2016年12月24日

1986年 My年間ベスト・アルバム10 Part1

つい先日、年間ベスト10を作ったと思うんですが、もう1年が過ぎてしましました。(汗) 毎年恒例の30年前にタイム・スリップ! 1986年アルバム・べスト10を発表します。


その前に、1986年はどんな年だったんでしょうか?

アメリカのスペースシャトル「チャレンジャー」が打ち上げ72秒後に爆発、来月7人全員が死亡
アイドル歌手・岡田有希子飛び降り自殺、後追い自殺続発
ソ連・ウクライナでチェルノブイリ原子力発電所事故
英皇太子夫妻来日(ダイアナ・フィーバー)。
ファミコンソフト「ドラゴンクエスト」発売
富士写真フイルム(現・富士フイルム)が使い捨てカメラ「写ルンです」を発売
社会党委員長に土井たか子選出。初の女性党首誕生
伊豆大島三原山大噴火、21日全島民約一万人に避難命令
ビートたけしとその軍団、講談社フライデー編集部に殴り込
マイク・タイソン、最年少のヘビー級王座に


1986年は何故か暗いニュースが多かったような気がします。HR/HM はアメリカで旋風を巻き起こした年なんですけどね。


以下、ベスト10圏外は

JTHE DOCTOR / CHEAP TRICK
KFATAL PORTRAIT / KING DIAMOND
LRULER OF THE WASTELAND / CHASTAIN
MSLEPPREY WHEN WET / BON JOVI
NNIGT SONGS / CINDERELLA
OEAT''EM AND SMILE / DAVID LEE ROTH
PASYLUM / KISS
QTHE CURE / OMEN
RLEATHERWOLF / LEATHERWOLF
STURBO / JUDAS PRIEST


では、ベスト10の発表です。ジャン!


第10位


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TO HELL WITH THE DEVIL / STRYPER

@Abyss (To Hell with the Devil)
ATo Hell with the Devil
BCalling on You
CFree
DHonesty
EThe Way
FSing=Alone song
GHolding on
HRockin' the World
IAll of Me
JMore than a Man


元祖クリスチャン・メタル。バンドのコンセプト、歌詞などいろいろ異議を唱える方も大勢いると思います。ライヴ中に聖書を客席に投げるなんて、実に笑えるパフォーマンスですし。

しかし、純粋に彼らのサウンドだけを捉えると、美しいコーラスに流麗なツインリードは素晴らしく、そして何よりマイケル・スウィートのヴォーカルは名前の通りスウィートな響きと、ハードに歌い上げる両方の側面を持っていること自体が凄い。

タイトル・トラックのエンディングでのシャウトはまさに圧巻、ヴォイス・オブ・ロックであるグレン・ヒューズを彷彿させる声量だ。

ただ、ドラムのスネアの音だけは、なんとかして欲しかった。不思議な事に、後続のクリスチャン・メタルのバンドのドラム・サウンドは皆、STRYPER と同じなのは何故なんだ?

アメリカらしく大勢のクリスチャン (キリスト教) らを味方に付け、彼らはグングンと国内のセールスを伸ばしてきました。なんと、ゴスペル・チャートにもチャート・インしたとの逸話も。

日本でも、仏教メタルなんて出てくれば面白いのにと、当時本気で思ってました。 (笑)







第9位


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THE FINAL FRONTIER / KEEL

@The Final Frontier
ARock and Roll Animal
BBecause the Night
CHere today, Gone Tomorrow
DArm and a Leg
ERaise on Rock
FJust Another Girl
GTears of Fire
HNightfall
INo Pain No Gain


LAメタルの嵐が吹き荒れる中、KISS のジーン・シモンズのプロデュースを2作連続で受けるという離れ業をやってのけた事実は、成功を目指すバンドへの強力な追い風となりました。ただ、彼らは最終的にそれ程ブレイクしませんでしたが。(笑)

全編がヘヴィで重厚だった前作と比較すると、本作はメロディアスな側面をグーンと強調したLAメタル的な作品となりました。

驚いたのは、ニューヨーク・パンクの女王、パティ・スミスの "Because the Night " のカヴァー。この曲のアレンジのセンスは絶妙で、ロン・キールの歌もずいぶん巧くなったなーと思ったものです。

ただ、多くのゲストを招いた作風は一見豪華に見えますが、作品としての焦点が少しぼやけてしまったような気がします。バンドのメンバーだけでもっと重低音を生かしたサウンドを追求すればよかったのに。

もっと売れても良かったなと思えるバンドでした、その後何度かの再結成を繰り返しましたが、発表された作品はこの当時の作品を超える事は出来ませんでしたが。







第8位


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QUEEN OF SIAM / HOLY MOSES

@Necropolis
ADon't Mess Around with the Bitch
BDevils Dancer
CQueen of Siam
DRoadcrew
EWalpurgisnight
FBursting Rest
GDear Little Friend
HTorches of Hire


次作からウリ・カッシュ (HELLOWEEN) が加入し、恐ろしいほどのスピードを擁するスラッシュ・メタルへ変貌していくのですが、個人的には本デビュー作のパワー・メタル然としたサウンドが好きでした。

重低音が効いたサウンドにザクザクと刻まれるギター・リフ。ドイツ産ではありますが、あの独特のジャーマン臭さとはあまり感じられません。むしろブリティッシュ寄りのゴリバリなサウンドなのです。

サビーナ・クラッセンのヴォーカルは強烈な咆哮でアルバム全編で叫びまくってます。 「ほんとに女性?」 と何度思ったことか。しかも、なかなかキュートなルックスで、そのアンバランスさがたまりません。

ARCH ENEMY のアンジェラ・ゴソウも、彼女に強く影響を受けたと言ってましたし、ハードな女性ヴォーカルのパイオニアとして現在も崇拝されているんじゃないでしょうか。

もちろん現在も活動中、サビーナも相変わらずデス・ヴォイスで吠えまくってますよ。







第7位


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THRASHER / THRASHER

@Hot and Heavy
ARide the Viper
BWidomaker
CBlack Lace and Leather
DShe Likes It Rough
ESlipping Away
FBurnning at the Speed of Light
GBad Boys
HNever Say Die


THE RODS のカール・ケネディを中心に、NY 界隈出身のミュージシャンが集結したプロジェクト・アルバム。

ビリー・シ−ン (TALAS/DLR/MR.BIG) ダン・ピーラー (EXCITER) ブラッド・シンケル (TKO) レット・フォスター (RIOT) ダン・スピッツ (ANTHRAX) ジャック・スター (VIRGIN STEEL) マリアン (BLACKLACE) など、マイナーながらも実力者を持った強者の出す音はザクザクとした硬質のサウンドで、アングラ好きの私にはどストライクです。

その中で一番知名度が低いと思われる (笑) SHAKIN' STREET のギタリスト、アンディ " DICK " マクドナルドのギターが絶品。当時まだマイナーな存在であったビリー・シーンのベースとのバトルが超スリリングで、ヘッドホンで聴くと左右に振り分けられたギターとベースの掛け合いは脳天を直撃します。

ダン・ピーラーやレット・フォスターなど、通好みのヴォーカルを聴けるのも嬉しいね。

アルバム・タイトルは 「THRASHER」 ですが、全編良質のパワーメタルを堪能出来ますよ、そんじょそこらのB級スラッシュより、破壊力満点だぞ。







第6位


cities.jpg


ANNIHILATION ABSOLUTE / CITIES

@Stop the Race
AFight for Your Life
BBurn Forever
CNot Alone in the Dark
DCruel Sea
EIn the Still of the Night
FInnocent victim
GShades of Black
HDeceiver


TWISTED SISTER の成功に寄りかかることなく、脱退を決意してCITIES に加入したA.J ペーロのプロデュースの元、実にハード&ヘヴィなサウンドを叩きつけてきました。TS のメンバーだったの? と思えない程のツーバスの連打、そしてザクザクとしたギター・サウンドに様式美的ソロには思わず悶絶。あのケバケバしいTS のイメージは微塵もありません。

本作の主役はギタリストのスティーヴ・ミロノヴィッチであることは明白で、イングウェイ並みに引き倒す速弾きはバリバリの様式美で、ダークなサウンドの上を滑らかに駆け抜けていきます。アルバム後半における長い長いギター・ソロは聴き応え十分だ。

CITIES をはじめ、TALAS、RODS、VIRGIN STEEL など、マイナーながらも東海岸のダークなサウンドは実にイイね。

なぜ彼らが1作のみで消えてしまったのかわかりません。86年という時代背景の元、表舞台に出るキャッチャーなサウンドではなかったから? しかし、売れなくても本当の名盤というのは時が過ぎても輝きを放ち続けるものです。








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5位〜1位は、Part2 に続く


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2016年12月08日

追悼 GREG LAKE

プログレッシヴ・ロック・シーンを代表するベーシスト&ヴォーカリスト、グレッグ・レイクが12月7日、癌のため亡くなりました。享年69歳。

THE GODS、KING CRIMSON、EMERSON, LAKE & PALMER、ASIA など多くのプログレッシヴ・バンドに在籍してシーンを牽引。丸顔のベビーフェイスと味わい深いヴォーカルが大好きでした。

GARY MOORE、COZY POWELL らHR系のミュージシャンらとも親交も深く (2人共、既に亡くなってるんだ‥。) まだまだ現役で頑張って欲しかったのですが。

近年は癌と闘いながら闘病生活を送っていたらしいのですが、残念です。きっとKEITH EMERSON やCOZY POWELL と天国でEMERSON, LAKE $ POWELL を再結成するでしょう。R.I.P.


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posted by ハムバッカー at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | RIP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする