2010年04月15日

B級メタルの美学 FIST

80年にイギリス全土からマグマのように吹き上げたNWOBHM のムーヴメントはマイナー、メジャー・レーベルを巻き込んで嵐のような旋風を巻き起こします。

僅かながらそのムーヴメントの一端を担ったFIST も、B級メタルの美学や哲学を携えたバンドでした。

皆個性的でしたが、実際は一握りのバンドを除いて日の目を見なかったバンドがほとんどで、彼らの出身地の近郊を表すニュー・キャッスルからもVENOM、TYGERS OF PAN TANG、BLITZKRIEG、AVENGER、PARAIAH (いくつ知ってる?) らの愛すべきB級メタル・バンドらがザクザクと登場します。

マイナー・メタルの宝庫、Neat Records より80年にシングルを1枚発表しただけでなんとメジャーのMCA と契約、1st. 「Turn the Hell on」 を発表、 「これがNWOBHM の基本だよ」 と説明出来るお手本の様な音の作品 (笑) でしたが、いかんせん地味な内容のため、アッという間に契約を切られてしまいました。

まあ、当時の青田買い的なレコード会社の契約を象徴する事実ですが。

ギター1人とドラマーを残して大幅なメンバー・チェンジを断行、古巣のNeat に戻った82年に本作「Back with a Vengeance」を発表しますが、これがまた愛すべきB級メタルなんですよ。嬉しくなるじゃあ〜りませんか!

Neat のホーム・スタジオにてハウス・プロデューサーを起用、16チャンネルの機材で録音された音はチ−プですが、つんのめるように突進する@や、ツイン・リードのお手本ですよ!とも呼べるA、ブルージーかつクールななCや、最高にカッコいいリフが炸裂するGなど、イギリスにしか生み出す事の出来ない激しくもウエットで何処か叙情的な、私好みのサウンドが満載で思わずニンマリ。

まあ、売れる事なんか何処吹く風だったんでしょうね。彼らも含めて殆どのバンドが。

一つのスタイルが流行ると皆そのサウンドに跳び付いてしまうアメリカのバンドとは大違いです。その頑固さが愛すべきブリティッシュ・サウンドなんですよ、うんうん。



FIST%20BACK.jpg


BACK WITH A VENGEANCE / FIST (1982)

@Turn the Hell on
AS.S. Giro
BToo Hot
CLost and Found
DThe Feeling's Right
EDog Soldier
FAll I Can Do
GDevil Rise
HGoing Wild Tonight


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン  レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 NWOBHM万歳!のサウンドです


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posted by ハムバッカー at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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