2010年02月26日

アメリカン・メタル代表だ、これは WILD DOGS

83年に結成されたWILD DOGS は、国内盤が出なかったせいもあって、サード・アルバムの 「REIGN OF TERROR」 のみが取り上げられる事が多いのですが、その前に出た作品も要チェックですよ。

なんとあの早弾きギタリスト御用達のレーベル、Shrapnel よりリリースされた1st. は、まるでJUDAS PRIEST を彷彿させるブリティッシュ・テイストと、疾走感ザクザクのアメリカン・メタルの混ざりあった驚きのサウンドに、私の度肝を抜いてくれました。

このバンドの要は、後にTONY MACALPINE、STEVE VAI、OZZY OSBOURNE、BAD ENGLISH、JOURNEY 等々で凄腕を披露するドラマー、ディーン・カストロノヴァのドラミングで、@DHの様な疾走チューンからAの高速シャッフルなど、楽曲をグイグイと引っ張っていくそのパワーは、このバンドの重厚なボトムをガッチリと支えています。

いかついゴリライモの様な (?) 風貌の重装備ヴォーカリスト、マシュー・T の声も、その見た目とは違って意外と聴き易いのもポイントが高いし、ギターのジェフ・マークもFのイントロで結構テクニカルに弾きまくってますよ。なかなか個々のテクニックは充実してるバンドじゃないでしょうか。

しかし、先にも述べたように国内盤が出なかったのが痛い。私の知り合いもサード以外は聴いたことが無い奴がほとんどで、この熱いサウンドがリアルタイムで日本に届かなかったのが残念でなりません。 (号泣)

硬派かつパワフルなサウンドの作品をもう1枚発表した後、マシュー・T は本バンドを脱退、DR.MASTERMIND と改名して超強力な作品を86年に発表、一方のWILD DOGS はハワイ出身のAOR シンガー / ギタリスト、マイケル・ファーロングを迎えてエキストリームなメタル・サウンドに変貌、世のメタル・リスナーを驚愕させます。



WILDDOGSUSLP1_A.png


WILD DOGS / WILD DOGS (1983)

@Life is Just a Game
AThe Tonight Show
BThe Evil in Me
CBorn to Rock
DNever Gonna Stop
ETwo Wrongs
FTake Another Prisoner
GI Need a Love
HYou Can't Escape Your Lies


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン  レア度 国内未発売
雷イチ押しポイント雷 アメリカの底辺を支えたパワフル・サウンドを聴け!


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2010年02月25日

要はハードなR&R ですよ MOTORHEAD

以前紹介した 「ORGASMATRON」 と今回紹介する 「ROCK 'N' ROLL」 は、一般的にMOTORHEAD の作品群の中ではそれ程重要視される作品ではありません。

しかし、現在の彼らのサウンドへの橋渡し的な作品としてこの2作は重要な位置付けをしており、個人的にも非常に思い入れのある作品です。

本作発表当時はMETALLICA を筆頭とするスラッシュ勢が猛威を振るい、何故かその元祖と勝手に呼ばれていた彼らのサウンドと比較される事がかなり多かったような気がします。

MOTORHEAD はスラッシュ・メタルじゃないですよ、ハードな " R&R バンド " ですよ。

ただスピードだけを求めるなら、世の中にはマッハなスラッシュが腐るほど溢れているので、そっちを聴けばいいんじゃない?と今でも思いますし、勝手に比較されて、早さがどーだ、こーだと言われても困っちゃいます。

てな訳で、本作はフィル・アニマル・テイラーがドラムに復帰してオールド・ファンも色めき立ち (?) タイトルも原点に返ってか、シンプルに 「ROCK 'N' ROLL」 と命名。
タイトル・トラックの@は、その名前通りシンプルかつ疾走感溢れる名曲、映画の主題歌となったAやCではスライド・ギターが飛び出し、飛び跳ねる様なリフが最高にカッコいいEや、切ないサビを奏でるGは彼らにとって珍しいポップなラヴ・ソング (!) そしてラストの爆走チューンHで締めくくるバラエティに富んだ堂々の内容。

現在ではアコースティックもバラードも、ホーンもブルースも何でもありのMOTORHEAD サウンドの走りとも言える本作は、とにかく必聴ですよ、なんせ曲が良いから。

本作発表後、なんと、メジャーのCBSと契約。彼らに追い風が吹いた!と思いましたが、残念ながら最終的にバンドに暗い影を落とします。詳しい事はいずれまた取り上げる予定です。

でもどんな事をやってもMOTORHEAD らしく聴こえるってのは、ある意味凄い事じゃないでしょうか。

現在65歳 (驚) になってもロックン・ロール・ライフを地で行く御大レミー様、いつまでもロックして下さい。ずっとついていきますよ、あっしは。



818.jpg


ROCK 'N' ROLL / MOTORHEAD (1987)

@Rock 'n' Roll
AEat the Rich
BBlackheart
CStone Deaf in the USA
DThe Wolf
ETraitor
FDogs
GAll For You
HBoogeyman


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン ★★★ レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 MOTORHEAD(レミー)は何をやってもMOTORHEAD だ〜、以上!


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2010年02月21日

あれ、キーが合ってないじゃん MADISON

北欧メタルの期待の星と呼ばれ、来日公演も果たしたMADISON が84年に発表した1st. 「DIAMOND MISTRESS」 は、国内盤の発売が86年だったこともあってか、当時は音源がなかなか手に入らずに話題となりました。

北欧メタルの虜になっていた私も、確か最初は国内盤にて聴いた様な記憶があります。

邦題が意味はよく判らないが、何か凄そう (?) な 「神嵐の序曲」 と気品溢れるジャケット、それに加えて、待たされた事によっての期待も大きかったせいか、聴く前からやけに力が入ってたんじゃないかと思います。@のツイン・ギターで奏でるイントロダクションの雄大さに 「おお〜っ」 と感激し、疾走感溢れるナイスなリフに移り大きな期待、そしてヴォーカルが入って来るのですが・・。

「あれ?キーが合ってないじゃん。」(笑)

その後、北欧絡みの多くのバンドに参加するヨラン・エドマン (ゲラン・エドマンとも紹介されてます) が本バンドのヴォーカルなのですが、明らかにキーが合ってません。ハイトーンも苦しそうで、フラフラと声がうわずってます。
ミックスのエコーで一所懸命補正をしてますが、これはちょっと辛いぞ!

本作ではDのバラードのみ彼の素晴らしいヴォーカルを聴く事が出来ます。@やEの楽曲はまさに北欧メタル!との名曲になりうるサウンドなんですが、悲しいがなヨランのヴォーカルが全てをぶっ壊しちゃってます。

この後に参加するJOHN NORUM の 「TOTAL CONTROL」 やYNGWIE の作品では打って変わって素晴らしいヴォーカルを披露、特に "The Final Countdown" に良く似た "Love is Meant to Last Forever" は名曲中の名曲と断言しますよ。

彼のヴォーカルがこの後、著しく上手くなったのには非常に驚いたものです。

と言うことで、本作はヨランの若さ任せの青い時代の作品としか、イメージが無いんですよ。

当の本人も、MADISON での初来日公演時には既に日本のレコード会社に、脱退後に参加するJOHN NORUM の売り込みをしてた事実が有りますから、本人もバンドに対する思い入れがそれ程無かったのかもしれません。 (笑)



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DIAMOND MISTRESS / MADISON (1984)

@Lay Down Your Arms
ARun Boy
BSneaker
CDon't Look Around
DPictures Return
EDiamond Mistress
FDon't Go
GSquealer
HChanges
ITurn Me Loose


歴史的インパクト  個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン ★★★ レア度 
雷イチ押しポイント雷 若さ溢れるヨランの甘酸っぱいデビュー作


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posted by ハムバッカー at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月19日

ひざまづいて靴をお舐め? HEADPINS

70年代に活躍したCHILLIWACK を母体とし、結成されたカナダ出身のHEADPINS。初めてのライヴは、79年のRAINBOW のカナダ・ツアーのバンクーバー公演での前座にてデビュー。

バンドの男性メンバー全員がVAN HALEN のメンバー (ヘイレン兄弟&サミー・ヘイガー) にクリソツなのは有名な話ですが、このバンドをまず語るのには、紅一点のヴォーカリストであるダービー・ミルズではないでしょうか。

このダービー嬢、見た目はサディスティックな女王様 (?) という風貌で、ブロンドの髪に大きく鋭い眼光、そしてタイトな衣装はもう私の下半身を釘付け。 (笑) 「ひざまづいて靴をお舐め」 と言われれば、いくらでも喜んでお舐め致しますよ。 (爆笑)

その鋭くも美しい見た目とは裏腹に、ハスキーかつダーティなヴォーカルには思わず悶絶!@のイントロのシャウトには度肝を抜かれますし。最初聴いた時には、「これって女?」と思ったほどです。

まあ、アルバム通して聴くとダービー嬢のヴォーカルが少々耳にうるさいのが正直な所ですが、バックの演奏が非常にタイトにまとまっており、プロデューサーを初め、ギター、ベース、ドラムまでもこなしてしまうマルチ・プレイヤー、ブライアン・マクラウドのギター・プレイはなかなか器用で、小気味良く疾走するCでは、スライド・ギターやヴァイオリン奏法を織り交ぜて、結構弾きまくってるのには驚き。

作品全体はタテノリのHR にポップなメロディ・ラインとダービーのハスキーなヴォーカルが絡む一種独特な雰囲気を持っており、あまり類似のバンドは見受けられないほど個性的です。

本作はカナダ国内にてプラチナムを獲得、セカンド・アルバムからはアメリカのヒット・チャートにシングルを送り込み、成功の予感を感じさせましたが・・。

悲しいことに、前出の中心人物であるブライアンが癌のため89年に他界。残念ながらそれに合わせるかの様にバンドも解散の道を辿ります。

話は変わりますが、最近HEADPINS が再結成していた事を知りました!ダービー嬢は黒髪のカーリー・ヘアをまとった、それなりに年を重ねた風貌となりましたが、まだまだゾクッとする色気は放ってますよ。



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TURN IT LOUD / HEADPINS (1982)

@Turn It Loud
AKeep Walkin' Away
BDon't Ever Leave Me
CPeople
DDon't It Make Ya Feel
EWinnin'
FYou Can't Have Me
GBreakin' Down


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン ★★ レア度 国内未発売
雷イチ押しポイント雷 ダービー嬢のセクシャルさに思わず唾を飲め!


若き日のダービー嬢黒ハート ↓

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posted by ハムバッカー at 00:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月15日

一作のみで消えた北欧珠玉のバンド UNIVERSE

北欧らしさである哀愁、透明感のあるサウンド、様式美的展開の全てを兼ね備えた作品というのは早々有りませんが、このUNIVERSE 唯一のアルバムはその条件を満たした名盤と呼ぶことが出来るでしょう。

本作は85年に本国スウェーデンで発表され、それから10年後に初めて国内盤が発表された経歴を持つ、長い間幻の名盤として日本国内で言われていた作品です。確かにそう言われるに相応しい強力な楽曲がガッツリと揃ってます。

リリシズムに満ち溢れた@から疾走感抜群のAの流れで気持ちをグッと引き込まれてしまいますし、マイナー・キーの主旋律からギター・ソロに入ると突如メジャー・キーに変化して意表をつかれ、見事としか言い様の無いB、雄大なイントロダクションが印象的なHやラストのIまで、金太郎飴のようにそのどこを切っても哀愁を帯びたメロディが溢れ出す捨て曲無しの素晴らしさ!

何故このような見事な作品を発表したのに彼らは一作のみで消えてしまったのでしょうが?

スウェーデンでは男子に限って4ヶ月〜9ヶ月の期間の徴兵制度があり、配属が陸軍ならともかく、海軍や空軍となると非常に拘束力が厳しくてとてもバンド活動など出来たものじゃないと聞いた事があります。

そういった厳しい環境の中、嘱望された未来が消えていったバンドが沢山あるんだなと思いました。
何らハンデの無い、大甘の中で活動している日本のバンドらとは大違いのヘヴィな内容ですね。

北欧十指に入る哀愁を解き放ったこの名盤を聴いて、そのヘヴィな背景を感じながら大きな声で泣いて下さい(!?)

このバンドのメンバーの写真を見たのですが、HR/HM らしくない、なんか隣の大学生の兄ちゃんのような短髪、眼鏡の奴がいて笑っちゃいましたが、曲のクレジットを見るとこのメガネ君がほとんどの曲を書いてるじゃありませんか。(さらにプロデュースも) う〜ん、絶句!



universepic.jpg


UNIVERSE / UNIVERSE (1985)

@Rollin' on
AStories from the Old Days
BWeekend Warrior
CLonely Child
DLooking for an Answer
EAngel
FWoman
GStrong Vibration
HBurning Machine
IQuestion of Time


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン  レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 初期北欧メタル屈指の名盤だ、文句ある?


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