2012年12月26日

1982年 My年間アルバム・ベスト10 Part2

前回に引き続きまして、1982年 My年間アルバム・ベスト10 の第5位からの発表です。ジャン!

雷第5位雷


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SCREAMING FOR VENGEANCE / JUDAS PRIEST

@The Hellion
AElectric Eye
BRiding on the Wind
CBloodstone
D(Take These) Chains
EPain and Pleasure
FScreaming for Vengeance
GYou've Got Another Thing Comin'
HFever
IDevil's Child


鋼鉄王、JUDAS PRIEST の全米制覇作。引退を噂される彼らも、これを超える作品を作るのは、たぶん不可能でしょう。

宗教的なうねりを持つ雄大なインスト@からAへ雪崩込むメドレーは、HR/HM 史に残る名演です。この2曲を聴くだけでも本作を聴く価値がありますよ。

短い曲間の後、嵐のようなドラミングから始まるBもグイグイと聴く者を引っ張っていく勢いがあり、この3連発はまさに強烈だ!

スマッシュ・ヒットしたGは彼らの代表曲で、ライヴの終盤で演奏される名曲。人間の最もノリ易いミディアム・テンポで迫るクールな雰囲気は最高。思わず、「ゆ・がった・なざ・しん・かみん ♪」 と口ずさんでしまいます。

彼らのライヴで、マーシャル・アンプの中からハーレーに乗って、レザー&スタッドでSM チックな姿のロブ・ハルフォードが出てくるパフォーマンスはオオッ!とのけぞります。また、グレン・ティンプトンとK・K・ダウニングが並び、肩を振りながらギターをシンクロする姿も超カッコイイです。

しかし、JUDAS PRIEST はHM の権化と呼ばれている割に、初期のドラマティックなサウンドから、HM を高らかに宣言したサウンドの 「STAINED CLASS」 無駄な贅肉を削ぎ落としたソリッドな 「BRITISH STEEL」 そして本作と、様々な様式に変化してる器用なバンドなんですね。まあ、この後もっと劇的な変化のある作品を発表するんですが。

個人的に、本作の中で一番好きなのはラストのIだ! 地味? まいったか。(笑)






雷第4位雷


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BATTLE HYMNS / MANOWAR

@Death Tone
AMetal Daze
BFast Taker
CShell Shock
DManowar
EDark Avenger (With Narration By Orson Wells)
FWilliam's Tale
GBattle Hymn


「偽りメタルには死を」 (笑) と高らかに叫ぶ嵐のマッチョマン、MANOWAR の記念すべきデビュー作であります。

今では恐ろしくデフォルメされた、雄大かつドラマティックな大作HM サウンドを叩きつけ、なかなか一見さんにはとっつき難いバンドとなってしまいましたが、本作は比較的ストレートなHR 風のサウンド・メイキングがされており、彼らの作品中、とても聴き易いアルバムとなってます。

個人的に彼らのR&R 色の濃い曲が大好きで、ノリノリの@Dや、サビの大合唱がアンセムを彷彿させるAなんかは、今の彼らからしたら随分ポップですが、いい曲なんですよ。

こういった曲があるからこそ、ラストの雄大な名曲Gが生きてくるんじゃないのでしょうか。

このGを初めて聴いたとき、鳥肌が立ったことを今も鮮烈に覚えてます。今まで曲を聴いて鳥肌が立った事は数えるほどしかありませんが、このストロングな曲も強烈な印象があったのは確かです。

彼らのストロング・ポイントは、エリック・アダムスのヴォーカルにあるんじゃないでしょうか? 力強い低音に耳をつんざくキレキレのシャウトは圧巻。意外に正統派なこの歌声があってこそ、MANOWAR のディープな世界が構築出来るポイントになっていると思います。

とことん彼らには、我が男道を進んで欲しいですね、うん。






雷第3位雷


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ASSAULT ATTACK / THE MICHAEL SCHENKER GROUP

@Assault Attack
ARock You to the Ground
BDancer
CSamurai
DDesert Song
EBroken Promises
FSearching for a Reason
GUlcer
HGirl from Uptown *

* BONUS TRACK


まさに驚きの合体です! RAINBOW を辞めたグラハム・ボネットがなんとMSG に加入! というニュースは、当時もの凄い衝撃を受けました。

実際ヴォーカルの第一候補はデイヴィッド・カヴァーデイルだったらしいんですが、彼にはWHITESNAKE があるので当然加入を断りました。すると今度はグラハムをMSG に誘った、当のコージー・パウエルがWHITESNAKE へ加入してしまうという、キナ臭いドラマのような話となってしまったのです。

実際コージーもMSG の活動には失望していたらしくて、延々と長い時間続くリハーサルに耐え切れずに 「いいかげんにしろ、このドイツ野郎」 とマイケルを罵倒したと聞いた事があります。

しかし、制作までの危機的状況とは裏腹に、本作はMSG 史上最も緊迫感溢れる強力な作品となってるんですよ。

迫りくるリフが圧巻の@の歌いだしで、グラハムが 「フゥ〜」 と生々しく息を継ぐ音がたまりません。初めてメロディ・ラインを自分で書いたグラハムの伸びやかなヴォーカルは凄い凄い! マイケルのギターもそれに引っ張られて、いつになくへヴィだ。

ポップでキャッチャーなBは、何故か本作の中ではちょっと浮いてる感じがしますが、甘くメロディアスでナイスな曲ですが。

UFO 時代の " Love to Love " のリフを発展させたような大作Dは、叙情的なメロディが印象的な秀曲。グラハムもその後のALCATRAZZ でも、ライヴのセットリストで取り上げていましたね。

マイケルが軽快に弾きまくるインストのG、シングル " Dancer " のB面 (アナログね) だったボートラのHなど、本作は捨て曲が一切ありません。

ただ個性の強いもの同志 (単なるワガママとの噂も) のコラボレイトは、こちらの期待とは裏腹に長く続かないのが世の末であり、最初のギグでマイケルとグラハムがステージ上で大喧嘩、挙句の果てにグラハムはステージ上で自分のイチモツを客前に放り出し (爆笑) ステージを降りてそのまま脱退という、何とも後味の悪い最悪の幕切れとなったのでした‥。残念。

しかし本作は、夢のコラボレイトの記録として残った名盤でっせ、 Die or Buy!






雷第2位雷


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ONE ON ONE / CHEAP TRICK

@I Want You
AOne on One
BIf You Want My Love
COo la la La
DLookin' Out for Number One
EShe's Tight
FTime Is Runnin'
GSaturday at Midnight
HLove's Got a Hold on Me  
II Want Be Man
JFour Letter Word


トム・ピーターソンの脱退、所属レコード会社とのトラブルにて長い沈黙を保っていた彼らの2年ぶりの作品となりました。

看板ベーシストの脱退という大事件の後ということで、かなりの注目が集まりましたし、私自身大丈夫かな?との不安があったのも事実です。しかし、そんな杞憂を宇宙の彼方に吹き飛ばすほど、本作は充実した内容を誇っており、個人的にホッと胸をなで下ろしたものです。

本作はCHEAP TRICK 史上HR 色が強い作風となっており、ロビンのシャウトが爽快でノリノリの@から、彼らの世界に吸い込まれてしまいます。バン・E・カルロスのドラムのキックの音もいつもより前面に出ていてカッコイイし、キャッチャーなサビもあり、まさにCHEAP 節が全開だ。

へヴィなリフが唸るタイトル・トラックのAも、リック・ニールセンのギター・センスが冴えまくり。トム不在を感じさせない力強さが、私の頬を思わずほころばせてくれます。

一転、ロビンの甘い歌声が印象的なBは、彼らの発表したバラードの中でもベスト3に入ると断言出来る傑作です。まさに七色の声を持つヴォーカリストという表現は、見事に的を得てますよ。

エディ・コクランを彷彿させるキャッチャーなE、ダンサブルなサウンドに接近したG、そしてリックの狂暴なギター・プレイとロビンの絶叫がシンクロする、模擬ライヴっぽいラストのJまで、スピード感溢れる本アルバムは彼らの復活を決定付ける素晴らしい作品となりました。

しかし、トム不在が予想以上に影を落としたCHEAP TRICK は本作を含めて、その後良質な作品を発表しながらも、長い不遇の時期を耐え忍ぶ事となります‥






雷第1位雷


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CREATURES OF THE NIGHT / KISS

@Creatures of the Night
ASaint and Sinner
BKeep Me Comin'
CRock and Roll Hell
DDanger
EI Love it Loud
FI Still Love You
GKiller
HWar Machine


前作 「MUSIC FROM THE ELDER」 の大コケで完全に沈みかかったバンドを立て直すべく、初心に帰って本作は制作されました。そして、KISS 史上最もへヴィな音作りを施した、強力な作品を引っさげて彼らは戻ってきたのです!

全編を通じて聴かれる深くエコーのかかったドラム・サウンが独特の雰囲気を醸し出してます。アメリカのバンド・サウンドと言うより、ブリティッシュ・サウンド寄りの肉厚さは、個人的にバンザイ三唱モノでした。

本作で共作者、ギター・プレイヤーとして大活躍しているヴィニー・ヴィンセントはまだ正式メンバーではなく、影武者としてアルバムに参加しており、レーベルの契約上エース・フレイリーはジャケットに登場してますが、そのエースは本作で1音も弾いておらず、事実上バンドを脱退していたのです。

重厚なタイトル・トラック@は、ポールがこの曲を書いた時、アルバムのトップに配置するのが相応しくて作品全体が素晴らしい物になると確信したそうです。その通りだ! あのエディ・ヴァン・ヘイレンも絶賛したこの曲のギター・ソロは、Mr.MISTAR のスティーヴ・フェリスが弾いてます。

このアルバムではジーンの歌う楽曲が珍しく (?) 捨て曲が無く、重いシャップル・ビートが心地良いA、サビの大合唱は、ライヴを強烈に意識して作ったと思われるE、グイグイと疾走していくスリリングなG、悪魔のイメージを彷彿させるへヴィなHなど、ジーンやるじゃないか (笑) と思わず小躍りしちゃいますよ。

また、本作で異彩を放つ美しいバラードのFでは、ポールの熱唱が心を熱くさせます。ギター・ソロはあのロベン・フォードが見事な泣きっぷりのソロを客演。

KISS はこれを最後にトレードマークのメイクを落とすのですが、その最後を飾るに相応しい、本作は堂々とした作品となりました。しかし、先出のCHEAP TRICK と同様、バンドが低迷していた時期に発表されたことが理由で、当時作品自体が正当に評価されなかった事実がとても歯痒かった事を思い出します。シクシク。

そんな彼らも再びメイク・アップを施し、今でも第一線で活躍してるのには驚きです。やっぱりKISS は凄い、凄すぎる。






今年も本ブログを訪問して頂いた多くの皆さん、ありがとうございました。HR/HM をこれからも愛していきましょう! 

良いお年を、See you!



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posted by ハムバッカー at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 年間ベストアルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月11日

1982年 My年間アルバム・ベスト10 Part1

2012年もいよいよ、あと僅かとなりました。毎年恒例の20年前にタイムスリップ! 1982年アルバム・ベスト10を発表します。

その前に、1982年はどんな年だったのでしょうか?

・東京・永田町のホテルニュージャパンで火災、死者33人
・「ぴあMAP東京・横浜」 「スコラ」 創刊
・500円硬貨が発行される
・富士通が、初めて100万円を切る日本語ワープロ 「マイオアシス」 (75万円)を発売
・アルゼンチン軍が英領フォークランド(マルビナス)諸島を占領(フォークランド紛争)
・国内の電機メーカー9社がCDプレーヤーを一斉に発売
・フジテレビの 「笑っていいとも!」 が放送開始
・中央自動車道が全面開通
・映画 『E.T.』 が日本で公開。史上最高の配給収入を記録

CDプレーヤーと500円硬貨は同級生だったんですか! パソコン以前のワープロが75万円ってのも時代を感じさせますね。また 「スコラ」 や 「GORO」 (知ってるかな?) いろいろとお世話になりました。(笑)


以下、ベスト10圏外は

JDIVER DOWN / VAN HALEN
KHOT SPACE / QUEEN
LMECHANIX / UFO
MTHE NUMBER OF THE BEAST / IRON MAIDEN
NHEAVY METAL HEROS / OZ
OIRON FIST / MOTORHEAD
PCHASE THE DRAGON / MAGNUM
QSINK YOUR TEETH INTO THAT / TALAS
RABOMINOG / URIAH HEEP
SDAWN PATROL / NIGHT RANGER


では、いよいよベスト10の発表です。ジャン!



雷第10位雷


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STRAIGHT BETWEEN THE EYES / RAINBOW

@Death Alley Driver
AStone Cold
BBring on the Night (Dream Chaser)
CTite Squeeze
DTearin' Out My Heart
EPower
FMISS Mistreated
GRock Fever
HEyes of Fire


RAINBOW の数ある作品の中で最もアメリカナイズされた本作は、残念ながら彼らの作品中、一番下に数えられる事の多い作品であります。

しかし、ジョー・リン・ターナーが本格的にソング・ライティングに参加した作品として、彼自身は本作をフェイバリット・アルバムに挙げているというのを聞いた事があります。

アメリカ進出の野望が、EやGのタイトルや曲調なんかに如実に表れてます。しかし、1曲目は速い曲だぞ、という様式美のお約束(?)通り、@ではギターとキーボードのバトル、中間部のクラシカルなリッチーのギター・プレイなど、聴き所がテンコ盛りです。

またこの曲のPV が最高で、ジョーの乗ったバイクを死神に扮したリッチーが車で追い回すという本人演技が見られます。まさに、はまり役のリッチーの演技は必見! 爆笑! MTV でもよく放送されてましたね。

シングル・ヒットしたAは名曲です。巷では 「RAINBOW はFOREIGNER になってしまった!」 などと、はなはだ見当違いな事を言う輩もいましたが、この曲の素晴らしいギター・ソロが判らないんでしょうか? 耳が詰まってるんでしょう、きっと。ミック・ジョーンズはこんなギター・プレイ出来ませんよ。(失礼)

クイクイとタメを効かし、哀愁タップリで艶やかさを奏でる本ソロは、リッチーのプレイのベスト5に入る美しさです。ウットリ。

ただ、B以降 「これだ!」 と言う曲が無いのも事実であって、(笑) その辺がちょっと歯痒いのも本音かな。ハハッ。






雷第9位雷


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BLACKOUT / SCORPIONS

@Blackout
ACan't Live without You
BNo One Like You
CYou Give Me All I Need
DNow!
EDynamite
FArizona
GChina White
HWhen The Smoke Is Going Down


クラウス・マイネが、喉の病気より見事に完全復活を果たした作品です。

声が出ないことを理由に本気で脱退を考えたクラウスに対して、メンバーが 「君の喉が治るまで、いつまでも待つよ」 と進言したと言う、涙ながらの美談を聞いただけで本作はもう名盤のお墨付きと言えるんじゃないでしょうか。

ルドルフ・シェンカーのカミソリ・カッティングから始まるタイトル・トラックの名曲@から、横揺れのリズムがステディなAへつながるメドレーは何ともスリリングだ! ガラスの砕ける音のSE も生々しい。

前作ですっかり、客演したマイケル・シェンカーに良い所をさらわれてしまった (笑) マティアス・ヤプスは、今回は結構頑張って弾いてますよ。

でも個人的に、本作のフェイバリットはBですよ。イントロから泣きのギター・ソロをぶちかまし、さらに哀愁を帯びたメロディ・ラインが全編を支配する艷めかしい雰囲気。こういう日本人の琴線に触れる曲が書けるってのがジャーマン・メタルの特徴なのだろうか?

切れ味鋭いリズムでノリノリ、さらにエンディングに雪崩込む勢いがもうハンパないD、長らくライヴの終盤でのハイライトを飾っていた必殺のE、彼らのHM 然ではないサウンドが見事に表現されているGや、名曲 " Still Loving You " の下地となっている珠玉のバラードHなど、捨て曲がまったく見当たりません。

全米プラチナ・ディスクに輝き、本作が彼らの代表作となったのも頷けますね。タイトルを象徴するジャケットもかなり衝撃的だ!






雷第8位雷


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RESTLESS AND WILD / ACCEPT

@Fast As a Shark
ARestless and Wild
BAhead of the Pack
CShake Your Heads
DNeon Nights
EGet Ready
FDemon's Night
GFlash Rockin' Man
HDon't Go Stealing My Soul Away
IPrincess of the Dawn


メジャー・レーベルであるEPIC 傘下のPortrait と無事契約を交わしたACCEPT は、前作に続いてパワー・メタル度満点の本作を発表します。

やはり本作を語るには名曲@に尽きるでしょう。ドイツ民謡のイントロが流れ、スクラッチ音と同時にそれを切り裂くウド地蔵 (笑) の強靭なシャウトが炸裂。そこから重さと速さを伴った激烈サウンドが暴走列車の様に飛ばす飛ばす! 現在でも速い曲というのはいくらでもありますが、本当に血がたぎるような体感速度がほとばしるスピードを持った曲なんて、この曲以外になかなかありませんよ。

ウルフの中間部の重厚なコード・ソロから入り、ツイン・リードを要するクラシカルな奏法へと雪崩込むギター・ソロも絶品。彼のベスト・ソロとも言えるんじゃないでしょうか。

静の中に激しさを盛り込み、その浮かび上がるコントラストが見事なIも、彼らの名曲の1つではないでしょうか。クラシカルな雰囲気を要する本曲のエンディングのソロは、有名ブルース・マン (名前忘れた‥。) のソロをウルフがリスペクトして弾いてます。突然終わるエンディングも衝撃的だ。

押しの強いAや劇的展開を持つD、ノリノリのGなど可曲もありますが、捨て曲も多少見受けられるのも事実であり、本作の価値は強力な@とIにサンドイッチされて、一段上のレベルに高められているんだと思います。

また、ピーター・バルデスの歌う曲がオミットされた事も、良い方向に (笑) 転んだと個人的には感じるんですが。

しかし彼らの最高傑作は、次作まで待つ事となります‥。






雷第7位雷


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DEATH OR GLORY / HEAVY LOAD

@Heavy Metal Angels
AMight for Right
BSomething New
CBleeding Streets
DThe Guitar is My Sword
ETake Me Away
FTrespasser
GStill There is Time
HTraveller
ILittle Lies
JDaybreak Ecstasy


まあ、何ともセンスの無いジャケットです。しかし、内容はジャケットと裏腹に素晴らしい! と思わずガッツ・ポーズをとってしまいます。

HEAVY LOAD は初期北欧メタルを語るのに外す事が出来ないバンドです。あのEUROPE が名作の誉れ高い1st. を発表したのが83年と考えると、本作の存在感か燦然と輝き始めます。さらにバンドが結成されたのは77年なのですから!

その後次々と現れる北欧メタルは、DEEP PURPLE など様式美に感化された音楽性を持つバンドが大多数ですが、HEAVY LOAD はどちらかと言うとN.W.O.B.H.M. の影響下にある、荒削りなリフ主体の楽曲が多いバンドでした。

しかし、その中に挿入された哀愁を帯びた甘美なメロディに美しいコーラス、意外な展開を見せるギター・ソロなど、思わずハッとさせられる部分が多いんですよ。

@は典型的な原始メタルですが、その甘く切ないメロディ・ラインとの絶妙な絡みがたまりません。例えると、甘いあんこに酸っぱいイチゴが合わさると美味しい、イチゴ大福のような感じか。 (?? ) 隠し味的に弾かれてるキーボードも、個性的な楽曲を象徴する大きな役割を果たしています。

イギリスのメロディ・メーカー誌のHMチャートのNo.1に輝いたFは、小気味良いスピード感にちょっとひとひねり効いたリズムが何とも不思議で、本作品の中では、とりわけ異才を放ってます。

Gの中間部のギター・ソロの導入フレーズも、普通とはちょっと違う感覚がユニークで、ギター・ソロ独演となる斬新な展開は、バンドの一体感が無ければなかなかこのようなサウンドは生み出す事は出来ないでしょう。まあ、メンバー4人のうち3人は双子の兄弟やいとこで構成されてるのですから、一体感の有るのは当たり前か。 (笑)

本当に、初期北欧メタルのレベルの高さや、個性的であろうとする姿は、彼らの志の高さを感じ取れますし、それが今もって、私の心をムンズと惹きつけている要因だと思うんです。初期北欧メタル万歳!






雷第6位雷


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METAL ON METAL / ANVIL

@Metal on Metal
AMothra
BStop Me
CMarch of the Crabs
DJackhammer
EHeat Sink
FTag Team
GScenery
HTease Me Please Me
I666


今なお現役で頑張るANVIL の2nd. であり、彼らの最高傑作です。

まだスラッシュ・メタルが誕生する以前の82年当時、これだけのパワ−を持ったメタル・バンドはANVIL 位しか存在せず、HM 未開の地であったカナダから出現した彼らは、HM/HR では強烈な存在感を放ってました。

リップスの人を食ったようなヴォーカルが、これを個性的と見るか、ふざけてるのかと見るかで彼らの評価がかなり変わってきます。電動バイブを使ったギター・プレイもキワモノ的でしたし。

当時イギリスの生真面目なN.W.O.B.H.M. にカブれていた私は、彼らの1st. あたりを聴いた時、 「なんだこいつら?」 と蔑んで思ったものでした。しかし、その後発表された本作を聴き込んでいくと、彼らの事が改めて凄いバンドなんだなと、遅ればせながら評価する様になったのです。

彼らの代名詞となった@は、82年当時ではゴリゴリの最上級に位置する曲で、今聴いても古臭さを全く感じさせません。そして、あまり知られていませんが、彼らの絶妙なポップ・センスがこのサウンドの中にうまく調和されており、ただアドレナリンが飛び散るだけのスラッシュ / パワー・メタルとは一線を画しております。

Cのインストは、物凄いギター・ソロや狂ったようなスピードで走り倒す訳では無く、構成力とセンスで勝負している所はさすがと言えるでしょう。重厚なリズムが全編を覆い、 MSG の " Doctor Doctor " を彷彿させる中間部のコード進行、さらにエンディングの存在感抜群のソロだけでご飯が3杯いけちゃいますよ! いや〜、いいインストだ。

オカルト映画 「オーメン」 に登場する、ダミアン少年の持つ悪魔の数字を表したIも、まさにANVIL 節が炸裂するパワー・メタルだ。この曲が、彼らのサウンドを一番上手く言い表してるんじゃないかな?

SUPER ROCK '84 で初来日。初見参の名古屋球場(現ナコヤドーム)で彼らの勇姿を見た、遠い昔を思い出します・・。懐かしいな〜。






5位から1位は、Part2 へ続く‥。パンチ


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posted by ハムバッカー at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 年間ベストアルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする