2011年12月31日

1981年 My年間アルバム・ベスト10 Part2

前回に引き続きまして、1981年 My年間アルバム・ベスト10の第5位からの発表です。ジャン!


雷第5位雷


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MOB RULES / BLACK SABBATH

@Turn Up the Night
AVoodoo
BThe Sign of the Southern Cross
CE5150 
DThe Mob Rules
ECountry Girl
FSlipping Away
GFalling of the Edge of the World
HOver and Over


名盤との誉れ高い前作の 「Heaven and Hell」 と比較されてか、本作はあまり評判の宜しくない印象が持たれてますが、全然そんな事はありません。どえらい強力な作品ですよ、これは。

確かにOZZY 在籍時の初期の雰囲気に少し後退した感のある音作りですが、ロニーが持ち込む様式美は健在で、静と動のコントラストが劇的にドラマティックなBのフェイド・アウトからこの上なく不気味なインストCにつながり、タイトル・トラックのDに雪崩れ込む展開はもう絶品!

相変わらずジェフ・ニコルズ、いい仕事してますね。インストから曲にメドレーでつながる展開は、その後のSABBATH のアルバムに継承されましたし。

メジャー・キーながらもその重さが災い (?) してか妙な感じのする@や、全編うねりまくりのA、珍しくロニーのヴォーカルがファルセットから入り、中間部でギターとベースの火花散るインタープレイが圧巻のFなど、このメンバーであるからこそ作り得た最高の音がギッシリと詰め込まれてます。

その後のライヴアルバム発表後に彼らは分裂、ロニーはDIO を結成。トニーとギーザーはSABBATH 存続の為になんとイアン・ギラン(!)を加入させバンドを存続させます。

夢よもう一度との思いに答え、92年に本メンバーにて再結集した事実に狂喜乱舞。最高のアルバムが作られるぞとの期待を持ったんですが・・ あぁ、ロニーのばか。(笑)





雷第4位雷


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DIFFCULT TO CURE / RAINBOW

@I Surrender
ASpotlight Kid
BNo Release
CMagic
DVielleicht Das Nachste Mal (Maybe Next Time)
ECan't Happen Here
FFreedom Fighter
GMidtown Tunnel Vision
HDifficult to Cure (Beethoven's Ninth)


さあ、HR ファンなら知らないとモグリと言われる代表バンド、RAINBOW の登場です。

本作はジョー・リン・ターナー加入後初めて発表され、口の悪いファンから 「RAINBOW はFOREIGNER になった。」 と非難を浴びたました。

確かにDEEP PURPLE 〜 ロニー時のRAINBOW とリッチーを追い続けている方にとって、この変貌ぶりには一言二言、物申したくなるのは判る気がします。しかし、FOREIGNER になったと言うのはチャンチャラおかしいと個人的に思うんですが。

アメリカ制覇を目指して、エア・プレイ可能なサウンド・スタイルに移行したのは事実です。しかし、元々リッチーは作曲の際にはメロディ・ラインを最も重要視しており、そのサウンド・プロダクションがシンプルになったのと、歌詞から王女やドラゴンという中世の類いのものが消えただけの話で、彼の生み出している音楽観は何も変わっちゃないですよ。

決してFOREIGNER をけなしている訳ではありません。数々のヒット・ソングを生み出した彼らのソングライティングは最高ですし、「Cold As Ice」 「Hot Blooded」 は後世に残る名曲だと断言します。

ちょっと話が脱線しましたが、本作はA面・B面 (アナログね) それぞれラストに配されたインスト2曲が充実しており、なんとアメリカ・グラミー賞のインスト部門にノミネートされたDとベートーベン第9をモチーフとし、リッチーのスライド奏法が冴えるHは彼の作り出したインスト作品の中でもベスト3に入る出色の出来だと思います。

ラス・バラード作の@はジョー・リン・ターナーのソウルフルなヴォーカルが冴える快作。もはやHR の疾走曲はこうゆう風に作るんだよとのお手本となり、さまざまな後世のバンドに作風が受け継がれたAはRAINBOW どころかHR/HM の楽曲でもおそらくベスト20、いやベスト10に入るであろう名曲中の名曲だ。

ただ、この2曲以降は先出のインスト以外の曲でテンションが持続しないのが悲しいところで、数有るRAINBOW の作品の中で、本作が名盤と呼ばれていないのは否定する事は出来ません。(もちろん、HR/HM の作品という括りでは名盤ですが。)

珍しくZEPPELIN 風のリフと展開力を持ったBや、ジョーがRAINBOW 加入のオーディションの際に即興で歌わされたGなんかは意外に面白いんですが。

ともかく、HR の古典的名曲Aを聴くだけでも損の無い作品ですよ。RAINBOW はやっぱ、凄いな〜。






雷第3位雷


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DIARY OF A MADMAN / OZZY OSBOURNE

@Over the Mountain
AFlying High Again
BYou Can't Kill Rock and Roll
CBeliever
DLittle Dolls
ETonight
FS.A.T.O.
GDiary of a Madman


第一期OZZY OSBOURNE BAND 最後の作品と共に、ランディ・ローズの遺作となってしまった本作は、前作のテンションがそのまま持続された密度の濃い内容です。アルバムの聴き所は主人公のオジーでは無く、やはりランディ・ローズの作り出した楽曲、ギター・プレイに尽きるでしょう

中でも圧倒的な存在感を放っている 「狂人日記」 とういタイトル・トラックGは、ランディがレコーディング時に納得の出来るギター・ソロがなかなか録れずに珍しく苛立ち、他のメンバーに 「しばらく一人にしてくれ」 と言ってスタジオに何日間もこもって作り上げたというソロは、極上の展開・構成力・美しさを持つ事実を通り越して、もはや宗教的な何かに昇華させる程の圧倒的な壮厳力さを持ち、まさに彼の才能が開花されたと断言出来る名曲と言えるでしょう。

強烈なドラムのフィル・インから始まる@と何故かライヴで披露されなかったFの疾走力は痛快。重厚ながらポップなメロディ・ラインを持つAのギター・ソロは私もよくコピーしたものです。 (ランディはこの曲でライト・ハンド奏法を披露してますが、どうしてもエディ・ヴァン・ヘイレンみたいになってしまうと苦笑してました。)

当時活動していたバンド全てに言えることで、アルバム制作 → ツアー → アルバム制作 → ツアー の繰り返しでセールスを上げていたせいもあってか、本アルバムも時間の無い中、もの凄いスピードで作られたとの事で、Cのギター・ソロなんかはガイド・トラックのまま発表されてしまったとの逸話も残っており、本ソロがMR.Crowley のものとそっくりなのにも頷けます。

ランディの非常に良く練られた、クラシカルなギター・ソロって本当に頭にガツンって来るんですよ。Brilliant !

死んだ子の歳の数を数えても仕方ありませんが、ランディがもし生きていたのならば本作の次に発表されたであろう作品は、もの凄い名盤となった様な気がするんですが。う〜ん。






雷第2位雷


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SPELLBOUND / TYGERS OF PAN TANG

@Gangland
ATake It
BMinotaur
CHellbound
DMirror
ESilver and Gold
FTygers Bay
GThe Story So Far
HBlackjack
IDon't Stop By


IRON MAIDEN、SAXON らと並んでNWOBHM を代表する彼らの名盤中の名盤とされる本作の主役は、新加入した2人のジョンなのです。

その後THIN LIZZY、WHITESNAKE、BLUE MURDER と栄光の道を駆け上がっていくギタリストのジョン・サイクスが巷ではフューチャーされがちですが、個人的にはヴォーカルのジョン・デヴァリルの方が本作を名盤と言わしめる鍵を握ってると思いますよ。

ルックスと歌い方が共にセクシーで美しいヴォーカリストってHR/HM 界を探してもそうザラにいませんし、パッと思い浮かぶのはちょっとタイプは違いますが、デイヴィッド・カヴァーデイル位しか考え付きません。

上体をのけぞらしながら髪を振り乱してセクシーな声質でシャウトするデヴァリルのイメージが浮かんでくる@は、サイクスの若さに任せた早弾き (ゲイリー・ムーアそっくり!) と相俟って強烈な印象を叩きつけてます。

バラードの感情表現の素晴らしさを認識させてくれるDや疾走感抜群のCF、緊迫感溢れるギター・リフで始まり、物哀しいメロディが涙・ナミダのIなど捨て曲が見当たらない本作は今聴いても全然古さを感じませんし、リフ&リフの嵐の楽曲でもこんなにメロディアスに仕上げられるなんて驚くばかりです。

TYGERS もジョン・サイクスがランディ・ローズ死去後のオジーのバンドのオーディションを受ける為にバンドを脱退してしまった時点から凋落の一途を辿っていったとのイメージがありますが、その後発表した作品もデヴァリルのヴォーカルが冴えまくっており、けっこう聴き応えのある内容だとは思うんですが。

まさにNWOBHM の正統派の側面を代表する名盤、お聴き逃しなく!






雷第1位雷


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MSG / THE MICHAEL SCHENKER GROUP

@Are You Ready to Rock
AAttack of the Mad Axeman
BOn and On
CLet Sleeping Dogs Lie
DBut I Want More
ENever Trust a Stranger
FLooking for Love
GSecondary Motion


待望の第1位は、発表後にその整然としたサウンド・プロダクションを理由に賛否が分かれたMSG のセカンド・アルバムです。

プロデューサーはUFO やBABIES、その後にHEART やOZZY OSBOURNE を手掛けて大成功するロン・ネヴィソンが手掛けてますが、彼の手掛けた作品は全般的にソフトでゴージャスながらもカッチリとした奥行きの無い音作りをすることが多く、本作もそれが如実に現れています。

コージー・パウエルは 「俺が2週間もかけて録ったドラム・トラックは、ミックス・ダウン後にはこんな薄っぺらいサウンドに変貌していた。」 と激怒し、マイケル自身も 「奴はUFO と同じ観点から本作を作ってしまったのが失敗だった。」 と言い放ってました。

しっかし、しかし、どちらかと言うと平坦な音作りの中でもコージーのドラミングは堂々と個性を主張してますし、かえって叙情性を強調した雰囲気を醸し出す事の出来る繊細なサウンド・メイキングに仕上がってると私は思うのですが。

メドレー形式となる@AはまさにHR の様式美とスリルを感じさせ、BやGに代表されるクリスタルのように透き通る叙情性には思わずウットリ。ライヴでは酷さを露呈しがちなゲイリー・バーデンのヴォーカルもスタジオではマイケルのギターと見事にフィットしており、相性の良さを再認識出来ます。

力強さと美しさを兼ね備えた本作のハイライトFには、もう言葉は要りません。 (笑)
コージーの強力なドラミングとマイケルの哀愁溢れるギター・ソロがガッチリとかみ合ったMSG 屈指の名曲と断言しまっせ。

ソフトなサウンドでありながら強さと美しさを兼ね備えた本作は、一生私の愛聴盤となるでしょう。DIE OR BUY!






2011年本ブログを訪問して頂いた多くの皆さん、ありがとうございました。本年度は何かと暗い話題が多かったですが、来年は良い年になればなと切実に願っております。
最近は忙しくてなかなか更新出来ないのが事実なんですが、来年も頑張って本ブログを書いていきますので、宜しくお願い致します。

それでは、良いお年を〜っ。 Bye





posted by ハムバッカー at 02:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 年間ベストアルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月08日

1981年 My年間アルバム・ベスト10 Part 1 

ふと気がつけばすでに師走、早いものですね。とういわけで、恒例のMy年間アルバム・ベスト10発表ですが、いつも通りブログ・タイトルの趣旨にそって20年前にタイム・スリップ!1981年のMy年間アルバム・ベスト10の発表となります。


その前に、1981年はどんな年だったかというと・・。

・ローマ法王が来日
・大阪市のノーパン喫茶 「トップレス」 が公然わいせつにて摘発
・神戸ポートアイランド博覧会が開催
・アメリカでスペースシャトル 「コロンビア」 が初飛行に成功
・フランス・パリでオランダ人の女子大生を殺害し、遺体の一部を食べた日本人留学生・佐川一政容疑者が逮捕される
・電電公社が磁気カード式公衆電話とテレホンカードを公開
・「東京12チャンネル」 が 「テレビ東京 」に社名変更
・ロッキード事件 (不正献金事件) の裁判で元秘書の榎本三恵子が供述を一転、田中角栄元首相に不正な金が渡っていたことを供述 (ハチの一刺し)
・レーザーディスクが発売される
・北炭夕張炭鉱が倒産

テレホンカード、レーザーディスク、懐かしいですね。また、ノーパン喫茶は個人的に一度行ってみたかったです、 (笑) いや、ホントに。


では、いよいよアルバム・トップ10の発表です。ジャン!



雷第10位雷


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WELCOME TO HELL / VENOM

@Sons of Satan
AWelcome to Hell
BSchizo
CMayhem with Mercy
DPoison
ELive Like an Angel(Die Like a Devil)
FWitching Hour
GOne Thousand Days in Sodom
HAngel Dust
IIn League with Satan
JRed Light Fever


今でこそ元祖ブラック・メタルの称号を受けた孤高の存在としてVENOM は君臨してますが、デビュー時は完全なるキワモノ・色モノ扱いでした。

だってこんなにノイジーに疾走する音楽は聴いたことが無かったですし、その音楽的な事もさることながら、レザー&スタッドのコスチュームに、斧やヌンチャク、ドクロを持って凄むポーズや顔は、まさに狂気の一言に尽きます。

元々サイド・ギタリストだったクロノスがベーシスト脱退に伴いベーシストにチェンジ、さらにヴォーカリスト脱退を受けて他のメンバーにヴォーカルを押しつけられて、そのヘタウマ・ヴォーカルが世に出た理由だというのが笑えます。

そのクロノスの唸る様なヴォーカルにマンタスのノイジーなギター、アバトンの力任せで早いだけのドラミングに悪魔的な歌詞が融合。ペンタグラムに山羊の異様なアルバム・ジャケットなどトータル・イメージで怖かったです。この悪夢のようなレコードを聴くのは、正直言って子供の私には凄く勇気がいりましたし。

本作を良く聴いてみるとAの魔女を連想させる女性の囁きの挿入や、Fはマンタスのギター・ソロがいきなりライト・ハンドをぶちかましたり、Jのイントロにチェロが導入されてたりと隠し味がふんだんに盛り込まれてて面白いです。

現在巷に溢れている早いだけのクソ・スラッシュや、嗚咽しながらのたくり回るブラック・メタルを聴くと、VENOM って凄いんだな〜と感心してしまうのは私だけでしょうか ? (笑)

なお、国内盤CDにはボーナス・トラックがなんと本編に迫る10曲 (ちなみに本編は11曲) とテンコ盛り状態で収録されてます。さすがVENOM ! お腹一杯です。





雷第9位雷


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KILLERS / IRON MAIDEN

@The Ides of March
AWrathchild
BMurder in the Rue Morgue
CAnother Life
DGenghis Khan
EInncent Exile
FKillers
GProdigal Son
HPurgatory
ITwilight Zone
JDrifter


NWOBHM の出世頭、MAIDEN のセカンドは、衝撃のデビュー作から続いて期待を裏切らない内容となりました。

さらに劇画調になり凄みを増したエディのジャケットにまず驚き。RAINBOW やBLACK SABBATH を手掛けたマーティン・バーチをプロデューサーに迎えて分厚い音像も手に入れました。

インストの@からAへ雪崩れ込むスリルは今聴いてもゾクゾクしますし、スリリングなイントロに展開力の凄まじいC、軋む様なタイトル・トラックのHも大迫力、ポール・ディアノのシャウトも冴えまくってます。ヘヴィなHやライヴを意識したJも初期の名曲と言えるでしょう。

どうしても思い入れがあるせいか、1st. とこの2nd. が最高傑作なんですよ。ブルース・ディッキンソンは素晴らしいヴォーカリストであることは疑いの余地も無いですし、彼の加入なくしてはMAIDEN が世界制覇を達成する事は無かったでしょう。しかし、この頃のギラギラとしたハングリーさが封じ込められた作品に、ポール・ディアノのヴォーカルは不可欠だったんじゃないでしょうか?

だから、女性絡みのプライベートな問題で彼が脱退したニュースにはもの凄いショックを受けたし、まさかその後にこんなにバンドがデカくなるなんて思いもしませんでしたから。

その大きくなっていったMAIDEN とは対照的に、ポップなサウンドで再デビューしてケチョンケチョンにブッ叩かれたポールは、その後ゴリラのような風貌へと変身し、(笑) あの凛としてカッコ良かった頃のルックスは何処へ・・。思わず涙がポロリ。

成功している人間とは、見た目も輝いてるんですね。きっと。





雷第8位雷


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BREAKER / ACCEPT

@Starlight
ABreaker
BRun If You Can
CCan't Stand the Night
DSon of a Bitch
EBurning
FFeelings
GMidnight Highway
HBreaking Up Again
IDown and Out


SCORPIONS に続くジャーマン・メタル・バンド、ACCEPT の初期の傑作と呼ばれる本作は、それまでのどっちつかずのイメージを払拭して、ハード&ヘヴィなサウンドを武装して勝負をかけました。

オープニングの@から迷彩地蔵 (ウドの事ね、笑) の声、もう最高です。このカミソリのような強靭なヴォーカルは他で聴く事は出来ません。どうしたらこんな声が出せるんでしょうか ?

Dなんかはアメリカ人が聴いたら卒倒してしまう歌詞の内容とインパクトは凄すぎます。まあ、彼の声自体が凶器みたいなものですから、怖い怖い。

その後、クラシカル・フィーリングを打ち出していくウルフ・ホフマンのギター・プレイもAなどに片鱗が少しずつ導入されて、存在感を発揮していく姿は喜ばしい限りです。リッチー・ブラックモアと並んで彼のクラシカルなギター・プレイは大好きなんです。

ただ、ピーター・バルデスがヴォーカルを取るナンバーHは、ハッキリ言って必要ありません。(ゴメンネ) 個人的にピーターのか弱いヴォーカルはアルバムのバランスを崩してるとしか思えないのです。迷彩地蔵に全曲歌わせれば良いんですよ。それこそがACCEPTだ!

その後アメリカのSONY 傘下のポートレイトと契約。次々と名作を発表しながら彼らはドイツのいちマイナー・メタルから、世界的な漢メタルへと変貌していくのです。

最後に、アルバム・ジャケットの姉ちゃん、もう少し可愛い娘おらんかったんかい!






雷第7位雷


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NO SLEEP'TIL HAMMERSMITH / MOTORHEAD

@Ace of Spades
AStay Clean
BMetropolis
CThe Hammer
DIron Hours
ENo Class
FOverkill
G(We are) The Road Crew
HCapricorn
IBomber
JMotorhead


「ハマースミスまで不眠不休」 なんて素晴らしいタイトルじゃありませんか ! まあ、実際収録された音源はハマースミス・オデオンじゃ無いらしいけど。 (笑)

スタジオ盤は完璧なのにライヴは酷いバンドが多い中、彼らはスタジオ・テイクを数倍強力にした名曲の数々を熱演し、本アルバムに全てを封じ込めました。

SE から御大レミー様のリード・ベース (?) が炸裂する名曲@は、ライヴのオープニングはこうであれ、というお手本の様です。現在でもライヴで演奏されるABはクラシックの部類に入りますし、誇り高きロード・クルー達を歌ったGのイントロでの 「くぅる〜う」 の叫びはもう鳥肌モノ。また現在では不動のラスト・ナンバーのFがこのポジションで演奏されるなんてもったいない。

そして極めつけのラストJは攻撃的ベースのリフが口火を切り、フィルの豪快なタム回しに続いてスタジオ・バージョンの何十倍、いや何百倍の音圧の塊となって突進していく曲の勢いに圧倒されまくり。助けてくれ〜。

彼らの元々の大音量の由来は、エディのギターの音が大きすぎるのでレミーがベースの音量を上げ、それを聴いたフィルがまたドラムの音量を上げ、それならばギターの音量をさらに上げ、負けじとベースも・・・ という繰り返しで凄い爆音 (笑) になったと、これ、嘘のような本当の話らしいです。

本作はなんと全英チャートでNo.1となる快挙を達成。AC/DC と共にNWOBHM が誕生するまでのハード・ロック界を引っ張ってきたバンドが、このMOTORHEAD なのです。彼らがいなかったらMETALLICA はおろかスラッシュ・メタルは生まれてなかったとラーズ・ウルリッヒは熱く語っていましたし。

とにかくライヴ・アルバムの良さを味わうには、出来るだけヴォリュームをデカくして聴いて、その音圧に打ちひしがれて下さい。難聴になっても責任は持てませんが・・。






雷第6位雷


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MUSIC FROM " THE ELDER " / KISS

@Fanfare
AJust a Boy
BOdyssey
COnly You
DUnder the Rose
EDark Light
FA World without Hero
GThe Oath
HMR. Blackwell
IEscape from the Island
JI


史上屈指の問題作、または彼らの地位を堕落させた駄作中の駄作と巷では散々な評判の本作。私も初め聴いたときは口があんぐりと開いたまま 「ダメだこりゃ!」 と子供心に思ったものです。
また、ポール&ジーンの変な髪形もそれに追い討ちをかけるショックでした。

確かに全くKISS らしくありません。単純明快に楽しめるHR で、サビはみんなで思わず合唱というKISSの専売特許とは180度違いますから。

しかし、立派な大人 (?) になった私が改めて冷静に聴いてみると、そんな悪評サクサクを覆す本作の良さがギラッと見えてきました。

まずKISS という次元を超えて、その曲のクオリティの高さに改めて気付かされます。Aのポール・スタンレーのファルセットを多用したヴォーカルとセンシティヴなメロディ・ラインにゾクゾク。壮大なDは思わずウットリと聴き入ってしまいます。

そして後半にやっと出てくるハードなナンバーHJは名曲と呼べるんじゃないでしょうか。本作に入ってる事が理由で楽曲の良さが薄められてしまった様な気がしてとっても悲しいんですが、単音リフが冴えるHはメイクを落とした後のKISS のサウンドを暗示する興味深い曲作りとなってますし、ジーン&ポールがツイン・ヴォーカルを取る曲の中でも個人的に一番好きなJは、ライヴの締めの曲としても相応しいと思うのは褒めすぎか?

後に追加されたインストのIは、エースのギタスストとしての魅力・センスが満載で、故エリック・カーのシャープなドラミングと相俟って非常にカッコイイ曲ですよ。(ちなみに、ベースもエリックが弾いてます。)

本作はコンセプト・アルバムと同時に映画のサウンドトラックという意味合いを持った作品で、 「THE ELDER」 という映画製作までもが当時予定されていたという凄い逸話が残ってます。今となっては200%ありませんが。(苦笑)

長い歴史のあるバンドの別の側面を知るという大きな心で、是非聴いてみてください。震えるぜ。






5位から1位は、Part2 へ続く・・。パンチ


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posted by ハムバッカー at 11:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 年間ベストアルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする