2013年10月16日

追悼 JAN KUEHNEMUND

88年に女性のみのハード・ロック・バンドとしてデビューしたVIXEN のギタリスト、ジャン・クエネムンドが10月10日、癌のために亡くなりました。享年51歳。

妖艶かつ美しいメンバーが揃った女性バンドとして人気を博し、その後にPHANTOM BLUE、PRECIOUS METAL など、後続のバンドらの橋渡し役となりました。

” Cryin’ ” ” Edge of a Broken Heart ” などの全米スマッシュ・ヒットを生み、この頃の女性バンドとしては唯一来日公演を果たした実力の持ち主です。

ポップかつキャッチャーな楽曲の中、ジャンの弾くハードなギターが曲にエッジを加えていたのがこのバンドの強みでもありました。

オリジナル・メンバーでの再結成も噂されていた矢先の、この悲しい出来事には何ともやりきれない気持ちです。まだ51歳の若さで‥。

御冥福をお祈り致します。 R.I.P.



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2013年10月01日

ジャパメタという悪しき言葉 SABER TIGER

以前にも書きましたが、日本のHEAVY METAL には以前からほとんど興味が無く、1981年にLOUDNESS がデビューした後にVOW WOW、EARTHSHAKER、44MAGNUM らが続々と登場した創世記も、日本のバンドはほとんど聴いていませんでした。

「日本人のくせに」 と言われるかもしれませんが、どうも日本語ってのはスピード感のあるHR/HM のメロディにはどうやっても乗せ難く、合わないと思うんですよ。合わせようとすると結局、歌謡メタルみたくなってしまうし。また " ジャパメタ " という悪しき言葉も、毛嫌いしていた理由の1つだったのかもしれません。

80年代中期には東京で生活していた私も、いっちょ前にバンド活動をしてました。当時は全出のLOUDNESS、VOW WOW、EZO (FLATBACKER) らが見事海外進出を果たし、国内に目を向ければインディーズ全盛期で、DEAD END、REACTION、X、OUTRAGE などが続々登場。友人に誘われて目黒鹿鳴館、神楽坂EXPLOSION 等、ジャパニーズ・メタルの聖地であるライヴハウスにも頻繁に行きましたが、個人的にピンときたことは、正直一度もありませんでした。

そんなある日、我がバンドのギタリストが何気なく貸してくれたカセット・テープ (古) を聴いた時、思わず 「おい、これは誰だ!」 と叫んだのを今でも覚えています。それは北海道出身のメタル・バンド、SABER TIGER の 「CRUSH & DUSH」 だったのです。

SABER TIGER は81年に北海道で結成され、(LOUNESS のデビューと同じ時期だ!) メンバ-・チェンジを繰り返して本作が発表された時期はバンドはトリオ編成でした。

木下昭仁のクラシカルなギター・プレイと、テクニカル&プログレッシヴなサウンドに 「ほんとに日本のバンド?」 と言わせるほど個性的で、聴いていて実に痛快です。当時は横須賀にも同名のバンドがいて(HIDEのバンドね)非常にまぎらわしかったし。あっちの方は狂気のビジュアル・バンドで、一度見にいったけど怖かったなー。

VAN HALEN の " Cathedral " を発展させた、テクニカルなヴォリューム奏法がブッ飛びのインスト@の心地良さから一転、強烈なドライブが炸裂するAは彼らの最高傑作と呼べる楽曲でしょう。木下の様式美的ギター・プレイは日本人離れした構成力・展開力を持ち、その後DEAD END に加入する湊雅史の攻撃的ななドラミングも凄い。

タイトル通りサビのシャウトが印象的な疾走ナンバーのBや、複雑な展開が見事なC。物哀しいメロディと泣きのギターが絶品のバラードDなど、6曲 (ミニ・アルバムですから) だけじゃ全然物足りません。

しかし、本作でも痛切に感じてしまうのはダサい日本語の歌詞であり(Eでは特に顕著)、メロディ・ラインは素晴らしいにもかかわらず何となく嬉しさ半減といった感じか。しっかりとした英語で歌えるシンガーが日本のシーンにほとんどいなかった事が、 " ジャパメタ " という定義を崩せなかった理由なのでしょう。

だって、SCORPIONS やACCEPT、HELLOWEEN をはじめとするドイツ勢や、VANDENBERG らオランダのバンド、北欧のEUROPE など成功した第三国のバンドは、皆揃って堂々とした英語で歌ってるじゃありませんか!

SABER TIGER の素晴らしさには個人的に大きな可能性を見出してたんですが、このバンド (というかギターの木下) が東京での活動にあまり力を入れてなかったというか、実際東京でのライヴを一回も見たことが無かったですし。いっそのこと海外に渡ってバンドを組めば、イイ線行ったと思うのは私だけでしょうか?

日本のバンドを褒めるって、ほんと自分はめった無いですよ。(笑) 実際 ‥。



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CRUSH & DUSH / SABER TIGER (1987)

@The Unfinished Guitar
ACrush & Dush
BShout
CNatural Sound
DLove You
EThe Unfinished Guitar (Reprise)


歴史的インパクト ★★ 個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 国内未発売(編集盤で購入可?)
雷イチ押しポイント雷 ズバリ、日本のメタルの最高峰だ!


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