2010年03月28日

彼は今が一番、幸せではないでしょうか? THE MICHAEL SCHENKER GROUP

今、NHK BS2 を見ながらこれを書いています。今年1月に行われたMSG 30周年アニヴァーサリー・ツアー日本公演の模様ですが、いや〜、マイケルは名曲をずっと書き続けてきたんだなと改めて感じました。

往年のUFO のクラシックからMSG の新旧のナンバーまで、また最新作の曲が全然違和感無くセット・リストに溶け込んでるなんてある意味凄い事ですよ。 「Ride on My Way」 はいい曲ですね。

マイケルも年を追うごとにルドルフと風貌がソックリになってきたのは、やはり兄弟だからでしょうか。曲と曲の間に挿入されたコメントも、昔の挙動不審ぶりを微塵も感じさせないしっかりとした説明に感心。

しかし、ニール・マーレイの恰幅の良い風貌にはビックリ! です。前回の来日時のクリス・グレンもダルマの様で凄かったし。 (爆笑)

ゲイリー・バーデンも見た目は随分若々しくなってましたが、相変わらず危なっかしい (笑) 歌いっぷりで、フェイクしそうな所を上手く観客に歌わせてたのは年の功と言えましょう。

マネージメントの策略で一時期首を切られたゲイリーが復活して83年に発表されたMSG のサード・アルバム「BUILT TO DESTROY」は、初回プレスが発売された後に当時のマネージメントだったレーバー&クレブスが、 「この音じゃ全米では売れない!」 (もっと早く気付けよー) とジャック・ダグラスにリミックスを依頼、セカンド・プレスよりその新たなリミック盤にて再発、従ってファースト・プレスの音は即廃盤という、手間もお金も莫大にかかったと思われる離れ業を敢行しました。

リミックス盤はひ弱だったキーボード・サウンドも厚く、マイケルのギターも全面に押し出されたミックスに、さらにデレク・セント・ホルムズという新メンバーがEでリード・ヴォーカルを取っている驚きの内容となっており、当時のバンドを取り巻く人々の混乱ぶりを絵に書いたような出来事でした。

しかし、個人的にはすでに初回プレスの音を聴き込んでた為、新しい音には非常に違和感を感じました。オリジナルでは結構ハマって歌ってたEなんかのヴォーカルを差し替えるんだったら、フェイク寸前のスリリングなヴォーカルが炸裂するCを歌ってやれっちゅーの。 (笑)

アメリカ制覇の為に前2作と比べると随分ポップになったなと当時は思いましたが、今改めて聴いてみても根底に流れるサウンドはマイケルそのものと呼んでも遜色無く、ABFなんかはKILLER な曲でっせ。

その後、レイ・ケネディをヴォーカルに迎えての来日公演ではゲイリー以上のスリリングさを伴い、私達日本のファンを恐怖のどん底に叩き落しましたが。(ギャー)

私がまだうら若き中・高校生の頃に夢中となっていたバンドが、現在でも活動しているという事実は嬉しい限り、涙・涙です。

どこかのレコード会社がファースト・プレスの音源のフルCDを再発してくれないでしょうか? アナログ盤は持ってるんですがノイズが酷くて困ったちゃんです。



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BUILT TO DESTROY / THE MICHAEL SCHENKER GROUP (1985 First Press)

@Rock My Nights Away
AI'm Gonna Make You Mine
BThe Dogs of War
CSystems Failing
DCaptain Nemo
EStill Love That Little Devil
FRed Sky
GTime Waits
HRock Well Never Die


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 国内未発売(LPのみ)
雷イチ押しポイント雷 いつまでも元気で生きてくれ〜、マイケル。


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2010年03月27日

For Speed and Death Metal Addicts, This is HARDCORE STREET METAL !!! ZOETROPE

本記事のタイトルを直訳すれば、 「スピード&デス・メタル中毒者よ、これがハードコア・スピード・メタルだ !!!」 こんなところでしょうか?

アルバム・ジャケットの裏に書かれたこの凄いキャッチフレーズ、あながち間違ってませんよ。しかも " !!! " が3つだし (笑)

このバンド、カナダの古豪パワー・メタルのEXCITER と同様、ドラマーがヴォーカルを兼任、またベーシストが黒人という異色のメンツで構成されており、その時点で 「おおっ」 と思わせます。

パンク・バンドか? と思わせる愛想の無いジャケット・デザインとは裏腹に、その突貫的疾走サウンドにはストリート感覚がプンプンと臭っており、先出のEXCITER の喧しさとANTHRAX の先鋭さが入り混じった様なスピード・メタルは一般的なスラッシュ・メタルとはひと味もふた味も違う凄みを醸し出してますし。

ドラムがヴォーカルを取ってるバンドって、一般的にライヴはド下手というパターンが多いのですが、数少ない映像を見る限りは演奏自体もしっかりしてるみたいだし、ヴォーカルのマーク・スターンの声も非常に良く通ったパワフルな声が強力。

個人的にMETALLICA やANTHRAX 並にデカくなるバンドだと思ってたのですが、私の回りにこのバンドの存在を知っていた人間はほとんどいませんでした。

セカンド発表後に中心人物のバリーがTROUBLE に移籍してしまい、93年にサード発表後にこのバンドは終わってしまいました。再結成を見てみたい数少ないバンドの一つでしたが、バリー・スターンって既に故人なんですね、最近まで知らなかった!

この暴力的サウンド、やみつきになりますよ。フフフ ・・。



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AMNESTY / ZOETROPE (1985)

@Indecent Obsessions
AKill the Enemy
BMercenary
CAmnesty
DMember in a Gang
EBreak Your Back
FAnother Change
GCreatures
HTrip Wire


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン  レア度 国内未発売
雷イチ押しポイント雷 ギャングの街、シカゴ出身のキレキレサウンドに屈服


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2010年03月23日

その髪って、不自然とちゃう QUIET RIOT

QUIET RIOT、1978年のデビューから2007年の解散まで、とにかく出たり入ったりの愛憎劇が付いて回った忙しいバンドでした。

誰から見ても明らかにミスマッチだったポール・ショーティノの加入や、何回脱退したのか判らない (笑) チャック・ライト、さらにボビー・ロンディネリやトレイシー・ガンズも在籍してたこともあるそうです。 (トレイシーは10日で脱退したらしい・・。)

そのバンドが世紀末の99年に名作 「METAL HEALTH」 発表時のメンバーにて復活した時には驚きました。以前バンドから燻り出されたルディ・サーゾはどんな思いで参加したのでしょう?黄金期のメンバーにて 「夢よ、もう一度」 そんな思いがあったのでしょうか。

その復活作 (何回目だ?) 「ALIVE AND WELL」 は、全盛期と同様のアメリカン・パーティ・ロック風で、良くも悪くも能天気なケヴィン・ダブロウの押しの強いヴォーカルがいつもの如く目立ちまくってますが、いかんせん楽曲が弱いなー。
AC/DC のカヴァー 「Highway to Hell」 が一番目立っちゃマズいでしょ。

さらにボーナス・トラックでは往年のヒット曲が5曲もセルフ・リメイクされており、本編の楽曲の存在を薄める事に。(悲)

自分達のヒット曲のセルフ・リメイクをする事に関しては、個人的にはいい思いがしません。結局リメイクしても往年のオリジナル・ヴァージョンには絶対勝てる訳が無いし、前出の通リ新曲にも影響してきちゃう場合が多々あるからです。以前MSG やJOURNEY なんかも、同様のパターンで失敗コイてましたし。

結局、再結成の意義がハッキリしない復活では良い楽曲も生まれる事も無く、長続きしないのは当たり前です。そして予想通リ、本作発表早々にルディはDIO 参加のために脱退しました。

やっぱり、HR/HM 界きっての嫌われ者である問題児と結局、ソリが合わなかったのでしょう。

しかもこの困ったちゃん、復活当時は明からに以前と違う立派な髪型に変貌しており、その髪って不自然とちゃう ? 本物 ? (笑) と思えますよ。 ガハハ



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ALIVE AND WELL / QUIET RIOT (1999)

@Don't Know What I Want
AAngry
BAlive and Well
CThe Ritual
DOverworked and Underpaid
ESlam Dunk (Way to Go!)
FToo Much Informetion
GAgainst the Wall
HThe Wait **
IHighway to Hell
JSign of the Times 1999 *
KDon't Wanna Let You Go 1999 *
LThe Wild and the Young 1999 *
MMama Weer All Crazy Now 1999 *
NCum on Feel the Noise 1999 *
OMetal Health (Bang Your Head) 1999 *

BONUS TRACK *
JAPAN BONUS TRACK **


歴史的インパクト  個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン  レア度 
雷イチ押しポイント雷 若返って見えるのはケヴィンだけ!?


こちらが99年の暴君、↓ の83年の映像と比べてちょ (爆笑)


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posted by ハムバッカー at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月21日

頭の血管ブチ切れるぞ! BLACKTHORNE

グラハム・ボネット、そのロックに似つかわしくない風貌に一種独特なライヴ・パフォーマンス、奇行の数々。しかし、世界最高の声を持つ彼は、マイ・ベスト・ヴォーカリストの五指に入る、私にとってはとても愛くるしい存在であります。

IMPELLITTERI 脱退以降は逃げる様にオーストラリアの家族の元へと帰ってしまい、このまま隠居生活か? と思われた矢先の93年、突然のシーン復帰に私はそりゃもう狂喜乱舞!

それはBLACKTHORNE というバンド名で、メンバーは何とボブ・キューリック (えっ) グラハムとの接点は? ふと考えましたが、ALCATRAZZ 時代の盟友、ジミー・ウォルドーがボブの前バンドのSKULL にてボブと意気投合したのをきっかけに、最終的にグラハムとの合体が実現したらしいです。

久々のHM サウンドをバックにシャウトするグラハムにワクワクしてたのですが・・。

う〜ん、なんて聴き辛い音なんだ。 (悲)

@から 「おい、グラハム、頭の血管ブチ切れるぞ!」 と言いたくなる程のがなり声でのシャウトに困惑。ただでさえライヴでフェイクしまくってんのにこれで大丈夫? と心配になってしまいます。

彼の伸びやかな高音は直線的でありながら非常に倍音を含んだ個性的な声なので、 (4オクターブも出るんだぞ!) こういうダーティな唱法はちっとも似合いません。ボブのギターもテクニカルなんですが、非常に粗いギター・サウンドのためにギターとヴォーカルがお互いに殺し合ってしまい、楽曲がそのヘヴィな音の密度に押し潰されてしまう始末。

さらに恒例のカヴァー曲はRAINBOW の 「All Night Long」 を取り上げてるんですが、これがまた 「どうすればこんなアレンジになるの?」 と嘆きたくなる程の出来の酷さにガックシ。

まあBCDFあたりの楽曲的は素晴らしいので、もう少し良質なプロダクションで作って欲しかったなと残念でなりません。私のグラハムのフェイバリット・アルバムは、MSG 参加時の唯一の作品である 「ASSAULT ATTACK」 なので、その線で作ればきっと素晴らしいアルバムになったと思うのですが。

結局グラハムはアルバム完成後早々に脱退、その後バンドはGIUFFRIA やHURRICANE のメンバーらを補充してMURDERER'S ROW へと変わっていきます。

まあ、リズム隊が必殺流れ人のフランキー・バネリ&チャック・ライトが起用された時点で長続きはしないなと正直思ってましたし、いくらプロモーションの為だとはいえ、「笑っていいとも!」 に出ちゃ駄目だって! (笑)



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AFTERLIFE / BLACKTHORNE (1993)

@Cradle to the Grave
AAfterlife
BWe Won't Be Forgotten
CBreaking the Chains
DOver and Over
EHard Feelings
FBaby You're the Blood
GSex Crime
HLove fron the Ashes
IAll Night Long


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イチ押しポイント メンツは強力、しかしちと辛いな、この音は

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posted by ハムバッカー at 02:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月17日

美しい女性メンバーがお目当て? DESMOND CHILD & ROUGH

最近はHR/HM系 のアーティストが、外部のソングライターと曲を共作するのを多く見受けます。

以前のHR/HM 系はどちらかと言えば「自分のバンドの曲は自分達だけで書く」という保守的な考えが強かったと思います。

しかし、これだけヒット・メイカーと呼ばれる作曲のプロと共作した曲が売れると誰もが無視出来ないですし、やはり自分達の書いた曲がヒット・チャートを駆け上がれば、バンド自体が富や名声を手にすることが可能となりますし。

この方法論については賛否両論ありますが、私は個人的には賛成です。一人で良い曲が書けるのに越したことは無いですが、外部のパートナーと書くことによって曲に新たな肉付けをすることが出来ますし、要は良い曲が書ければ方法なんかはどうだっていいじゃないですか。

ダイアン・ウォーレン、ホリー・ナイト、ボブ・ハリガン など多くのソングライターの名前を、あなたも一度は耳にした事がありますよね?
そして今回紹介するのは、その中でも草分け的存在でもあるヒット・メイカー、デスモンド・チャイルドです。

BON JOVI の出世作 「SLIPPERY WHEN WET」 で多くの曲を共作してシングル・チャートを席巻、アルバムも驚異的な売上を記録したのを皮切りに、AEROSMITH、JOAN JET、ALICE COOPER、RATT、BONFIRE、MEAT LOAF、SCORPIONS ら多くのHR/HM アーティストの作品に名を連ねました。

しかし、彼の名前が一番最初に公へ出たのは、1979年のKISS の大ヒット・シングル 「I Was Made for Lovin' You」 であり、ディスコ・サウンドとハード・ロックが融合したその楽曲は当時非常に斬新でした。

共作者のポール・スタンレーは、デスモンドが70年代後半に活動していたバンド、DESMOND CHILD & ROUGH のNY 近郊でのギグをよく見に行っており、 (見に行った本当の理由は、美しい女性メンバーがお目当てだったそうです) 話をするうちに意気投合して一緒に曲を書くようになったそうです。

そのDESMOND CHILD & ROUGH が78年に発表した1st. はデスモンドと美人女性3人からなる4人組ユニットで、楽曲はロック・ポップス・ディスコ・ソウル・AOR がミックスされた (?) アバンギャルドなサウンドで彩られており、@DFで彼独特のメロディ・ライン、いわゆるデスモンド節を垣間見る事が出来ます。また、Cは前出のポール・スタンレーとの共作曲です。

まあ、本作はHR/HM 系のサウンドとは全然違いますのでスカッと肩透かしを喰らいますが、美味しいメロディ・ラインが随所にサクサクっと散りばめられた楽曲は非常に心地好いですよ。

でも、このヒット・メイカー達はこれだけ良い楽曲を他に提供しているにも拘らず、自分達のソロ作品がいまいちパットしないのは (笑) う〜ん、皮肉ですね。

名曲とは、良い楽曲と良い演奏者が一体となって生まれるものです!どちらかが欠けただけでも駄目なんですよ。



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DESMOND CHILD & ROUGH / DESMOND CHILD & ROUGH (1978)

@Wastside Pow Pow
AOur Love is Insane
BLovin' Your Love
CThe Fight
DMain Man
ECity in Heat
FLazy Love
GOtti
HGivin' in to My Love


歴史的インパクト  個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン ★★ レア度 国内未発売
雷イチ押しポイント雷 デスモンドの売れない時代の貴重音源、でも女性メンバーは3人とも美人だ!

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posted by ハムバッカー at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする