2012年11月25日

まさに、驚くほどの変貌です DARE

まさに、驚くほどの変貌です。

1st.でAOR調のポップなサウンドで登場したDARE が、3年ぶりに発表した2nd.「BLOOD FROM STONE」 では、ギター・サウンドを前面に押し出したハードな方向性を押し出してきました。

プログレ・バンドを彷彿させるダブル・キーボ−ドの布陣より、ダーレン・ワートン自身がキーボードを捨てて専任ヴォーカルにシフト。また新たにサイド・ギタリストを加入させた事実は、彼らのハード・ロックに対する意気込み・本気度がはっきりと伺えます。

ダーレン自身も前作制作時には 「もっとギターを強調したアグレッシヴなミックスを望んていたが、プロデューサーがAOR的なミックスに仕上げてしまった。」 と不満をこぼしてましたし。

さらに嬉しいことに、THIN LIZZY 時代のアイリッシュ・メロディを所々に導入しており、前回自分が言った " 大きな遺産を生かしてのサウンド・メイキング " を見事実践してくれて、私なんかもう嬉しくて思わず小躍りしちゃいました。

@のイントロからLIZZY のメロディアスな側面を想起させる感じに思わずニヤリ、前作でギターは何処? と落胆した思いを吹き飛ばす勢いだ。

さらにファースト・シングルとなったAでは、ギター・ソロの導入部とエンディングにゲイリー・ムーアか! と思わせるアイリッシュなギター・フレーズがビスッとプレイされています。おぉ、カッチョいい〜。

ダーレンのヴォーカルも、その独特のハスキー・ヴォイスが非常に生きており、 「こんなに上手かったの?」 と思わず見直してしまいました。部分的にジョン・ボン・ジョヴィが乗り移ってますし。 (笑)

Iなんか、曲調がまるでBON JOVI みたいて、ちょっと笑ってしまいます。でもいい曲です。

個人的には、もっとバーンとTHIN LIZZY を彷彿させる楽曲がもう2、3曲あったら最高なんですが。

FOREIGNER、WHITESAKE、SCORPIONS、MAGNUM、を手掛けた大物プロデューサー、キース・オルセンを起用した事も、DARE を良い方向に作用させてますね。

なかなか新しい道に進む場合は、今までやってきた音と違う選択をするミュージシャンが少なくありません。ミュージシャン自身のプライドもきっとあるのでしょう。しかし、最優先されるのは音楽であり曲であり、DARE の勇気ある決断には拍手を送るばかりです。パチパチ。



51QS8QROEqL__SL500_AA300_.jpg


BLOOD FROM STONE / DARE (1991)

@Wings of Fire
AWe Don't Need a Reason
BSurrender
CChains
DLies
ELive to Fight Another Day
FCry Wolf
GBreakout
HWild Heart
IReal Love
JWalk on the Water *

* JAPAN BONUS TRACK


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン ★★★ レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 アイリッシュ・サウンドの導入に尽きます、クーッ






posted by ハムバッカー at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月09日

大きな遺産を生かしてのサウンド・メイキングを施しても DARE

大英帝国に君臨したアイリッシュ・サウンド・バンド、THIN LIZZY が解散してから、WHITESNAKE に電撃加入したジョン・サイクスを除くと、他のメンバーは長い沈黙を保っておりました。

そんな中、ラスト・アルバムよりTHIN LIZZY に加入したキーボーディスト、ダーレン・ワートンが85年に自己のバンドDARE を立ち上げ、卒業組の中でいち早く活動を再開。バンドの命名は、あのMOTORHEAD の総帥、レミーだとの事! (接点が分かりづらくて笑える)

ダーレンの他にキーボードをもう1人加入させたダブル・キーボードという編成は、往年のプログレッシヴ・ロック・バンドを彷彿させ、LIZZY 時代のアイリッシュ・テイスト溢れるメロディと相俟ってどんなサウンドなんだろうかと想像を思いっきり掻き立てられます。

しかし、我々の前に現れたDARE は、私の想像したイメージとかけ離れたサウンドで勝負を賭けてきました。

どちらかと言うと、キャッチャーでコマーシャルなAOR サウンドで、メロディアスな部分などそれなりに質は高いのですが、産業ロックと呼ばれてもおかしくない様な楽曲群には、LIZZY の幻影を断ち切ろうとする姿がありありと伺えます。

ひんやりとした感覚を持ち、大仰で叙情的なサウンドが印象的なDや、唯一のHR調のGなんかはそこそこ聴き応えがあるのですが、アルバム全編を通して聴くと、HR/HM に慣れた耳にはちょっと物足りないかも‥。

ギタリストのスコット・ゴーハムもシーンに復帰した際も、確かサウンド・アプローチを180度変えて登場しました。新しい自分達の存在を確立したい、今までのイメージから脱却したいミュージシャン独特の強い精神は痛い程分かるんですが、THIN LIZZY に在籍していた大きな遺産を生かしてのサウンド・メイキングを施しても全然悪くないと思うんですが。

私だけじゃなく、大部分のファンが正直、そう思ってたんじゃないでしょうか?

ラスト・アルバムの " Thunder and Lightning " でジョン・サイクスのギター・ソロを喰ってしまうほどのパワーを持った、火を吹くようなインター・プレイを凄く楽しみにしてたんですよ。初期北欧メタルのBISKAYA (知ってるかな?) みたいな感じで。

THIN LIZZY サウンドとの融合は、結局その後発表するセカンド・アルバムまで待つ事となりました‥。



517BCc7l83L__SL500_AA300_.jpg


OUT OF THE SILENCE / DARE (1988)

@Abondon
AInto the Fire
BNothing is Stronger than Love
CRunaway
DUnder the Sun
EThe Raindance
FKing of Spades
GHeartbreaker
HReturn the Heart
IDon't Let Go


歴史的インパクト  個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 ハードなサウンドは次作までお預けだ!


宜しければワンクリックを ↓
にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ
にほんブログ村




posted by ハムバッカー at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする