2011年08月26日

各自のバンドで何故それが生かせないのか START EM YOUNG

現代HM の礎となったNWOBHM から10周年となった91年に本作 「ENGLISH STEEL」 が発表されました。プロデュースは元FASTWAY のリー・ハートで、何故かこの時期に 「ALL STAR」 や 「KAIZOKU」 など似たような作品が乱発されていた気がするのですが・・。

参加アーティストがデニス・ストラットン、ポール・ディアノのMAIDEN 卒業組に、ビフ・バイフォード、ナイジェル・グロックラー、ニブス・カーター (SAXON) ジャッキー・ボディミード、キム・マコーリフ、デニス・デュフォード (GIRLSCHOOL) ファスト・エディ・クラーク (MOTORHEAD / FASTWAY) ジェム・デイヴィス (PRAYING MANTIS) ポール・サムソン、トビー・サドラー、チャーリー・マッケンズィー (SAMSON) ゲイリー・ファーガンソン (GARY MOORE) など、よくもまあ、これだけのメンツを集めたものです!

さらに、どこにでも顔を出すニール・マーレイとドン・エイリー (笑) を加えて数々のセッションを繰り広げます。これをNWOBHM の歴戦の勇者達が結集! と捉えるのか、HR / HM のトレンドから弾かれた者同士が集まって作品を乱発し、小遣い稼ぎしてんだろ? と思うのかは、人それぞれです。

しかし、内容はマニアを唸らせるだけの完成度を誇っており、NWOBHM サウンドが大好きな私にとって小躍りしたくなる楽曲がたっぷりと詰まってるんですよ。

サビのコーラスがノリノリで、「し・うぉん・ろっく」 とつい連呼してしまう@はポール・ディアノのヴォーカルが冴える秀作。全盛期の様な荒々しいシャウトとはいきませんが、そのちょっとうわずった感じのヴォーカルは健在で、思わずニンマリ。

デニスがヴォーカルを取るAEHは、ハード・ポップが大好きな彼らしい、LIONHEART 時代を彷彿させるメロディアスな曲調が印象的です。

そして、一番の驚きがジャッキー・ボディミード嬢のヴォーカルで、この人ケリー・ジョンソン脱退後のGIRLSCHOOL にちょこっと在籍してた人らしいんですが、とにかく歌が上手いんですよ。BDFIのそれぞれ違った雰囲気の楽曲らを見事に歌い上げており、こんなに歌える人はGIRLSCHOOL に似合わない訳だ (失礼) と思ってしまいます。この人、しっかりと曲作りにも加わってますし!

ビブ・バイフォード、ポール・サムソン、ファスト・エディ・クラークらの大御所達(?)はバック・ヴォーカルのみの参加ですが、彼らにもリード・ヴォーカルを取らせれば、本作はもっと華やかかつ、凄い作品になったんじゃないでしょうか。

HR / HM の残り香なんて寂しい事を言わず、まず聴いてみて下さいよ。最初に問いた様に、NWOBHM の歴戦の勇者が集まった上質のブリティッシュ・サウンドですから!

でも、ちょっと意地悪な事を言うと、こういったナイスな作品が作れるのなら、各自のバンドで何故それが生かせないのかがとっても不思議です。(笑)
時代に流されず、自分達の足元をしっかりと見つめて作品を作っていくのが、NWOBHM 歴戦の勇者らに残された使命だと思うのですが、私は。



img105.jpg


ENGLISH STEEL / START EM YOUNG (1991)

@She Won't Rock
ABody Rock
BEach Night I Pray
CFar Away
DStranger to Your Heart
EI'll Be Miles Away
FOne Love , One Heart
GNo Repair
HDead or Alive
ILay It on the Line


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン  レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 NWOBHM 万歳!


宜しければワンクリックを ↓
にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ
にほんブログ村





posted by ハムバッカー at 00:38| Comment(5) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月12日

あまりの気持ちよさに衝天して気を失った KROKUS

日本の特殊浴場 (ソープランドのことね) は日本人だけではなく外国人にとっても桃源郷であり、御多聞にもれず来日したアーティストの多くが来訪しているのは紛れも無い事実です。

古くはLED ZEPPELIN が来日した際、飛行機で日本の地に着いて空港からソープランドに直行したとの逸話がありましたし、KISS のメンバーの誰かが、 「あそこでやってもらえるハンド・チョップ (?) が自分で出来るなら、一晩中自分でヤリまくってるだろうね」 と語っていたことを思い出します。

日本の来日時の思い出を曲にしたバンドは、QUEEN、SCORPIONS、Y&T、BON JOVI など数々ありますが、男達の桃源郷 (笑) 日本の特殊浴場の思い出をなんと曲にして発表してしまったバンドがKROKUS であり、曲のタイトルもズバリ " Tokyo Nights " 。
厳密に言うと、あのジョン・ウェイトやジョナサン・ケインが在籍していたハード・ポップ・バンド、BABYS のメンバーから聞いた体験談を元に曲が書かれたらしいんですが。

何故かこの曲はレゲエのリズムに乗って始まり、その哀愁溢れるメロディがとても印象的なバラードです。そして歌詞が 「彼女に導かれてゲイシャ・ハウスに入り、服を脱いで彼女に体を洗ってもらい、あまりの気持ちよさに衝天して気を失った。 (爆笑) 」 というなんとも笑える内容。
まあ、あのマット・プレイでの気持ちの良さは分からなくも無いですが (笑) 曲にしてしまう事実が凄い!

この曲は本作発表当時その内容からちょっとした話題となり、本アルバムの大きなセールス・ポイント (?) となってたみたいです。これで終わっちゃうとレビューにならないのでもう少し説明しますと、KROKUS の通算4作目となる 「METAL RENDEZ-VOUS」 は英国人シンガー、マーク・ストレイが加入して初めて参加。メジャーの 「ARISTA」 移籍第一弾となった作品です。

それまでのKROKUS はプログレッシヴ / シンフォニックなサウンドを指向していた (!) らしいんですが、マークの加入によりハードなサウンドに変貌。@AFIなどAC/DC を彷彿させるタテ乗りのノリノリ・ハードR&R がアルバムに満載。衝突してハの字になった車が描かれたジャケットも目を引きます。

このアルバムからKROKUS の快進撃が始まり、 「HEADHUTER」 「THE BLITZ」 で彼らは全米制覇という頂点を極めましたが、きっとこのEの不思議なパワーが彼らのパワーの起爆剤となったんじゃないかと、私は勝手に思っております。 (笑)  桃源郷万歳!


418p+KELljL__SL500_AA300_.jpg


METAL RENDEZ-VOUS / KROKUS (1980)

@Heatstrokes
ABedside Radio
BCome On
CStreamer
DShy Kid
ETokyo Nights
FLady Double Dealer
GFire
HNo Way
IBack Seat Rock'n Roll


歴史的インパクト ★★ 個人的思い入れ★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 トーキョー・ナイツはきっと吉原の夜(笑)


宜しければワンクリックを ↓
にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ
にほんブログ村







posted by ハムバッカー at 00:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする