2017年05月05日

ヒゲを生やしたその顔がちょっと気持ち悪い TREASURE

64年にニューヨークで結成され 「People Got to be Free」「Groovin'」 など多くの楽曲をビルボード・チャートのNo.1に送り出したTHE RASCALS は、白人による黒人音楽を継承するブルー・アイド・ソウルを基盤としたバンドです。

中心人物であったヴォーカリスト、フェリックス・キャバリエはTHE RASCALS 解散後にソロ・アルバムを発表。そして77年に本バンドTREASURE を結成します。

まあ、ここまで書くとHR/HM にはあまり関係無いんじゃない? と思うのですが、このバンドにギタリストとして参加しているのが、その後KISS 〜 VINNIE VINCENT INVASION を結成するヴィニー・ヴィンセントなのです。

ヴィニーといえば、KISS 加入後にその卓越したソング・ライティングで低迷していたバンドを浮上させ、またフラッシーなギター・スタイルは当時のLAメタルのシーンに負けないテクニックを持ち、KISS を同じ土俵で共存させる力を授与しました。

そのヴィニーのキャリアの振り出しとなった本バンドの加入の経緯は詳しくわかりませんが、きっとニューヨーク近辺の人脈から選ばれたのでしょう。この頃は本名のヴィニー・クサノを名乗っており、裏ジャケの写真を見るとヒゲを生やしたその顔がちょっと気持ち悪い。(笑)

アルバムは全編AORっぽいポップなサウンドで占められていて、その中でヴィニーのギター・プレイもメロディアスなソロを弾いてます。さすがにKISS、VVI の頃みたいに狂ったようなマシンガン・ピッキングでは弾けずとても控えめですが、@のソロのフィードバックを聴くと一瞬、ヴィニーらしさを垣間見ることが出来ますよ。

またAやFも彼の単独ペンで書かれた曲で、アレンジによっては十分ハード・ロックに変えられるナイスな曲であり、ソングライティングのセンスを感じさせます。

結論本作はフェリックスのキャリにおいてもさほど影響の無い作品であり、ヴィニー自身もその後フィリックスのソロ作品でギターをプレイするもパッとせず、KISS に加入するまでの82年までは成功を夢見て安アパートの床に直接寝るような生活を送るのですが、彼の黎明期を知ることが出来る貴重な作品であることは間違いありません。

我の強さからバンドを崩壊させてきたヴィニーは一体今何をしているのでしょうか? 才能あるミュージシャンなので彼の復活をぜひ、期待したいのですが。


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TREASURE/TREASURE (1977)

@I Wanna Love You
AInnocent Eyes
BLove Me Tonight
CJubilation
DWhen the Sun Shines
EMy Lady Once Told Me
FTurn Yourself Around
GThink It's Love
HTreasure


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★★
イチ押しポイント KISS ファンだけでなくメロハー好きの方も是非聴いてくれぃ


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posted by ハムバッカー at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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