2011年11月26日

「聞いてないよ〜。」 (ダチョウ倶楽部調で) GUNS N' ROSES

バンド自体は巨大となり誰もが知ることとなったが、現在のバンド形態が非常に気薄となってしまった (?) GUNS N' ROSES が87年に日本国内のみで発表された作品、その名もシンプルに 「EP」 (邦題は「ライヴ・フロム・ザ・ジャングル」)は、GUNS が最もGUNS らしい時期に収録されたライヴ盤でしょう。

収録曲はEP盤のB面に収録された曲などを集めたコンピレーション盤なんですが、話題はジャケットが1st.「APPETITE FOR DESTRUCTION」の初期盤に使用され、その猥褻さが原因で発禁となり差し替えられた、通称「レイプ・ジャケット」が採用されたことです。

今ならばデス・メタル系などでもっと酷いジャケットが巷に溢れてますが、当時はこのアメ・コミ調のジャケットすら発禁になったんです。TVや映画ではもっと猥褻な表現がされてる物が沢山あるのに、なんでアルバム・ジャケットはダメなんですかね。不思議な国です、アメリカって。

本作は@CDがイギリス、MARQUEE CLUB でのライヴ、ABはスタジオ・テイクに歓声を被せた模擬ライヴ、Eはスタジオ・テイクの構成となってます。注目は収容人数が400人にも満たないMARQUEE で収録された臨場感溢れる3曲で、スタジオ・ヴァージョンよりも素晴らしい@は、気だるい歌い方から後半は突き刺さるようなシャウトに変わっていくアクセルの七色ヴォーカルにゾクゾクさせられます。コレ聴いちゃうと、GUNS はライヴの方が数段カッコいいバンドだなと改めて再認識。

意外な選曲であるBOB DYLAN の名曲Cは、オーストラリアのHRバンド、HEAVEN も (知ってる?) カヴァーした事もあり、いっぱしのストリート・ロックンロール・バンドとは一回りも二回りも違うセンスのよさに思わず脱帽。
いや〜、いい曲ですね〜。Wネック・ギターを抱えてジミー・ペイジっぽくギターを弾くスラッシュを思い浮かべてしまいます。

AC/DC のDは、超有名リフの間に観客から叫ばれる「アンガス・コール」には思わず苦笑。原曲が素晴らしいだけに、本バージョンはまあまあってところかな。

この頃のメンバーのケミストリーは音を聴けば判る通り最高なんですが、なんせ個性の強い集団ですからこのメンツでは長続きしなかったのかなと思います。

本作は来日記念盤として発売されたがその来日公演は見事延期。 (笑) そして来日後にバンドのメンバーから (たぶんアクセル?) 本国から許可を取って発売したにも拘らず、本作の発売許可をしたなんて 「聞いてないよ〜。」 (ダチョウ倶楽部調で、嘘です。) とイチャモンをつけられて発売中止となってしまう有様。そのために現在はコレクターズ・アイテムとなる始末。ああ、罪深き作品だ。



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EP / GUNS N' ROSES (1987)

@It's So Easy
AShadow of Your Love
BMove to the City
CKnockin' on Heaven's Door
DWhole Lotta Roise
ESweet Child 'O Mine


歴史的インパクト ★★★ 個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 Cは最高、みんなで一緒に歌いましょう 「のっのっのきおん〜」 






posted by ハムバッカー at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月13日

勝っている所を探すとすれば・・ アルバム・ジャケットかな。 HURRICANE

QUIET RIOT のルディ・サーゾとカルロス・カヴァーゾの兄弟が在籍している事が話題となって注目されたバンド、HURRICANE は高品質のアルバムを発表しながらも、なかなか成功に届きませんでした。

個人的にはケリー・ハンセンの甘いハイトーン・ヴォーカルとロバート・サーゾの整合感のあるギター・プレイが大好きで、そのメロディアスな楽曲は私の心をムンズと掴んで離しません。

しかし、そのロバート・サーゾが突如脱退 ! 何故、何故 ? しかもレーベルよりの解雇通告との噂。今でも理由はよく判りませんが、もしかしたらロバートの上昇志向がアダとなったのかもしれません。

以前、OZZY OSBOURNE BAND の初代ギタリスト、ランディ・ローズが飛行機事故にて他界した際、同じくバンドに在籍していた兄でもあるルディ・サーゾに 「兄ちゃん、俺をOZZY のバンドに加入出来るようにぜひ紹介してくれよ。」 としつこくアプローチしたと、ルディが語ってました。

もちろんルディは親友の突然の死の悲しみに打ちひしがれた状態で、そんな弟の戯言はおろか、もうこのバンドには居られないと思っていたそうなんですが。

今説明した内容から察すると、なかなかブレイクしない現状に耐え切れずに、ロバートが脱退を誘発する行動を起こしたのでしょうか?

そして、空席のギタリストのポジションに兄であるカルロス・カヴァーゾが加入するという凄い噂が挙がり、 (事実何らかのアプローチがあったけれど、諸事情にて実現しなかったそうです。) 結局加入したのが同じく泣かず飛ばずのLION に在籍していたダグ・アルドリッジ!

ファンの方には申し訳ないんですが、わたくしこのダグというギタリストへの評価はもの凄く低いんです。

この人、日本のみで大人気だったLION を振り出しに、HURRICANE〜DIO〜WHITESNAKE と出世魚のようにのし上がってきましたが、彼の作曲能力にはいつも ??? がついてしまいます。
今考えてみても、確かにギタリストとしての腕は一級品で、リッチーやジョン・サイクスの曲を弾かせたら驚くほどのプレイをしますが、彼の書く曲は何故か異常につまらないんですよ。

LION やBAD MOON RISING なんかはもはや論外、WHITESNAKE やDIO でもバンドを浮上させる楽曲を生み出しているとは個人的には思えません。

そんな不安一杯の中、発表された本作 「SLAVE TO THE THRILL」 、そのダグが全編で弾きまくっており、今までのメロディアス路線からヘヴィ・メタリックな作風に見事に豹変。ケリー・ハンセンのヴォーカルが健闘してますが、もはや私の好きなHURRICANE はそこにはありませんでした。

思いっきりネガティヴなレビューとなってしまいましたが、HURRICANE の残したミニ・アルバムと1st. は素晴らしい名盤として後世に残る事は間違いありません。本作が勝っている所を探すとすれば・・ アルバム・ジャケットかな。 (笑)

そして現在ケリー・ハンセンは、なんとFOREIGNER に在籍してるそうです。しかもベースは元DOKKEN のジェフ・ピルソン (!) いや〜、時代は変わったんですね。



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SLAVE TO THE THRILL / HURRICANE (1990)

@Reign of Love
ANext to You
BYoung Man
CDance Little Sister
DDon't Wanna Dream
ETemptation
F10,000 Years
GIn the Fire
HLet It Slide
ILock Me Up
JSmiles Like a Child


歴史的インパクト  個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン ★★★ レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 ダグのファンは必聴です


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posted by ハムバッカー at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする