FOREIGNER

「FOREIGNER って、産業ロックのバンドでしょ?」 No No ! それは彼らを偏った側面でしか見ていない人の意見であり、こういった人が多くて実に嘆かわしい。

バンドの誕生は、元SPOOKY TOOTH のギタリストであるミック・ジョーンズと、KING CRIMSON のオリジナルメンバーでもあるイアン・マクドナルドがアメリカで出会い意気投合。

そしてオーディションの上、ルー・グラム、、デニス・エリオット、アル・グリーンウッド、エド・ガリアルディらを迎え入れ、FOREIGNER が結成されました。

英国人・米国人3名ずつの混合バンドという異色の構成であると同時に、そのサウンドはどんなものになるのか? と思わせますが、発表された作品はハード・ロック、プログレ、そしてポップなメロディが入り混じった、コンパクトながら緻密なサウンドとなったのです。

ABが本作のハイライトであり、タイトル通りひんやりと冷たい雰囲気のAは、イントロから導入されるピアノが格調高さを醸し出しており、それに呼応するルー・グラムの伸びやかで張りのあるヴォーカルもソウルフル。中間部のミックのギター・ソロもコンパクトながら最高にメロディアスだ。

BはFOREIGNER の全楽曲中でもかなり異質な部類に入る物哀しくも退廃的なバラードで、味わい深い (!?) ミックのヴォーカルに美しいコーラス・ワークとスペイシーな味付けが絶妙。共作者のアル・グリーンウッドの持ち味が遺憾なく発揮されてます。

その他に、全米第4位に輝いたアルバム・トップの@、ハードさとエレクトロニカルが両立されたE(全米第20位)のヒット・シングルに、ミックのハードなギター・サウンドにプログレッシヴな要素が巧みに作用しているG、スリリングなイントロの運びから、ルーのヴォーカルの巧さに思わず唸らされるIなど、捨て曲がまったくありません。

本アルバムは全米第4位を獲得。その後FOREIGNER は、トップ・バンドとしての道を燦然と駆け上がっていくのです。

ポップさだけを売りとするハード・ロック・バンドとは趣きを異とした変幻自在のサウンド、実力に裏打ちされたメンバーの集合体による素晴らしい楽曲が、 「産業ロック」 という悪しき言葉に抹殺されてしまうのは、いささか不本意であります。聴かないのは実にもったいないぞー!



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FOREIGNER / FOREIGNER (1977)

@Feel Like the First Time
ACold As Ice
BStarrider
CHeadknocker
DThe Damage is Done
ELong,Long Way from Home
FWoman Oh Woman
GAt War with the World
HFool for You Anyway
II Need You


歴史的インパクト ★★★ 個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★
イチ押しポイント 実にインテリジェンス!


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2016年01月24日

追悼 JIMMY BAIN

RAINBOW、WILD HORSES、DIO などで活躍したベーシスト、ジミー・ベインが1月24日に亡くなりました。享年68歳。

バンドのボトムを支えるストレートかつソリッドなベース・プレイに端正なルックス、そして歯に衣着せぬ数々の発言は実に痛快で、個人的には大好きなベーシストでした。

亡くなった原因等、詳細は今の所分からないのですが、最新のバンドLAST IN LINE のPV を見た時に、随分痩せたなと感じたんですが。

アルコールやドラックから見事に立ち直って、まだまだ元気に活動して行けると思ったのに残念です。

偉大なベーシストがここ1か月で続けてこの世から去り、とても悲しいです。R.I.P.


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2016年01月11日

追悼 DAVID BOWIE

60年後半より活動を続けてきたデヴィッド・ボウイが、癌のため1月10日に亡くなりました。享年69歳。

HR/HM 畑のミュージシャンではありませんが、グラム・ロックを代表する存在であり、「Space Oddity」「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」 などの作品は、意外なほど多くのメタル・ミュージシャンらに影響を与えております。

フレディ・マーキュリー、イギー・ポップ、ミック・ジャガーなど、様々なタイプの大物達との共演も、彼だから出来たのではないでしょうか。

2000年に入ってからは活動が滞っていたので、どうしたんだろうかと思ってましたが‥。

最近はこの年代の方々が次々にお亡くなりになり、個人的にとても寂しいです。安らかにお眠り下さい。 R.I.P.


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2016年01月02日

1985年 My年間アルバム・ベスト10 Part2

前回に引き続きまして、1985年 My年間アルバム・ベスト10の第5位からの発表です。ジャン!



第5位



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PHENOMENA / PHENOMENA

@Kiss of Fire
AStill the Night
BDance with the Devil
CPhoenix Rising
DBelive
EWho's Watching You
FHell on Wings
GTwilight Zone
HPhenomena


メル&トムのギャレー兄弟によるプロジェクトで、当時は映像と音楽をシンクロさせるという大仰な話もありました。 (残念ながら映画の方は制作されませんでした。)

また、TRAPEZE 再結成の布石などいろいろと噂が噂を呼んだプロジェクトだったのですが、とにかく参加ミュージシャンがコージー・パウエル、グレン・ヒューズ、テッド・マッケンナ、ジョン・トーマス、ニール・マーレイ、ドン・エイリーなどブリティッシュ・ロックの巨人達ばかりの豪華な布陣です。まあ、腰の軽い方も多数含まれているんですが。 (笑)

まず、このメンツで悪い作品になるわけがありません! スペイシーかつウエットなブリティッシュ・サウンドは極上で、特にグレン・ヒューズのソウルフルなヴォーカルが冴えに冴えまくってます。こういうサウンドには彼の声がとても良く合うね。

ブリティッシュ・ロックは何ぞや? という問いに、本作を聴いて頂くのが良いかと思います。この後、続編が何作か出ましたが、この作品が最高峰を極めてます。英国万歳!





第4位



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THE RIGHT TO ROCK / KEEL

@The Right to Rock
ABack to the City
BLet's Spend the Night Together
CEasy said Than Done
DSo Many Girl, So little Time
EElectric Love
FSpeed Demon
GGet Down
HYou're the Victim (I'm the Crime)


パーティー・メタル全盛のLAメタルの中、非常にハード・エッジなサウンドを引っ提げて登場したのがこのKEEL でした。

このセカンド・アルバムはプロデューサーにKISS のジーン・シモンズを起用するなど、彼のネーム・バリュームを本作にうまい具合に作用させていたかと思います。

制作にあたって、BFHがデビュー作収録曲の再録音、CDGがジーンの持ち込んだ曲との事から、曲作りにおける時間が無かったのかな? と想像出来ますが、全編統一感を持った重厚なサウンドはお見事!

ロン・キールの歌い回しもSTEELER の頃と比べると、随分と上手になりましたし。

結局、彼らも多くのバンド同様に作品を重ねるごとにLAメタルの本流のサウンドに近づいていってしまい、彼らの持ち味であるヘヴィさが失われてしまったのがとても残念です。もっと全米でブレイクしても良かったバンドだったと思うのは、私だけでしょうか?







第3位



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THE WRECK-AGE / TYGERS OF PAN TANG

@Waiting
AProtection
BInnocent Eyes
CDesert of No Love
DThe Wreck-Age
EWoman in Cages
FVictim
GReady to Run
HAll Change Faces
IForgive and Forget


ジョン・サイクスの抜けたTYGERS なんて興味ないね! と思っているアナタ、それは大きな間違いですよ。

「SPELLBOUND」 の頃に比べたらポップさが増しましたが、実にメロディアスな楽曲がアルバムに満載です。ジョン・デヴィリルのヴォーカルはとてもセクシーで、本作を聴いていると彼がバンドの核であることが実証されました。

分厚いコーラスとキーボード・サウンドの上を、新加入である元WAYSTED のニール・シェパードが、なかなかファストで鋭いソロを連発してます。

アルバム自体も確かアメリカで発売されたはずでしたが、セールス的にまったくの無風状態でした。まあ、このバンドのマネージャー自体が無能だった事も起因していると思いますが。

とても惜しい事にTYGERS OF PAN TANG というバンド名が非常に邪魔な気がするんです。新バンドの作品として発表されたなら、もっと評価されたと思うのですが。

またTYGERS 解体後、ジョンがHR/HM の一線から身を引いてしまった事も残念な出来事でした。あのヴォーカルを生かせるバンドがあれば‥。う〜ん。






第2位



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W.O.W. / WENDY O. WILLIAMS

@I Love Sex (And Rock and Roll)
AIt's My Life
BPriestess
CThief in the Night
DOpus in Cm7
EReady to Rock
FBump and Grind
GLegends Never Die
HAin't None of Your Business


PLASMATICS 自体はかなりパンキッシュでそれ程好きではなかったのですが、彼女のソロ作として発表された本作は、見違える様なヘヴィなハード・ロックに変貌しました。

ジーン・シモンズのプロデュースの元、ポール・スタンレー、エース・フレイリー、エリック・カーが参加。ヴィニー・ヴィンセントもソングライターとしてクレジットされてる事実から、まさにKISS ファミリーが集結して制作された作品なのです。

KISS でもリメイクされたAやC、エースらしいギター・ソロが炸裂するF、そしてサビは決して大音量で聴いてはダメダメな@ (笑) など、捨て曲がまったく見当たりません。

彼女は乳首にガムテープのトップレス姿で登場し、ステージ上でTV やギターをチェーンソーで破壊。車を爆破するなどのバイオレンスさがウリなんですが、まるでその姿が目の前に浮かぶようなサウンド、強烈だ。

ジーン・シモンズのプロデュースは本作と、前出のKEEL のセカンド、EZO のデビュー作、この3作は最高です。えっ、その他は? 聞いてくれるな‥。(笑)






第1位


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MISDEMEANOR / UFO

@This Time
AOne Heart
BNight Run
CThe Only Ones
DMeanstreets
EName of Love
FBlue
GDream the Dream
HHeaven's Gate
IWreckless


1985年度の第1位は、見事な再結成を果たして発表された本作です。(まあ、この後何度も再結成を繰り返しますが。笑)

盟友のピート・ウェイも不参加のアルバム、正直大丈夫かな? と当時思ったものです。

そして、今までのバンド・サウンドの遍歴とは趣きを多少変えたAOR な雰囲気は一部で賛否両論ありましたが、今までのUFO と同様、フィル・モグの独特の歌い回しと豊かなメロディ・ラインが脈々と流れてます。

新加入のアトミック・トミー・M のギターも、弾くべきところではテクニカルなソロを弾きまくっていて、曲に鋭いエッジを加えてますよ。

マイケル・シェンカー在籍時のインパクトが強いせいか、UFOのその後の作品らはどうも軽視されがちなんですが、ポール・チャップマン時代のR&R サウンドも大好きですし、この 「MISDEMEANOR」 も最高です!

きっと、フィルのヴォーカルが好きなんでしょう。彼自身居れば、UFO なんです。

最後に、本作のアルバム・ジャケットの女の子の表と裏では、随分雰囲気が違いますよ。個人的に裏ジャケの方が好みですが。






2016年もスローリーですが、ぼちぼち更新していきますので皆様、御贔屓のほど宜しくお願い致します。
では、Happy New Year!



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