2010年06月27日

紅白歌合戦にも出場した新宿区在住の妙な外国人 HAWAII

今や流暢な日本語を操り、鈴木亜美や石川さゆりのバックで紅白歌合戦にも出場したFanta のギタリストでもある新宿区在住の (笑) 妙な外国人、マーティ・フリードマンが、元CACOPHONY〜MEGADETH の高速ギタリストだと知っている人はどれだけいるのでしょうか?

彼のキャリアは日本人の人気外国観光地No.1であるハワイで始まり、女性ヴォーカル擁するVIXEN、ALOHA を経て結成されたバンド名がズバリHAWAII (そのまんまや!笑) です。

このダサいジャケットのデビュー・アルバムは、なんとあの早弾きギタリスト御用達のShrapnel から発売され、シンガーはその後VICIOUS RUMORS の初代ヴォーカリストとなるゲイリー・セント・ピアーが在籍してます。

音楽性は重量感の無いスラッシュ・メタルというか、ガチャガチャしたパワー・メタルというか、なんとも私好みのB級メタルを全編にて追求してまして、@の中間部でいきなりタンゴのリズムになるところは、一歩間違えばコミック・バンドになりかねない危うさ(?)で何とも微笑ましい。
また今回を含めて3度再録されるマイナー・メロディが美しい本作No.1の楽曲Dや、マーティの鬼気迫る邪悪なソロが冒頭で炸裂するE、雄大なインスト曲Hなどが聴き所かな。

しかし、残念ながらゲイリーの酷いヴォーカルが全てをブチ壊してるのは誰の目から見ても明らかで、個性的かつテクニカルなマーティのギターのみが強烈な存在感を放って本作を面白くしているのは事実です。

結局、「ハワイにはロクなミュージシャンがいない。」 と考え、マーティはマイク・ヴァーニーを伝って早々にLA に渡ったのは大正解だと思います。

まあ、その後の活躍はメタル好きの方ならば御存知だと思いますし、一流のギタリストとして現在は見事に一本立ちしました。

そのマーティ、何故そんな日本通になったのかというと、彼は日本人の女の子(大和撫子)が大好きで、上手くコミニュケートしたいとの思いから日本語を一生懸命勉強したらしく、アメリカで開催された日本語弁論大会で2位にもなったらしい。また彼の口癖は 「いいじゃん!」 (笑)

日本人と結婚したポール・ギルバートといい、早弾きギタリスト達は何故日本の女子に魅了されるんでしょうか?



HAWAIIUSLP1_A.png


ONE NATION UNDERGROUND / HAWAII (1983)

@LIving in Sin
ASilence Nightmare
BOne Nation Underground
CYou're Gonna Burn
DEscape the Night
ENitro Power
FThe Pit and the Pendelum
GSecret of The Stars
HOvernight Volcanica


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン  レア度 国内未発売
雷イチ押しポイント雷 マーティのギターはこの頃から妙?だった


宜しければワンクリックを ↓
にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ
にほんブログ村




posted by ハムバッカー at 02:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月24日

アラビアン・ナイトを連想 MEDINA AZAHARA

英語以外の言語を使うHR / HM のバンドは数多く存在します。アルゼンチンのRAINBOW と呼ばれるRATA BLANCA、フランスのAC/DC の異名を持つTRUST、スイスの高速スラッシャーのTURBO、そしてジャパメタの数々・・。

そしてBARON ROJO と並んでスペインの英雄バンドと称されるMEDINA AZAHARA は、アルバムも日本盤が出てるので、そこそこの知名度はあるんじゃないでしょうか?

バンド名の由来は、アラビア人、ユダヤ人、キリスト教徒等多くの宗教、文化が混在して争いの絶えなかったスペインにて、中央イスラム帝国から独立した勢力の君主、アブデラマン三世が936年頃に愛人のために建てたと言われるアラブの宮殿 「MEDINA AZAHARA」 から取られていることから、異国のエキゾチックなイメージをなんとも掻き立てられます。

本作は日本編集のベスト・アルバムで、4th 「CARAVANA ESPANOLA」 EF、5th 「…EN AL-HAKIM」 @AB、6th 「EN DIRECTO 」HI、7th 「SIN TIENPO」 CDGJからの選曲で、全編を覆う柔らかなキーボードに泣きのメロディが満載の内容はモロ日本人好みのサウンドになってます。

特にDEは欧州のバンドにも決して負けないストレートなハード・ロック・サウンドですし、ライヴ・バージョンのHIの尋常でない盛り上がり方はこのバンドの凄みを感じさせます。
ただスペイン語の歌メロが入ってくると、どうしても日本の演歌とかアラビアン・ナイトを連想してしまうんですよ (笑) 私は。

英語圏の人が日本語のHR / HM が奇妙に聴こえるのと同様に、英語に慣れてしまった私の耳にも超不思議に聴こえてしまいます。

さらにJのボーナス・トラックは新録で、スペイン語ではなく英語で歌われてるんですが、何故かどう聴いてもアラビアン・ナイトに変わりがありません。 (爆笑)

もはや言語を超えて、このバンドの持つ体臭とか美学のレベルなんでしょう。

ちょっと不思議な感じですが、ハマったらツボに入るサウンドだと思いますのでお試しあれ。私のブラジル人の知り合いはこのバンドが大好きらしく、いつも愛車のシルビアから大音量で流れててノリノリで聴いてますし。

私にはラテン系の血は流れてないんでしょうね、きっと。



keita3055-img600x367-1235752604j21fv034050.jpg


LEGEND IN ANDALUCIA / MEDINA AZAHARA (1994)

@Al-Hakim... Otro Lugar
AOtono
BVelocidad
CNecesito Respirar
DTodo Tiene Su Fin
ENavajas De Carton
FCuando Llegara Ese Dia?
GSolo Y Sin Ti
HAndalucia 〜 Es Increible 〜 El Soldado 〜 Busco 〜 Recuerdo Del Ayer
IEl Lago
JNinos *

* BONUS TRACK


歴史的インパクト ★★ 個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 バリバリの巻き舌にハマるか、拒絶するか、それが運命の鍵だ?


宜しければワンクリックを ↓
にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ
にほんブログ村




posted by ハムバッカー at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月19日

北欧に出現した怪物 BATHORY

英国のVENOM、イタリアのBULLDOZER と並んで三大怪物の一つ (?) と勝手に呼ばせてもらってるBATHORY は北欧デス / ブラック・メタルの元祖的存在と言えるでしょう。

バンド名の由来は、1560〜1610年にハンガリーに実在した殺人鬼エリゼベート・バソリーから取られ、なんとこの女性は自分の美貌を保つ為に600人の少女を殺してその生き血を飲んだとの逸話が。(怖っ)

また、エリゼベート・バソリーが少女を殺して生き血を搾り出すのに使った道具が中世でよく使用された有名な処刑道具、その後NWOBHM のムーヴメントの中から鮮烈なデビューを果たすバンド名の由来となったIRON MAIDEN なのです。

まあ、こんなバンド名ですから、大体音楽性は想像できると思いますが。

このバンドの実態は北欧ストックホルム出身のクォーソンなる実に怪しい人物のプロジェクトで、全ての楽器とプロデューサーを一手に手掛ける様は、当時世間ではひとりブラック・メタルと呼ばれていました。(ぷぷっ)
実際はベースとドラムの協力者もいたらしいですが、そんなのはどうでも良いと思える程のサウンドは衝撃的かつ大笑い間違い無いですよ。

どこの地下室で録ったの?と思わせるモコモコした劣悪な音質に這いずり回る様なヴォーカル、ハード・コアな疾走感に荒削りなギターはHR/HM 好きの人すら、ちょっと引いてしまうシロモノです。

普通の人がこの作品を買って聴いたら 「何じゃこのノイズは、ソノシートか。金返せ!」 「こんなの音楽じゃね〜、ゴミだ。」 と言うんじゃないでしょうか?私もそう思いますし。 (笑)

しかし、有無を言わせないその迫力は誰もが認めざる負えないし、強烈な毒々しさは舐めてみようかなとの衝動に駆られる淫靡さを持ち合わせてるのではないでしょうか?

なお、このクォーソンは2004年に残念ながら39歳の若さで死去しました。しかし彼の残した作品は暗黒空間サウンドの礎を築き、後続のブラック・メタル・バンドらを大いにリスペクトしており、BATHORY はHR/HM のシーンに小さな爪跡を残したと断言します!

あなたも、この劇薬を舐めてみる勇気がありますか?



51njOEcdR4L__SL500_AA300_.jpg


BATHORY / BATHORY (1984)

@Storm of Damnation
AHadrs
BReaper
CNecromancy
DSacrifice
EIn Conspiracy with Satan
FArmageddon
GRaise the Dead
HWar
IOutro


歴史的インパクト ★★個人的思い入れ  
ジャケット・デザイン ★★ レア度 国内未発売
雷イチ押しポイント雷一歩踏み出して、聴いてみよう(笑)極上のブラック・メタルを


宜しければワンクリックを ↓
にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ
にほんブログ村




posted by ハムバッカー at 01:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月13日

キン×マが膝までぶら下がったヴォーカルの股間から黄色い液体が飛び出し GWAR

SLIPKNOT が95年に結成されてるという事は、彼らはそれより5年以上前からシーンに登場してたんですね。

そう、今回紹介するのはその重装備のルックスとエロ・グロを極めたライヴ・パフォーマンスで世間の度肝を抜いたが、何故か日本ではほとんど話題にならなかったバンド、GWAR です。

自ららを宇宙人と名乗り (爆笑) SF映画のモンスターのような被り物は大迫力!こんなん身に着けてて演奏出来るの?と誰もが思いますが、これが結構上手くプレイしてるんですよ。ギターやベースはフレットが見えるんでしょうか?

彼らの場合、ライヴ・パフォーマンスを見なければ魅力の1/10 も伝わらないバンドで、その内容がこんなのあり?と呆れる強烈なものばかりです。

巨大リーゼントの金のスーツの男 (マネージャーという設定らしい) と首から上が人形の男がまずステージに登場して2人で観客を煽っていると、その後メンバーが登場して持っていた剣で男の首をブッタ切って演奏が始まります。すると首を切られた男の首から大量の血が噴水の如く噴出してステージの最前列まで血が飛び散るんですが、客達は何故かその血を浴びて大喜び (笑)

その他キン×マが膝までぶら下がったヴォーカルの股間から黄色い液体が飛び出し、Tバックを穿いたバックダンサー(?)らは火を吹くわ、刀を振り回して踊り狂うわ、マイケル・ジャクソンのそっくりさんをステージ上で恥辱し、最後には巨大な恐竜が現れてバンドのメンバーらは食べられてしまいます。

もう、完全に色物の世界ですよ‥。アメリカ人って凄いですね。(笑)

でも、これできちんと演奏してるんですから、ある意味凄いと思いますけど。

肝心の音の方は (笑) スラッシュっぽいリフにラップ調のヴォーカルが乗る二流のANTHRAX 風という感じでそこそこカッコ良いんですが、Aではハエがブンブン飛んでいる音がずっと聴こえるし、Fでは曲のバックで 「遠き山に日が落ちて」 を演奏する間抜けなバグパイプがずっと聴こえてたりして、ちょっとついてけません。 (汗)

彼らは地元アメリカよりイギリスで人気が高く、アルバムも結成時から現在まで毎年コンスタントに発表してますから、ただの色物で終わってる訳じゃない様です。ただ、日本じゃ絶対成功しないタイプでしょう。

ただ、ライヴは一度実際に体験してみたいなと感じさせますが。多分怖いもの見たさにお化け屋敷に入るのと、同じ感覚なんでしょうね、きっと。 (笑)



610bZVCNODL__SL500_AA300_.jpg


SCUMDOGS OF THE UNIVERSW / GWAR (1990)

@The Salaminizer
AMaggots
BSick of You
CSlaughterama
DThe Years without Light
EKing Queen
FHorror of Yig
GVlad the Impaler
HBlack and Huge
ILove Surgery
JDeath Pod
KSexecutioner
LCool Place to Park


歴史的インパクト ★★ 個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 とにかく強烈、お下劣、ライヴを直視せよ!


宜しければワンクリックを ↓
にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ
にほんブログ村




posted by ハムバッカー at 01:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月10日

あなたもきっと哀愁に咽ぶことでしょう AXE

プログレッシヴ・ロックの定義とは、難解でテクニカル、大所帯に英国というイメージがパッと浮かびますが、米国にもアメリカン・プログレと呼ばれるバンドが多数存在しております。

初期のJOURNEY、STYX、BOSTON、KANSAS と、現在の音楽性からはちょっと考えられないメンツですが、テキサスで結成されて79年にデビューを果たしたAXE もその当時はアメリカン・プログレの括りで紹介されていたと思います。

イギリス勢の難解さ、テクニカルさを優先する雰囲気とは違い、アメリカのプログレ・バンドは適度なクラシカルさと壮大なコーラス・ワークが融合させた大陸的なサウンドを指針しているバンドが多く、聴くのには比較的とっつき易いんじゃないでしょうか?

AXE の特徴は、哀愁を帯びたメロディに華麗なツイン・リード、静と動のコントラストが劇的な展開力など、日本人のツボをズビッと抑えた楽曲の数々で、彼らをメロディアス・ハードと呼んでも差し支えはないでしょう。

私はどうもプログレッシヴと呼ぶよりも、彼らはメロディアス・ハードと表現した方が非常にシックリくるんですよ。まあ、ジャンル分けなんで本当はどうでも良いんですが。 (笑)

冷たく哀愁を帯びたメロディ・ラインが全編を支配し、分厚いサビのコーラスが物哀しい、適度にハードな@はド頭から私の琴線をビビッと刺激してくれます。

ヴァースのヴォーカルはソウルフルながらサビで静かに歌い上げるメリハリさが印象的なCや、ギターが泣きまくる美しいバラードのD、本作中最もHRサウンドが炸裂するE、そしてラストを飾るHは物静かな入りから徐々に盛り上がっていく、まさにプログレッシヴな6分以上の大作で本作は締められます。

彼らは本作を含めて計4作品を発表しますが、80年代に入ってからのアルバムはLAメタルの台頭に影響されたサウンドに転嫁したために、楽曲から彼らの生命線でもある叙情性が著しく失われてしまい、84年にメジャーのATCOとのディールを失ってしまいます。

そして悪い事は続くもので、マイケル・オズボーンとボビー・バースの両ギタリストの乗った車が交通事故を起こし、マイケルは帰らぬ人となってしまいました・・。

結局中心人物を失ったバンドは、残念ながら4年間という短い歳月にて活動の幕を下ろします。同時にアメリカン・プログレの時代も終わり、産業ロックという忌まわしきジャンルに多くのバンドはシフトしていきます。

70年代最後のアメリカン・プログレと呼ばれたメロディアスな本作とセカンド・アルバムはセットでお薦めです。あなたもきっと哀愁に咽ぶことでしょう!



keita3055-img600x600-12473678748489he77769.jpg


AXE / AXE (1979)

@Life's Just an Illusion
AHang On
BSympathize
CHow Come I Love You
DForever
EBack on the Streets
FDoin' the Best That I Can
GYou've Out of Line
HBattles


歴史的インパクト ★★ 個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 ★★★
イチ押しポイント 哀愁とメロディアスに酔え


宜しければワンクリックを ↓
にほんブログ村 音楽ブログ HR/HMへ
にほんブログ村




posted by ハムバッカー at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする