2016年05月15日

NYの夜の街並みに立っているストリート・ガールのよう PRECIOUS METAL

私はCDを1,000枚近く持っているんですが、たまにアルバム整理している最中に 「おっ、こんなの持ってたんだ。」 と、ふと手を停めてしまうことがあります。

そんな風に見つかった一枚が、今回紹介する 「PRECIOUS METAL」 です。

女性だけのバンドってのも結構あって、古くはRUNAWAYS、ROCK GODDESS、GIRLSCHOOL。80年代にはVIXEN やPHANTOM BLUE など、有名どころでもザッとこれだけ挙げられます。

どうしても女性だけのバンドというと、まずルックスが気になる所ですね?? 美麗なルックスを持つ女性が多いバンドや、それなりの粒揃いのルックスが揃ったバンドなどが多々あります。個人的にケリー・ジョンソン (GIRLSCHOOL) や、サンディ・ウエスト (RUNAWAYS) が私好みなんですが。

そして肝心のPRECIOUS METAL なんですが・・。 残念ですが、これが酷い。 (笑) 彼女らは揃いも揃って、まるでNYの夜の街並みに立っているストリート・ガールのようです。

PRECIOUS METAL は83年にLA で結成され、86年にマーキュリー / ポリグラムより、あのポール・サブーのプロデュースで華々しくアルバム・デビューを果たします。そして本作は90年に発表された3作目にあたる作品で、バンド名をアルバム・タイトルに冠した事実や、レコード会社をCAPITOL傘下に移籍したことから推測して、彼女らの勝負作であったと思われます。

しかし、まずアルバム・ジャケットを見て心が折れました。 ジャケットと言えば、まさにアルバムの顔なんですが、並んだ5人のメンバーは何とも‥。 もうちょっと修正とが出来ないのか、それとも、修正してこのレベルなのか? まあ、ルックスという色眼鏡だけで見てはいけない事も十分わかってます。肝心なのは音なんです、うん! しかし、しかし‥。

正直言って、サウンドも掴みどころがないのが率直な感想です。雰囲気としてはVIXEN に楽曲の雰囲気は似ており、レスリー・ナウアーのハスキーなヴォーカルが印象的なんですか。

そして気づいたんですが、あのブルース・スプリングスティーンの80年発表作品 「THE RIVER」 収録の " TWO HEART " をカヴァーしているじゃありませんか! カヴァーのセンスは良いのですが、内容は凡夫なアレンジで、う〜ん。

すみません、あまりレビューになってないですね。割とJなんかはソリッドで好きなんですが。まあ、アルバム整理中に持っていると気づく程度のアルバムですので御勘弁を、合掌・・。


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PRECIOUS METAL / PRECIOUS METAL (1990)

@Mr. Big Stuff
ATrouble
BTwo Heart
CThrilling Life
DForever Tonight
EReckless
FEazler than You Think
GNasty Habits
HDownhill Dreamer
IIn the Mood
JHowl at the Moon
KChasing Rainbow *

* bonus track


歴史的インパクト  個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン  レア度 国内未発売
イチ押しポイント ガールズ・メタルも色々あります‥。


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posted by ハムバッカー at 13:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月11日

なんで腕相撲なの‥。 HUSTLER

「なんじゃ、このダサダサのジャケットは!」 本作の第一印象はこんな感じでした。時代を感じさせるベルボトムのジーンズを履く人々で溢れるロンドンの道端で何故か腕相撲をする姿、なんで腕相撲なの‥。

イマイチの作品はアルバム・ジャケットの見た目も最悪という定説を覆すこのHUSTLER の1st は74年の発表で、マイケル・シェンカーが加入したばかりのUFO、ツイン・リード体制になりUKフォノグラム傘下のヴァーティゴと契約したTHIN LIZZY、名作である2nd. を発表したばかりのQUEEN など 、それぞれの個性や毛色が全く違うバンドらとイギリスでしのぎを削っていました。

HUSTLER は74年にレーベルと契約し、同8月にアルバムを発表。同時に8月に行われていた英国ロックの風物詩、レディング・フェスティバルに初出演と、新人ながら幸先の良いスタートを切ったのです。

泥臭いブギー調のサウンドの上にギターとオルガンによるクラシカルな味付けを。そしてプログレッシヴのエッセンスを注入した展開は斬新で、個性が服を着て歩いていると言われた70年代の英国のバンドの1つと言えるでしょう。

緊迫感溢れるイントロから始まるほぼインストのAは、ギターとオルガンのクラシカルなユニゾン・プレイがカッコよく、中間部の構築されたオルガン・ソロも実にメロディアス。DEEP PURPLE やURIAH HEEP らが好きな方なら、どストライクですよ。

DはFACES ばりのアーシーなR&R。同じアルバム内に両極端のサウンドが同居しているのは、なんとも面白い。

Gは退廃的なバラードで、スティーヴ・ハイネスの絞り出す様なヴォーカルが哀愁を誘います。後半は転調してスリリングなシャッフル・ビートで疾走。三連のオルガン・ソロが印象的だ。

Hはバント名と同名曲で、ライヴでもラストを飾っていた代表曲。武骨なシャウトが迫力満点で、力強く唄われるサビの相の手となるコーラスが何とも悩ましい。こういった男らしい歌声で、悲しいメロディをなぞる唄法はとても私好みです。静寂を挟んで中間部のオルガン・ソロからさらにストリングスが被さってくる展開はドラマティックで、ラストまで曲をガツンと盛り上げていきます。

全曲名曲揃いとは言えませんが、AとHの充実度が他にもっと波及していたら本作は名盤の称号を与えられたんじゃないかと思います。この2曲を聴くだけでも、アルバムを買う価値はありますよ。

彼らは結局もう1枚アルバムを発表した後に解散しますが、70年代のB級バンドはHUSTLER のような個性的なバンドがウヨウヨしていて、今でも私の聴欲を掻き立ててくれます。実にいいバンドだなー。



HUSTLER.jpg


HIGH STREET / HUSTLER (1974)

@Just Leave a Good Man
APiranhas
BLet the Wind Slow
CUptight Tonight
DGet Outa 'Ouse
EJack the Lad
FMidnight Seducer
GMiranda
HThe Hustler


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン  レア度 ★★
イチ押しポイント ブギとクラシカルの融合は斬新だ


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posted by ハムバッカー at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月12日

追悼 KEITH EMERSON

元EMERSON、 LAKE & PALMER のキース・エマーソンが3月10日に、LAサンタモニカの自宅で亡くなりました。享年71歳。

世界に先駆けてモーグ・シンセサイザーを初めて使用した鍵盤の先駆者であり、鍵盤にナイフを突き刺し、オルガンを倒して破壊。さらに空中でグランド・ピアノを回転させるなどの狂気のパフォーマンスは、まさに時代を突き抜けた存在であったと思います。

ロックだけでなくジャズ、クラシックにも精通し、ムソングルスキーの ” Pictures at an Exhibition” をはじめ、ロックとの融合を試みる実験的かつ革命的なプレイは、後のアーティスト達に多大なる影響を与えました。

近年は右手の麻痺から思うようなプレイが出来ずに鬱状態が続いていたらしく、拳銃で自分の頭を打ち抜いた自殺だとの報道が ‥。

4月にはキース・エマーソン・バンドとしての来日が決定していたのですが、残念です。 R.I.P.


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2016年02月22日

「産業ロック」 という悪しき言葉に抹殺されてしまうのは FOREIGNER

「FOREIGNER って、産業ロックのバンドでしょ?」 No No ! それは彼らを偏った側面でしか見ていない人の意見であり、こういった人が多くて実に嘆かわしい。

バンドの誕生は、元SPOOKY TOOTH のギタリストであるミック・ジョーンズと、KING CRIMSON のオリジナルメンバーでもあるイアン・マクドナルドがアメリカで出会い意気投合。

そしてオーディションの上、ルー・グラム、、デニス・エリオット、アル・グリーンウッド、エド・ガリアルディらを迎え入れ、FOREIGNER が結成されました。

英国人・米国人3名ずつの混合バンドという異色の構成であると同時に、そのサウンドはどんなものになるのか? と思わせますが、発表された作品はハード・ロック、プログレ、そしてポップなメロディが入り混じった、コンパクトながら緻密なサウンドとなったのです。

ABが本作のハイライトであり、タイトル通りひんやりと冷たい雰囲気のAは、イントロから導入されるピアノが格調高さを醸し出しており、それに呼応するルー・グラムの伸びやかで張りのあるヴォーカルもソウルフル。中間部のミックのギター・ソロもコンパクトながら最高にメロディアスだ。

BはFOREIGNER の全楽曲中でもかなり異質な部類に入る物哀しくも退廃的なバラードで、味わい深い (!?) ミックのヴォーカルに美しいコーラス・ワークとスペイシーな味付けが絶妙。共作者のアル・グリーンウッドの持ち味が遺憾なく発揮されてます。

その他に、全米第4位に輝いたアルバム・トップの@、ハードさとエレクトロニカルが両立されたE(全米第20位)のヒット・シングルに、ミックのハードなギター・サウンドにプログレッシヴな要素が巧みに作用しているG、スリリングなイントロの運びから、ルーのヴォーカルの巧さに思わず唸らされるIなど、捨て曲がまったくありません。

本アルバムは全米第4位を獲得。その後FOREIGNER は、トップ・バンドとしての道を燦然と駆け上がっていくのです。

ポップさだけを売りとするハード・ロック・バンドとは趣きを異とした変幻自在のサウンド、実力に裏打ちされたメンバーの集合体による素晴らしい楽曲が、 「産業ロック」 という悪しき言葉に抹殺されてしまうのは、いささか不本意であります。聴かないのは実にもったいないぞー!



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FOREIGNER / FOREIGNER (1977)

@Feel Like the First Time
ACold As Ice
BStarrider
CHeadknocker
DThe Damage is Done
ELong,Long Way from Home
FWoman Oh Woman
GAt War with the World
HFool for You Anyway
II Need You


歴史的インパクト ★★★ 個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★
イチ押しポイント 実にインテリジェンス!


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posted by ハムバッカー at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月24日

追悼 JIMMY BAIN

RAINBOW、WILD HORSES、DIO などで活躍したベーシスト、ジミー・ベインが1月24日に亡くなりました。享年68歳。

バンドのボトムを支えるストレートかつソリッドなベース・プレイに端正なルックス、そして歯に衣着せぬ数々の発言は実に痛快で、個人的には大好きなベーシストでした。

亡くなった原因等、詳細は今の所分からないのですが、最新のバンドLAST IN LINE のPV を見た時に、随分痩せたなと感じたんですが。

アルコールやドラックから見事に立ち直って、まだまだ元気に活動して行けると思ったのに残念です。

偉大なベーシストがここ1か月で続けてこの世から去り、とても悲しいです。R.I.P.


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