2012年06月10日

首だけしか写っていない心霊写真だ。 BLACK 'N BLUE

地元で絶大たる人気を誇り、LAに移住する時点からRATT やSTEELER 以上に注目されていたバンド、BLACK 'N BLUE は成功を収めることなくLAのシーンの衰退と共に解散の道を辿りました。

彼らの発表した1st. は当時のLAメタル・バンドらとの差別化を図るかのような作風で、SCORPIONS やACCEPT を手掛けたドイツ人プロデューサー、ディーダー・ダークスを起用。しかもアメリカから遥か遠くのドイツにてレコーディングという徹底ぶり。軽薄かつ能天気なLAメタル・サウンドとは全く違う硬質なタテ乗りサウンドは完全に私好みで、アルバムの中間部であるCDEあたりの楽曲はまさに強力。SWEET のカヴァーEのセンスもナイスの一言に尽きます。オムニバス・アルバム、 「METAL MASACRE」 に収録されたソリッドなIもまずまず。

しかし、個人的にもいま一つのめりこめなかった理由として言えるのが、ジェイミー・セント・ジェイムスのヴォーカル・スタイルなんですよ。 

私好みのガッツのあるサウンドにも拘らず、このジェイミーの歌いっぱなしのヴォーカルが全然合っていません。彼の歌い方は皮肉な事にもっとLAメタル然としたサウンドにピッタリとハマる声質なんです。事実、次作の 「WITHOUT LOVE」 にて大幅に路線変更したカラッとしたサウンド・プロダクションとは絶妙なマッチングを見せていますし・・。

多くのプロデューサーの起用を経てのサウンドの変貌、彼ら独自のサウンドとはどんなものか? と問われると非常に難解だ。先出のセカンドあたりの音が彼らの生きる道となるはずだったのですが、それでは個人的にはあまりノリ切れないのが本音です。好きになろうと努力してもどうしても好きになれない人間や趣味があるのと同じく、どうしても体質的に合わない声ってのもあるんですよ。

褒めるところが少なくてすみません。ついでだからもう一つ (笑) 言わしてもらうと、本作のアルバム・ジャケットは写真を元に書かれたと思われますが、雰囲気がとっても怖いです。特に左端のトミー・セイヤーの顔は劇コワ! ガッツ・ポーズをしている草薙剛 (?) も大笑いだし、なんといっても左から二番目はまるで首だけしか写っていない心霊写真だ。 (爆笑)



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BLACK 'N BLUE / BLACK 'N BLUE (1984)

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歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン  レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 サウンドはかっこいいですよ。ただ、この小型ディー・スナイダーの声が・・


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posted by ハムバッカー at 01:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする