2012年01月29日

追悼 MARK REALE

RIOT のギタリスト、マーク・リアリが1月26日に長年患ってきたクローン病との合併症にて死去しました。

クローン病とは口から肛門までの全消化管に潰瘍や炎症を発症する根治することの無い病気で、長い間マークは苦しんでいたのでしょう。

結局RIOT は日本のみで評価されたバンドとして終わってしまいました。他のメンバーはマーク抜きで現在のRIOT としてのツアーを続行しており、ツアー終了後バンドの今後を話し合うとの事ですが・・。

マークのいない時点で、RIOT を名乗るってどうなの? と思うんですが。

このバンドは長年マネージメントとの契約問題による確執で思うような活動が出来ず、またバンド自体もヨーロピアン・サウンドを継承しながら、度々時代に流された音楽性に移行したりしてファンの多くを右往左往させてました。

元々このバンドの創始者でもあるマーク自体がビジネスに対して無頓着だった事が、バンドの浮上を逃していましたし、彼の信念も日本だけを見据えた正統派HR を指針してれば良かったんじゃないでしょうか。だって現在のファンの90%は日本に依存していたと思いますし。

まあ亡くなった方にあーだ・こーだと言うのはフェアじゃないので多くは言いませんが、個人的にはもっと頑張って欲しいバンドの一つだったんですよ。

もし80年にガイ・スペランザが脱退しなければ彼らの運命も変わっていたかもしれません。運命とは皮肉なものですね。

長い活動歴をずっと追ってきましたが、やはり1st. 〜 3rd. までのRIOT の存在は今でも燦然と輝いてます。第一回MONSTERS OF ROCK に出演したのが彼らのハイライトだったんじゃないでしょうか。

異様なジョニー君 (顔がアザラシの人間:彼らのほとんどのアルバムのジャケットに登場) も妙に印象的でしたし。

「WARRIOR」 「NARITA」 「ROAD RACIN'」 「FIRE DOWN UNDER」 「OUTLAW」 ずっと、ずっと私の心に刻み付けられ、後世に残る名曲となるでしょう。マークには是非もうひと華、咲かせて欲しかったんだけど。残念だ。 R.I.P.



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2012年01月24日

オネーチャンの肌の露出が多いことで有名 HELIX

名前は聴いた事があるけど、どんな音かはよく分からない・・。こんなバンド、よくありますね。その中で東の横綱に (?) 位置するのが、カナダ出身の30年選手、HELIX じゃないでしょうか。

74年のデビューから2005年位までは、私の知る範囲で活動経歴があるので、既に彼らは超ベテラン。その中で国内CD化され、全米チャートにてスマッシュ・ヒットした "Rock You" を擁するアルバム 「No Rest for the Wicked」 がたぶん彼らの代表作でしょう。

でも個人的には、イメージ・チェンジを英断した85年発表の通算5作目であり、キャピトル・レコード移籍第三弾にあたる 「Long Way to Heaven」 が一番印象深いんですよ。

元々タテノリ気味のハードR&Rを身上とするサウンドが特徴で、KIX やKICK AXE らと同様、汗臭さが良く似合うバンドだったのですが、本作では見た目が小ざっぱりとし、ヒゲを剃り落としたり洗練された衣装を身にまとう等、おっ ! と驚くほどの大変身。

楽曲のクレジットにはJUDAS PRIEST やKIX との仕事でも知られ、ICON のサウンドを変貌させた実績 ? もあるAOR畑の職人ソングライター、ボブ・ハリガン・Jrの名前がシングル・カットされたA等にて見受けら、グッとメジャーへの接近が垣間見えます。

その大変身の作品を初めて聴いたとき、正直言ってあまりのインパクトのなさにガックシ。(笑) 少なくともA面 (アナログ盤でいう@〜D) を聴いた時点ではシングル・カットされたAくらいしか印象に残りませんでした。

しっかし、しかし、Fを聴いて驚いた! イントロから泣きのギターが炸裂し、哀愁を帯びた物哀しいメロディ・ラインが私の琴線をビンビンと刺激しまくり。ブライアン・ウォルマーのヴォーカルも従来のハスキーでワイルドな歌い方から、こんなに抑えてメロディアスに歌えるなんて。う〜ん、ビックリ。

こうなると次のポップなGも生きてくるし、シャッフルのHなんかも中間部のドゥー・ワップ風のコーラスの遊びもなかなかの面白さだ。 (VAN HALEN を強烈に意識してるのは御愛嬌。)

ラストIも正統派サウンドで締めており、この楽曲の流れはなかなかのもの。A面は30点だが、B面80点てところでしょうか。

発表したほとんどのアルバムの国内発売がされないハンデもあり、日本ではイマイチ、いやイマサンの (笑) 存在ですが、たぶん現在も頑張る苦節30年バンド、HELIX を機会があれば聴いてみて下さい。

最後に、彼らのPV は、オネーチャンの肌の露出が多いことで有名 (?) です。必見!



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LONG WAY TO HEAVEN / HELIX (1985)

@The Kids are All Shakin'
ADeep Cut The Knife
BRide the Rocket
CLong Way to Heaven
DHouse on Fire
EChristine
FWithout You (Jasmine's Song)
GSchool of Hard Knocks
HDon't Touch the Merchandise
IBangin' off a the Bricks


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 国内未発売(LPのみ)
イチ押しポイント 地味で悪いか!Fはいい曲じゃ


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2012年01月12日

北島三郎が 「Smoke on the Water」 を歌うようなもの PAT BOONE

「メタルバカ一代!!」 なんともふざけた邦題の作品ですが、本作はなんとポップス / ゴスペル歌手で有名なパット・ブーンが、HR/HM の楽曲をカヴァーしたアルバムなのです。

パット・ブーンって何者? と言う人がほとんどだと思うのでざっと説明しますと、 「April Love」 「Love Letter in the Sand」 などのヒット曲を持ち、50年代からアメリカで大活躍している清楚で折り目正しい男性シンガーです。

完全に私達の親父世代のお方で、日本人で例えると石原裕次郎や小林明、北島三郎といったところでしょうか?

その北島三郎が 「Smoke on the Water」 を歌うようなものです。(笑)

注目のカヴァー曲もJIMI HENDRIX からLED ZEPPELIN、DEEP PURPLE、METALLICA にGUNS と錚々たる楽曲ばかり!

ただし、本作が色物的な企画盤だけで終わっていない理由は、なんとゲストに様式美の両巨頭、リッチー・ブラックモア (!) ロニー・ジェイムズ・ディオ (!) が参加してるんです。ワオ !

@からホーン・セクション全開、スウィングしまくりのビック・バンド風のアレンジで、甲高い女性コーラスも強烈! パットの 「ゆ・がな・あざ・しん・かみん ♪ 」 と囁くようなヴォーカルには思わず悶絶!

本作中もっともカヴァーし易いと思われるバラードのEでさえ、斬新なアレンジでサビに来るまで何の曲かさっぱり分かりません。

注目のAでは御大リッチーのギター・ソロを聴く事が出来ます。リッチー節ともいえる独特の手癖のブルージーなソロはとても味わい深いですよ。

そしてもう一つの目玉のGはゲストのロニーが 「ほおりぃ・だいぶぅあ〜 ♪ 」 と、こぶしを利かせたコーラスをハモっていて、まさにその存在感は抜群だ。(笑)

この作品が制作された理由は、バック・バンドのメンバーがヘヴィ・メタルの楽曲をカヴァーしたアルバムを作らないかとパットに提案をし、最初のうちはジョークのつもりだったのがバンドのメンバーの熱意に押されて制作を決意したらしいんです。

ちなみにパットは、JIMI HENDRIX もDEEP PURPLE も、聴くのは初めてだったそうで・・。

本作発表後、アルバムのイメージに合わせてレザー・ファッションを身にまとい、ハーレーにまたがってヘルス・エンジェルス風の格好で公の場に登場したんですが、保守的なキリスト教徒であるファン達から非難が集中。パット自らがレギュラー出演していたゴスペル番組の司会を降板させられたとの逸話が残ってます。あじゃぱ〜。

また、選曲に関して候補だったRATT、KISS、MOTORHEAD、MEGADETH の曲などが最終的に外された様で、第二弾を作るのならば是非取り上げたいと言ってました。第二弾が出るんでしょうか ? 出たら売れるんでしょうか ?

私は買いますね。 (笑) だって、 「Rock and Roll All Nite」 や 「Ace of Spades」 のビック・バンド風ヴァージョンなんて、是非聴いてみたいですから。



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IN A METAL MOOD : NO MORE MR. NICE GUY / PAT BOONE (1997)

@You've Got Another Thing Comin' / JUDAS PRIEST
ASmoke on the Water / DEEP PURPLE
BIt's a Long Way to the Top (If You Wanna Rock'n Roll) / AC/DC
CPanama / VAN HALEN
DNo More Mr. Nice Guy / ALICE COOPER
ELove Hurts / NAZARETH
FEnter Sandman / METALLICA
GHoly Diver / DIO
HParadise City / Guns N' Roses
IThe Wind Cries Mary / JIMI HENDRIX
JCrazy Train / OZZY OSBOURNE
KStairway to Heaven / LED ZEPPELIN


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン  レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 真面目に怒ってはいけません(笑)肩の力を抜いて聴きましょう!


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