2010年10月30日

ティーンエイジャーらの股間を直撃する好奇心 THE RUNAWAYS

ジャニス・ジョプリン、スージー・クアトロなど70年代初頭に様々な女性ロッカー達が活躍していましたが、本格的な女性のみのハード・ロック・バンドとして世に初めて登場したのがTHE RUNAWAYS でした。

今でこそHR / HM に女性が当たり前のように存在してますが、男尊女卑のイメージが強いこのジャンルの中で彼女らは常にキワモノ扱いされ、プロデューサー、キム・フォーリーの作られたPLASTIC DOLLS とのやっかみの声も。

だって今回紹介する1st. の国内邦題が 「悩殺爆弾〜禁断のロックンロール・クイーン」 ひでー邦題。 (笑)

メンバーの平均年齢は16歳。デビュー時の宣伝文句は 「ALICE COOPER よりエキサイティング、KISS よりもストレンジ」 またシェリー・カーリーが@でガーター・ベルト&コルセット姿大股全開で腰をくねらせながら歌う姿など、音以外の話題ばかりが先行して本国アメリカでは肝心の音楽性は二の次で人気はサッパリ。

しかし、まるでちょっと不良のアイドルを見たいティーンエイジャーらの股間を直撃する (?) 好奇心からなのか何故か日本で彼女らは大ブレイク、なんとライヴ・イン・ジャパンのアルバムが出る程の大盛況ぶり。

でも女性アーティストなんだから、男には無い女の武器、女性らしさを駆使するのは全然悪い事じゃないと思うし、男勝りかつダーティになる必需性は全く無いと思いますよ、個人的には。

シェリーはもちろん、パンキッシュになる前のジョーン・ジェットだって充分可愛いし、筋肉隆々のドラマーのサンディ・スレイド (故人) が私の一番のお気に入りでした。

しかしリタ・フォード、この中では恐ろしくブサイクです。 (爆笑) 80年代にソロで再登場した時は別人のように綺麗になっていて、 「あんた、どっかイジッたんちゃう?」 と勘ぐりたくなりましたが、この頃はキツイですね。

ソリッドなヴァースにサビが悩ましい@や、引っかかるようなリズムが特徴的なブギー調のB、曲の展開が摩訶不思議な7分にも及ぶ大作I以外はロックン・ロール色が強い楽曲が並ぶノリの良い作品となってます。

77年に2nd. 「QUEENS OF NOISE」 を順調に発表、HR色を強めた音楽性を指向した作品は本作を凌ぐ完成度を誇りましたが、彼女らの崩壊はそのブレイクした日本での来日公演でのある事件をきっかけに始まりました‥。



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THE RUNAWAYS / THE RUNAWAYS (1976)

@Cherry Bomb
AYou Drive Me Wild
BIs It Day or Night?
CThunder
DRock and Roll
ELovers
FAmerican Nights
GBlackmail
HSecrets
IDead End Justice


歴史的インパクト ★★ 個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 シェリーの股間は悩殺爆弾!


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2010年10月24日

むき卵の様なルックスが命取りとなったのでしょう。 SKULL

今やプロデューサーとしての知名度の方が高いギタリスト、HR界のむき卵 (笑) と勝手に私が呼んでいるボブ・キューリックは、KISS 結成時のギタリストのオーディションにエース・フレイリーが現れなかったらKISS のメンバーになってたかもしれなかったし、その後は影武者として彼らのアルバム 「ALIVE U」 「KISS KILLERS」「CREATURES OF THE NIGHT」 でソロをプレイしている、なんともKISS とゆかりの深い人物なのです。

じゃあ何故KISS のメンバーになれなかったって? そうです、ビジュアル重視が大前提の本バンドでは多分そのむき卵の様なルックスが命取りとなったのでしょう。(爆笑)
まあ、KISS 結成当時の72年頃はもう少し髪の毛はあったと思いますが、その頃からあの髭づらだったんでしょうか?

その後AOR / POP なサウンドが売りのバンドBALANCE を経て、91年に彼のリーダーズ・バンドとなるSKULL を結成、デビュー作 「NO BONES ABOUT IT」 を発表します。もちろんバンド名はボブ自身の風貌から取ったのでしょう、ガハハ。

メンバーはBALANCE 末期に在籍していたチャック・バーギ (RANIBOW でも有名やね) やデニス・セント・ジェイムズ、何故かもう一人ドラマーにボビー・ロック (VINNIE VINCENT INVATION / NELSON) がクレジットされてます。

しかし、デニス・セント・ジェイムズがヴォーカル? 確かこの人ってSUPER ROCK '84 にあのレイ・ケネディを含んだ悪夢の編成で来日したMSG のベーシストだった人じゃなかったっけ?
でもアルバムを聴いてみると確かに歌が巧いです、ベーシストじゃもったいない位に。

先出のドラマー2人は曲ごとに使い分けられており、アルバムのハイライトはその後BLACKTHONE でもセルフ・リメイクされるソリッドかつファストなA、作品中一番ポップでキャッチャーなF、デニスのヴォーカル・パフォーマンスが素晴らしいIが挙げられます。

ボブもアーミング等を多用しながらなかなか派手なソロを弾いてるんですが、う〜ん。アルバム一枚通して聴くとちょっと曲が弱いかな、あまりにもアメリカン・アメリカンし過ぎててワシの好みに合わんな。
個人的にはボブ参加の 「ALIVE U」 スタジオ・テイクの様な、威風堂々とした雰囲気でガツン!とハードに勝負して欲しかったんですが。

本作 「NO BONES ABOUT IT」 は発表前になんと所属レコード会社 「ENIGMA」 が倒産。結局イギリスのインディ・レーベルからのみの発売となり、ボブの苦難はまだまだ続きます‥。

きっとヤクザなミュージシャン稼業より、スタジオ・プロデューサーの方が収入的にも、精神的にも楽だと思ったんでしょうね、今は。



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NO BONE ABOUT IT / SKULL (1991)

@Eyes of a Stranger
ABreaking the Chains
BI Like My Music Loud!
CLittle Black Book
DLoser's Game
ELiving on the Edge
FHead Over Heels
GGuitar Commandos
HThis Side of Paradise
IKing of the Night


歴史的インパクト  個人的思い入れ
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 バンド名は本気かシャレか?


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2010年10月11日

HR/HM にどっぷりと浸かった私の人生と今でも並走してるなんて ANVIL

先日、遅ればせながらANVIL の映画 「ANVIL 〜夢を諦めきれない男たち〜」 を見ました。

いや〜っ、ストーリーもさることながら非常に感慨深い映画でちょっと感動。私の初めて観たHR/HM 系のライヴは、あの日本で最初のHMフェスティバル、「スーパー・ロック '84」 だったのですが、 (映画もそこから始まります) よくよく考えてみると最初にライヴを体験したバンドって、オープニングに登場したANVIL だったんですよ。今気付いた!

でも当時はBON JOVI、SCORPIONS、WHITESNAKE らの印象が強く、今でも彼らの一挙手一投足は目に焼きついてるんですが、このANVIL とゲロゲロ編成で登場したMSG (笑) の印象はほとんど無いんですよ。しかし、出演した5バンド共、HR/HM にどっぷりと浸かった私の人生と今でも並走してるなんて、ちょっと嬉しいですね。

ANVIL も結成から30年近く経てこんなに話題になると思ってもみなかったんじゃないでしょうか。正直私を含めてサード・アルバムまでしか聴いてない人がほとんどだと思いますし。

そのサード・アルバム 「FORGED IN FIRE」 は、最高傑作と推される 「METAL ON METAL」 と何ら遜色の無い、ブリブリに素晴らしい作品ですよ!

沈み込みリフが重量感たっぷりのミディアム・チューン@をアルバムのトップに持ってくる意外性が鋭いセンスで、これがまたカッコいい。そしてBはアルペシオの調べに乗って嵐の前の静けさを思わせるイントロから鋭いリフが切り込んできて疾走、中間のギター・ソロとラストでまたスロー・ダウンする緩急の妙を魅せつける、劇的展開を持った5分を越す叙情詩的な名曲。
また唄い上げる哀愁のメロディが切ないGはリップスのヴォーカリストとしての巧さを誇示するこれまた名曲。

もちろん、DHIに代表されるツー・バス宜しくのANVIL 節も健在で、本作は今聴いても83年制作という古さを全く感じさせないのには驚き。

まあ、このバンドほど30年前とあまり変わらないサウンドを今でも追及してるのは珍しい存在で、AC/DC あたりと同等の評価を受けたっておかしくないんでしょうか?

もっと強力なマネージメントと組んでいれば、凄いバンドと称されてたかもしれません。でも多くの同業ミュージシャンらにリスペクトしてる事実は見逃してはいけませんよ。

冷たいことを言うようですか、今後の彼らも悲しいがなブレイクする事も無く、一過性の話題のみで5年後位にはきっとまた忘れ去られてしまう運命だと思います。しかしリップス&ロブにはANVIL をずっと続けて欲しいと思いますし、初期の名盤3作品が決して色褪せることは無いでしょう。継続は力なり!頑張れ〜。



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FORGED IN FIRE / ANVIL (1983)

@Forged in Fire
AShadow Zone
BFree as the Wind
CNever Deceive Me
DButter - Bust Jerky
EFuture Wars
FHard Times - Fast Ladies
GMake It Up to You
HMotormount
IWinged Assassins


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン ★★★ レア度 国内未発売
雷イチ押しポイント雷 継続は力なり!


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2010年10月03日

軒並みゲロを吐く様な (笑) 声で WWV

まー、こんな声の人がいるなんて、驚きです。

現在のゲロゲロ・デス・メタルのヴォーカリストらは、軒並みゲロを吐く様な (笑) 声で歌い叫んじゃって最低ですが、80年代後半頃はACCEPT のウド・ダークシュナイダーのカミソリ・ヴォーカルを凌ぐ者が現れるとはまさか思ってもみませんでした。

DIO を脱退したジミー・ベインとヴィニー・アピス、その後DIO に加入するトレイシー・Gが90年に結成したバンド、WWV の主役は彼らではなく、その強力な声を持ったヴォーカリスト、マンディ・ライオンなんです。

彼の歪みきって脳の血管がブチ切れそうなその声は、カミソリを通り越してチェーンソーでブッた切られる程の大迫力!何でこんな声が出るんだ?ホントに地声なの?
ジャケットの絵の怪物がまるで歌ってるというのが、その声に対してピッタリとくる表現なのです。

更にマンディの声と同じくトレーシー・Gのギター・サウンドも、負けじと軋んだゴリバリなヘヴィさで押し倒してる為にアルバム全体を通して聴くと少々疲れますが、元DIO のリズム隊が意外にストレートなリズム・サウンドを構築してるので、ある程度曲への重圧が緩和されてます。

RAINBOW のライヴのオープニングで有名なインストのBなんか、耳をつんざく程のギターの音の軋み様ですし、T.REX のカヴァーDは原曲をどっかに吹き飛ばしてしまう爆音じゃ。

このバンド、もう少し出現が2000年頃と遅かったらブレイクしてたんじゃないかと思います。ある意味時代を先取りしてたのかもしれません。でもDIO のリズム隊がまさかこんなサウンドのバンドを結成したという事実は驚きでした。

しかし、彼らが出戻ったDIO のアルバム 「STRANGE HIGHWAYS」 が、WWV と同様のサウンドになってたときは大笑いしましたが。本末転倒ですね。 「ロニー、どうしちゃったの?」 という感じでしたし。

今やそのロニーも残念なことに亡くなってしまいました。その為に職を失ったミュージシャンも沢山おり、BLACK SABBATH 〜 DIO と長い間苦楽を共にしたヴィニー・アピスなんかは今後どうするんだろう?と他人事ながら心配しちゃいます。

あのメロ・タムを叩き回す印象的なドラミングは好きなので、ぜひ頑張ってほしいのですが。



コピー 〜 img628.jpg


WWV / WWV (1990)

@Time for Terror
ALove You to Death
BOver the Rainbow
CCall Me Devil
DChildren of the Revolution
EGo Down
FLove at First Bite
GThe Harder They Come
HAtomic Sex Appeal
IDrive You Crazy
JThe Cage



歴史的インパクト  個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 なんちゅ〜声じゃ!


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posted by ハムバッカー at 02:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする