2014年12月21日

1984年 My年間アルバム・ベスト10 Part1

今年もあと僅かとなりました。毎年恒例の30年前にタイムスリップ! 1994年アルバム・ベスト10を発表します。


その前に、1994年はどんな年だったのでしょうか?

ロサンゼルス大地震が発生、死者61人、負傷者9200人
イタリアのF1 「サンマリノGP」 ファイナルでアイルトン・セナが事故死
日本人初の女性宇宙飛行士・向井千秋さん宇宙へ
オウム真理教によって松本サリン事件発生
自民・社会・さきがけの連立により、村山富市 首相内閣が始まる
関西国際空港が開港
大江健三郎がノーベル文学賞を受賞
ネッシーの有力な証拠とされてきた写真がトリック写真だったとイギリスの新聞が報道
大関貴ノ花が第65代横綱に昇進
SONYが家庭用ゲーム機 「プレイステーション」 を発売
オリックスの鈴木一朗が 「イチロー」 、佐藤和弘が 「パンチ」 で選手登録


個人的にネッシー写真のねつ造にはショックを受けました。プレステもこの年に発売だったんですね。


以下、ベスト10圏外は

JBISCAYA / BISCAYA
KVIOLENCE AND FORCE / EXCITER
KTOO TOUGE TOO DIE / RAMONES
MTHE YELLOW AND BLACK ATTACK / STRYPER
NLOVE AT FIRST STING / SCORPIONS
OFIRE IN THE BRAIN / OZ
PPOWER GAME / JUGUAR
QPOWERSLAVE / IRON MAIDEN
R1984 / VAN HALEN
SWING OF TOMORROW / EUROPE
㉑FISTFUL OF METAL / ANTHRAX
㉒BREAKING THE SPELL / SPELLBOUND
㉓STORMBRINGER / STORMBRINGER
㉔TAKE BY STORM / BRONZ
㉕DON' T BREAK THE DEATH / MERCYFUL FATE
㉖WAR AND PAIN / VOIVOD
㉗HOT TONIGHT / LIONHEART
㉘RED, HOT AND HEAVY / PRETTY MAIDS
㉙DEFENDERS OF THE FAITH / JUDAS PRIEST
㉚W.A.S.P. / W.A.S.P.


では、ベスト10の発表です。ジャン!



⚡第10位⚡


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HONUOR & BLOOD / TANK

@The War Drags Ever on
AWhen All Hell Freezes Over
BHonour and Blood
CChain of Fools
DW.M.L.A.
EToo Tired to Wait for Love
FKill
GThe Man Who Never Was


NWOBHM が一段落した84年に、英国のとどめの一撃と表現するに相応しいTANK の新作が発表されました。

初期のTANK は小型MOTORHEAD と形容された、ガチャガチャとしたパンキッシュで何とも安っぽいサウンドだったのですが、従来の疾走感だけではなく、ブリティッシュ・ロックの威厳というものを引っ提げた重厚な作品をぶつけてきました。

嵐の前を予感させる壮大なインストから雪崩込む@はまさに激烈で、アルジーの哀愁の帯びたヴォーカル・メロディにグサリとヤラれちゃいました。良いアルバムとは必ず1曲目が必殺必中なんですよ。

BやCにも共通するんですが、曲の重厚感と哀愁のメロディの絶妙なブレンドが彼ら唯一無比の個性となり、小型MOTORHEAD という殻を打ち破る事となったのです。ツイン・リード形態になったのも吉と出ており、音の厚みと幅が従来より広がったのも強みでしょう。

とても素晴らしい作品なんですが、もし本作がもう2〜3年ぐらい早く発表されていたら、彼らもIRON MAIDEN やSAXON らと肩を並べるだけのバンドと見なされていた可能性があったかもしれません。もしかしたら!







⚡第9位⚡


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FIRE BREAKS THE DAWN / PROUD

@Star Fighter
AEchoes from the Past
BUnited World
CNo Losers
DFire Breaks the Dawn
EDark Lady Forest
FCrucified
GStar of the Masquerade


初期北欧メタルの層の厚さを、まざまざと見せつけられた作品です。

スウェーデンのEMIというメジャーから発表されたにもかかわらず、本作はなんとアマチュア・バンドのデモテ-プ並みの音質です。ただそれを凌駕する素晴らしい楽曲がアルバムには詰まってます。

多くの北欧メタルに共通する哀愁を帯びたメロディが、薄暗い雰囲気の楽曲の中でくっきりと浮かび上がって、個性的かつクオリティの高い作品として昇華してるのです。

@なんかのメロディ・ラインだけを抽出すると、ムード歌謡 (?) となんら変わらないのが可笑しいですね。

この作品が発表されたのは北欧を含むヨーロッパ諸国と日本ぐらいで、非常にレアだったんです。日本人の琴線をくすぐるリリカルなメロディ、美しいツイン・リード、初CD化が日本だという事実もなんとなく頷けます。

1作だけではかなく消えて行ったPROUD の存在自体が、本作の神秘的な雰囲気に拍車をかけているのかもしれません。






⚡第8位⚡


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RISING FORCE / YNGWIE MALMSTEEN

@Black Star
AFar Beyond the Sun
BNow Your Ship are Burned
CEvil Eye
DIcarus' Dream Suite Opus 4
EAs Above, So Below
FLittle Savage
GFarewell


まあ、歴史を変える作品というのは、今聴いても素晴らしさが色褪せることは決してありません。

ALCATRAZZ 脱退時に 「俺はこのバンドで、弾きたいギター・プレイの10分の1も表現していない。」 と強気なイングウェイの発言を聞いて 「またまた」 と思ったのですが、これを聴いて思わずギャフンと言わされました。

彼のプレイには今まで聴いたこともない速さとクラシカルなメロディが満載で、ほぼインスト・アルバムの内容でも十分最後まで聴かせちゃいます。個人的にインスト・アルバムはそれほど好きではないんですが、本作はラストまで 「おおっ!」 と興奮させられます。また、2曲の歌入りの曲がまたいいアクセントとなってるんですよ。

当時日本でも 「協調性が無い」 「早弾きの垂れ流しだ」 など多くのバッシングがあったのも事実です。しかし、長い年月を経て生き残っているのは誰? という事実を踏まえると、何が本物であるかはおのずと見えてくるはずです。

この頃のイングウェイは良かったなーと、遠い目で見てしまうのは私だけじゃないかもしれません。(笑)







⚡第7位⚡


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DIRTY FINGERS / GARY MOORE

@Hiroshima
ADirty Fingers
BBad News
CDon't Let Me Be Misunderstood
DRun to Your Mama
ENuclear Attack
FKidnapped
GReally Gonna Rock
HLonely Nights
IRest in Peace


この作品は81年に制作されたのである意味反則かもしれませんが、この素晴らしい内容にもかかわらず所属のJet Records はクレームをつけた挙句、アルバムをお蔵入りさせたのです。

G-FORCE 時代からゲイリーとJet の関係は険悪だったので、その伏線がきっとあったのでしょう。

そして84年に日本のみで発表されたため、当時ゲイリー・ムーアの大ファンであったEUROPE のジョン・ノーラムが日本の某音楽評論家に、アルバムをスウェーデンへ送ってくれと懇願したとの話を聞いた事があります。

ゲイリーを筆頭に、ジミー・ベイン、トミー・アルドリッジ、チャーリー・ハーンという強力なラインナップの演奏はスリリングで、原爆投下を歌った@のマシンガン・ピッキングや正にゲイリー節と呼べるE、泣きまくるIなど、正統派としての王道サウンドは聴いていて爽快です。

何故、こんなナイスなアルバムのマスター・テープを眠らせたのか? レコード会社の意向がさっぱり分かりませんが、NWOBHM の嵐が吹き荒れる81年に本作が発表されてれば正に名盤の称号を手に入れ、このメンツのままスーパー・バンドとして活動し続けたんじゃないでしょうか。運命とは皮肉なものです。

また、エディ・ヴァン・ヘイレンの傍らにデイヴ・リー・ロスが居たように、ゲイリー・ムーアにあと必要だったのは、看板となる強力なヴォーカリストでした。それが見つかれば、彼に対する世間の認知度はもっと上がっていたと思います。







⚡第6位⚡


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ANIMALIZE / KISS

@I've Had Enough (Into the Fire)
AHeavens on Fire
BBurn Bitch Burn
CGet All You Can Take
DLonely is the Hunter
EUnder the Gun
FThrills in the Night
GWhile the City Sleeps
HMurder in High-Heels


LAメタルの追い風を受けて素顔のKISS は完全復活、ノーメイク時代のアルバムの中では一番の売り上げを記録しました。

シーンの時流に乗ったサウンド、そして技術至上主義に根差したテクニカルなギタリストのマーク・セント・ジョンを加入させてハード&ポップなサウンドを叩きつけるあたりは, 「本物は俺達だぞ!」 と元祖としての強烈な主張が見え隠れしてます。スリリングなスピード感を持つ@E、シングル・ヒットしたキャッチャーなAなどが顕著ですね。

この時期、映画や新人バンドのプロデュースやらで課外活動に勤しむジーン・シモンズを横目に、プロデュースも行ったポール・スタンレーの奮闘ぶりが目立ちます。ただ、自分勝手なジーンの行動に対してポールは不快感を示しており、KISS という金看板を守らなければという使命感との狭間に悩んでいたという逸話があります。

まあ、この時期の華やかなバンドが多い現状を踏まえると、ポール主導のアルバムの方が正解だったでしょう。

ちなみに、DとHでは、その後正式メンバーとなるブルース・キューリックが影武者でギターをプレイしています。また、いくつかのトラックのベース・パートはポールあるいはマークが弾いていてらしいです。

素顔になっても、彼らの凄さに代わり映えはありません。変わったのはジーン・シモンズの存在感だけ?(笑)








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5位〜1位は、Part2に続く👊



posted by ハムバッカー at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 年間ベストアルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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