2011年01月27日

「じゃ〜ららら・じゃららら・じゃららら・じゃららら ♪」(笑) SARATOGA

HR/HM はやっぱ英語で歌われるのが一番ベターだと思います。言葉の流れなどが他の言語に比べて一番スムーズに思えますし。残念ながら日本語は、HR/HM のメロディでは最低に近い相性じゃないでしょうか。

その独特の巻き舌が好き嫌いを分ける言語であるスペイン語を操るスパニッシュ・バンド、OBUS、NU、BARON ROJO、MURO (いくつ知ってる?) の精鋭が集結して誕生したスーパー・バンドが今回紹介するSARATOGA です。

まあ、スーパー・バンドといっても所詮ほとんどの人が多分知らない (笑) バンドからの結集ですので、何がスーパー・バンドじゃ!と思う節もありますが、これがなかなかしっかりとした演奏力を持ってるんですよ、彼らは。

爆撃機の飛ぶ音に導かれてスタートする@はその疾走するリズムに 「おっ」 と思わず前のめりになりますが、どうもバリバリ巻き舌のスペイン語のヴォーカルが入ってくると素っ頓狂な感じがしてなりません。しかし、なんとこの後にはさらなる衝撃が待っていたのです。

サビが終わってギター・ソロが始まるんですが、その出だしがなんと、あの巨匠リッチー・ブラックモア率いるRAINBOW が82年に発表した 「STRAIGHT BETWEEN THE EYES」 のトップに収録されている ”Death Alley Driver” のソロ導入部と全く同じなんですよ!

あのバッハのコード進行をモチーフとした 「じゃ〜ららら・じゃららら・じゃららら・じゃららら ♪」 が聴こえてきた時、最初は思わず口をあんぐりと開いたまま固まってしまいましたが。(爆笑)

まあ、スペインだけじゃなく北欧の多くの様式美バンドやジャパメタに至るまで、リッチー巨匠のリフやメロディを頂戴しているバンドは非常に多いですが、ここまでストレートにやられると逆に気持ちのいいものです。(!?)

続くこれまた疾走ナンバーAのイントロやソロのギター・プレイも特筆モノの素晴らしさですし、サビがあの 「ウイ・ア・ザ・ワ〜」 にとっても似てるバラードのBは、広大な大地を想像させる雄大さを醸し出してます。

挿入されたアコギが非常に美しく、フォルトゥ・サンチェスが哀愁たっぷりに歌い上げるDも印象的なんですが、どうも前出のリッチーそっくりのギター・ソロのインパクトが強すぎて、う〜ん。だめだ、こりゃ。

確かにスパニッシュ・バンドの中ではインスト面において素晴らしい何かを持っているバンドです。みんなであのギター・ソロを聴いて大笑いしましょう。以上!



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SARATOGA / SARATOGA (1995)

@Grita
ANingun Precio Por La Paz
BTortura
CLoco
D20 Anos
EEres tu (para veronica)
FOjos De Mujer
GPrisionero
HOjo Por Ojo
ICunas De Ortigas


歴史的インパクト 個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 です、あ〜り〜、どらいぶぅわ〜あ ♪ (笑)


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posted by ハムバッカー at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月12日

器用なのか節操が無いのか KROKUS

英・米・独以外の第四世界のHR/HM 事情として、北欧やカナダ、オランダ、ギリシャ、ブラジルなどの駒があり、そこから色々個性的なバンドが続々と誕生しました。

そして今回取り上げるKROKUS はスイス出身。スイスと言っても ”時計” とか ”チーズ・フォンデュ” とか ”アルプスの少女ハイジ” ぐらいしか思い浮かばないボキャブラティの無い (笑) 私ですが、バンドを見渡してもKILLER、CELTIC FROST、STROMBRINGER、GOTTHARD 程度しか知りません。その中で70年代から活動しているのは彼らだけなのです。

元々、彼らの音楽性は出来損ないのAC/DC みたいで、個人的には大して好きじゃありませんでした。しかし、83年に発表された 「HEADHUNTER」 は私の固定観念を宇宙まで吹き飛ばしてしまう程 (?) 威力のある強力な作品でした。そして邦題は 「髑髏の紋章」 ジャケットそのままじゃん!と思わずツッコミをいれたくなる安易さがちょっと微笑ましい。

本作を一言で言い表すと、ズバリ ”JUDAS PREIST ” それまでのタテ乗り中心のR&R サウンドからスピーディかつ重厚な楽曲がアルバムのほとんどを占めました。
この伏線となったのは、本作がレコーディングされる前に行われたツアーでJUDAS PREIST と一緒に廻っており、さらにそのJUDAS の育ての親とも言えるトム・アロアが本作のプロデュースを担当したからじゃないでしょうか?

またその事実を裏付けるように、AとCでメタル・ゴッド、ロブ・ハルフォードがなんとバック・コーラスで参加しており、クレジットを見るとCOBRA〜SURVIVOR のジミ・ジェイミソンの名前も見受けられます。なんと豪華なバック・コーラス陣!

ザクザクと刻むリフに乗せて疾走するオープニングの@からもうメロメロ、最初に聴いた時 「ほんとにこれってKROKUS?」 と思いました。マーク・ストレイのヴォーカルはAC/DC の故ボン・スコットそっくりの荒々しさと伸びやかなシャウトでグイグイと曲を引っ張っていきます。

「いーと・りっ、いーと・りっ♪ 」 とAのサビなんかを歌いながら車を運転したら、ノリノリでアクセルを余分に踏んじゃいそうな感じですし、怖っ。

Bの退廃的なパワー・バラードでは一転、絞り出すように歌い上げるマークのヴォーカルがまた絶品で、彼の歌唱能力の高さをまざまざと見せつけられます。確か、RAINBOW のオーディションにも一度呼ばれた事もありましたね、マークは。当時リッチー・ブラックモアはボン・スコットのヴォーカルをかなり評価してましたし。

へんてこりんなインストGに続くラストのHはマイナー調の哀愁溢れるハードなナンバーで、欧州の香りがプンプンする絶対にアメリカのバンドには出せないサウンドで、これまた私を唸らせます。かっちょえ〜!

彼らのサウンドの変化に私を含めた世間の大多数が歓迎し、その甲斐もあって全米ではなんと100万枚のミリオン・セールスを記録! スイスのローカル・バンドがアメリカン・ドリームを掴み、一躍大物バンドの仲間入りを果たしました。

その後もこのままの路線で突っ走ってくれれば良かったのに、なんと次作 「THE BLITZ」 では意表を突くポップよりのサウンドに移行、その後もアルバム発表毎にコロコロとサウンド・チェンジを計り、器用なのか節操が無いのか良く判らないバンドの信念を見事に露呈しました。(笑)

しかし、この 「HEADHUNTER」 は後世に残る傑作ですよ。未聴の人は三食抜いても手に入れろや!



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HEADHUNTER / KROKUS (1983)

@Headhunter
AEat the Rich
BScreaming in the Night
CReady to Burn
DNight Wolf
EStayed Awake All Night
FStand and Be Counted
GWhite Din
HRussian Winter


歴史的インパクト ★★★ 個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 スイスの鋼鉄サウンドは強力!でも本作のみだ(笑)






posted by ハムバッカー at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする