2014年02月16日

男臭い哀愁ってのはイイよね、凄く TANK

80年に結成されたTANK は、MOTORHEAD のマネージャー、ダグラス・スミスとマネージャー契約を結び、エディ・クラークのプロデュースで作品を発表した事実もあってか、当時は小型MOTORHEAD と呼ばれていました。

確かにデビュー時の音楽性は、MOTORHEAD に通じるパンクのフィルターを通過したような荒々しいロックン・ロールであり、同じくトリオ編成であったこともその理由の一つだと思います。

しかし、オリジナル・メンバーのブラブス兄弟の脱退を受けて、ツイン・リード編成になった時点から、彼らは驚くべき変貌を遂げました。

83年に発表された4作目 「Honour & Blood」 は、彼らの最高傑作と呼び声の高い作品と同時に、NWOBHM 末期に生まれたブリティッシュ史上燦然と輝く、名盤中の名盤です。

「何かが起こるぞ」 と予感させる緊張感を漂わせたシンセサイザーのSEから雪崩込む@はTANK の楽曲の中でも1・2を争う名曲で、土ぼこりをたてて狂おしく疾走するサウンドに、アルジーのドスを利かせながらも所々に哀愁を帯びたメロディアスなヴォーカルは絶品! 後半のドラマティックなギター・プレイも心に染みるぜ。

サビのメロディがイントロから始まるアルバム・タイトル・トラックのBも、アルジーの悲哀のこもった男臭いヴォーカルが良く似合う可曲。一瞬のブレイクから始まるギター・ソロに 「ハッ!」 とさせられます。

ミック・タッカー&クリフ・エヴァンスのギターはオーソドックスながらも英国に根差した湿り気のあるサウンドが最高です。ブリティッシュだよね〜。

Cはなんと、アメリカを代表するクイーン・オブ・ソウル、アレサ・フランクリンが1967年に発表した全米No.1ヒット曲のカヴァー。こういった対極に位置する曲の、メタルのアレンジも面白いなー。名曲というのはどんなアレンジにしても名曲には変わりはないのだ。

センシティヴなエレピアノのイントロが美しく、キャッチャーなサビを思わず口ずさんでしまうEや、8分近い長尺物で、まさにパワー・メタルと呼べるFなんかも素晴らしい。

本作を引っ提げてTANK は飛ぶ鳥を落とす勢いのMETALLICA と共にヨーロッパ・ツアーを敢行。彼らの前途は揚々だと思われた矢先に所属レコード会社Bronzeが運悪く倒産。さらにNWOBHMの終焉もさらに追い打ちをかけ、TANK は次第にシーンの闇へ消えていきます。

しかし本作はそんな事実をモノともしない、色褪せる事のない素晴らしいアルバムだ。男臭い哀愁ってのはイイよね、凄く。



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HONOUR & BLOOD / TANK (1984)

@The War Drags Ever On
AWhen All Hell Freezes Over
BHonour and Blood
CChain of Fools
DW.M.L.A.
EToo Tired to Wait for Love
FKill
GThe Man Who Never Was


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 私は哀愁に弱いのだ!


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posted by ハムバッカー at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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