2015年08月11日

ファストな曲ではイングウェイ風、スローな曲ではリッチー風 RATA BLANCA

世界中で愛されているHR//HM の勢力を大まかに分布すると、アメリカ・イギリスが第1世界にあたり、ドイツ・北欧あたりが第2世界となるでしょう。そして、それ以外の国々が第3世界となるわけですが、この第3世界の特徴として、英語ではなく各国の母国語を使用するという傾向が見られます。

その中でも特にスペイン語は強烈で、スペイン出身のBARON ROJO、MEDINA ASAHARA など、巻き舌バリバリで歌い上げるスタイルは好き嫌いの分かれるところです。

今回紹介するRATA BLANCA は南米アルゼンチンのバンドで、もちろんヴォーカルは母国語のスペイン語で歌ってます。しかし彼らの場合、思いのほかスペイン語というイメージが希薄で、多国語はダメという方も意外とすんなりと入ることが出来ますよ。

RATA BLANCA はアルゼンチンのリッチー・ブラックモアことヴァルテル・ヒアルディーノを中心にバンドは結成。ちなみにバンド名は 「白ネズミ」 を意味するそうです。

88年に発表されたデビュー・アルバムは、ヴァルテルのイングウェイあたりを彷彿するギター・プレイ以外は特筆する箇所も少なく、曲のつまらなさや音質の悪さなどもあって、ちっとも好きにはなれませんでしたが、ヴォーカリストの交代、キーボード・プレイヤーが加入して制作された2作目 「MAGOS,ESPADAS Y ROSAS」 は見違える程の力作となりました。

@からいきなり様式美バリバリの疾走チェーンで幕を開けます。これまたイングウェイを彷彿するソロ・ワーク、起伏のあるメロディ・ラインは絶妙。様式美好きには、まさに美味しい展開だ。

一転してメロウなAは、ギター・ソロがもろリッチー・ブラックモア! クイクイとタメの効いたソロ・ワークが印象的。新ヴォーカリスト、アドリアン・バリラーリのしっとりと歌い上げる感じも哀愁たっぷり。

このギタリスト、ファストな曲ではイングウェイ風、スローな曲ではリッチー風とプレイ・スタイルを振り分けており、寝ても覚めても様式美が好きだという事がよーく分かります。

Cでは様式美のお約束ともいえる、ギターとキーボードの掛け合いが中間部で炸裂。1st. では見られなかったこういった展開は、キーボード加入によって非常にバンドにプラスの方向へ作用してますね。

大仰なイントロダクションが迫力のDは、RAINBOW の 「Eyes of Fire」 そっくりで、思わず笑ってしまいます。でも重厚でイイ曲ですよ。目をつぶってギター・ソロを聴いていると、まるで前半はリッチーが弾いているような泣きっぷり、後半はイングウェイのごとく弾き倒し。(笑)

FGHは3曲続けてインスト。それぞれの曲に、ヴァルテルのギタリストとしての魅力が詰まってます。

アルゼンチンという異国の地でもこれほどの実力があり、(自国ではなんとプラチナ・ディスクを獲得) ワールド・ワイドへ飛び出す可能性を秘めたバンドがあるなんて驚きです。世界は広いね。日本語で歌われるジャパメタより数段レベルの高い彼らは一聴の価値ありです。様式美が大好物の方は選り好みの気持ちを捨てて、ぜひ聴いて見て下さい。シビレるぜ!



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MAGOS, ESPADAS Y ROSAS / RATA BLANCA (1990)

@La Leyends Del Hada y El Mago
AMujer Amante
BEl Beso De La Bruja
CHaz Tu Jugada
DEl Camino Del Sol
EDias Duros
FPorque Es Tan Dificil Amar
GPreiudio Obsesvo *
HOtono Medieval *

* CD bonus track


歴史的インパクト ★★ 個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン  レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 様式美大好きは、どこの国も共通だ!


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posted by ハムバッカー at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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