2014年11月23日

自らの未来のサウンドを「ダンス・メタル」と名乗って JAGUAR

79年というNWOBHM 黎明期に結成されたバンドJAGUAR は、メロディ・メイカー誌主催のコンテストで第4位に入賞。それをきっかけにHeavy Metal Records と見事契約。発表したシングル盤 「Back Streeet Woman」 は、インディーズとしては異例の4千枚を売りさばきました。

その後のレーベルのサポートが得られないのを不服として、Neat Records へ電撃移籍。ヴォーカリストをポール・メイルにチェンジして、83年に初のフルレンス・アルバム 「POWER GAMES」 を発表します。

本作は若さに任せた気持ちいい位の疾走感に満ちており、ジョン・サイクスのような花形ギタリストはいませんが、TYGERS OF PAN TANG を彷彿させるリフ主体のスピーディかつ武骨なサウンドをアルバム全編にブチかましてます。

@のイントロから畳み掛けるようなリフの嵐! 前面に出ている迫力満点のドラムも手数が多くてノリノリです。ヴォーカリストのポールも決して上手くは無いのですが、歌い上げるタイプの非常に伸びのある聞き易い声質だ。湿り気を帯びて、何処か翳りのある歌メロは、個人的には大好物。(笑)

Aメロがアルペシオ主体のメロウな雰囲気で、サビに入ると一転ヘヴィなサウンドに変わるCは静と動のコントラストを絶妙に醸し出しており、アルバムの中でも良いアクセントとなってます。

IRON MAIDEN をちょっと彷彿させる劇的な展開のE、ミディアム・テンポでグイグイ押しながら、途中転調して疾走するGなど隠し味多数。ゴリゴリの疾走リフだらけでも、意外に考えてるなと思えるほどのバリエーションにはちょっと驚きだ。

Neat Records としては、非常に質の高い作品 (失礼!)を発表して評価を得た彼らは、オランダの大手インディーズであるRordrunner へとめでたくステップアップ移籍。その後の飛躍が期待されたのですが、何故かバンドは音楽性を変えるとの血迷った行為に走り、自らの未来のサウンドを「ダンス・メタル」と名乗って実に中途半端な方向性を模索したセカンド・アルバムを発表。当然セールス的にも振るわず、JAGUAR はシーンからあっという間に消えていくのでした。

このNWOBHM ムーブメントもIRON MAIDEN ら一部のバンド以外は、残念ながらメジャーにはお呼びでなかったのでしょう、きっと。でも、いいバンドでしたよ、JUGUAR は!


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POWER GAMES / JAGUAR (1983)

@Dutch Connection
AOut Of Luck
BThe Fox
CMaster Game
DNo Lies
ERun For Your Life
FPrisoner
GAin't No Fantasy 
HRawdeal
IColdheart
JAxe Crazy *
KWar Machine *

* BONUS TRACK


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン  レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 ひょっとしたら、NWOBHM の十指に入るアルバムかも!


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posted by ハムバッカー at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする