2010年01月31日

ZEPPもSABBATHも誕生する前から BLUE CHEER

アメリカの元祖ハード・ロック・バンドであろうと思われるBLUE CHEER は66年にベイエリアで結成、68年に発表した 「VINCEBUS ERUPTUM」 は当時は比較する対象が無い程のサイケかつ凶暴なサウンドで世界中の度肝を抜きました。

彼らはEddie Cochranの 「Summertime Blues」 や (THE WHO とどちらが先なのでしょう?) THE ROLLING STONES の 「(I Can't Get No Satisfaction」 等の大胆かつ斬新な爆音カヴァーが有名ですね。まだLED ZEPPELIN やBLACK SABBATH も誕生する前からという事実にも驚きです。

計6枚の作品を発表して71年に空中分解した後、85年にめでたく再結成。ジョニー・Zの協力を経てMEGAFORCE RECORDS から発表された 「THE BEAST IS BACK」 これが私が初めて聴いた彼らの作品で (そこから遡って聴きましたが) オリジナル・メンバー2人と新ギタリストを加えて作られたMEGAFORCE らしいサウンドは、ガツンと一発で私をノック・アウトしてくれました。

MEGAFORCE らしいサウンドって何?と思いますよね。簡単に説明すると、METALLICA やANTHRAX の1st. やACE FRHELEY、MANOWAR、EXCITER、OVERKILL の1st. など、私好みのガッツィーな音を持つバンドとしか契約をしない主義をもったNY のレーベルで、ここから発表された作品はどれも硬派なサウンドを持ってるのが特徴なんですよ。

AFGは1st.からのセルフ・カヴァーで、これらの現代に蘇った引きずるようなメタリックなサウンドは単にガレージ・ロックの一言で片付けられるほど陳腐では無く、ディッキー・ピーターソンのしわがれた迫力満点のヴォーカルにヘヴィなオリジナル・リズム隊は迫力満点、そして新加入したギタリストが結構いい仕事をしております。

例のAのカヴァーは言わずもかな相変わらず爆裂で、跳ねる様なリフのDも印象的、そして曲の後半に突然物凄い勢いで疾走するEを聴き終わる頃には、そのトリオ編成のサウンドとは思えない程の音圧に私の頭はクラクラ・メロメロ。

再結成したバンドって、大体お里がミエミエであまりぱっとしないものが多いのですが、これはほんとにお薦めでっせ!クルマを運転しながら聴いてると、アクセルを思わず余分に踏んじゃいますし (笑)

しかし残念ながらバンドの中心人物であるディッキー・ピーターソン (B&Vo) が2009年に癌にて死去、彼らの活動は永遠に終わってしまいました。

そんな彼らが99年に奇跡の初来日を果たした事を、当時知らなかったのが一生悔やまれます。ク〜ッ! (悲)



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THE BEAST IS BACK / BLUE CHEER (1986)

@Nightmaaes
ASummertime Blues
BRide with Me
CGirl Next Door
DBabyron
EHeart of the City
FOut of Focus
GParchment Farm


歴史的インパクト ★★★ 個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン  レア度 国内未発売
雷イチ押しポイント雷 現代に蘇った元祖ヘヴィ・ロック・サウンドに平伏せ!


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2010年01月26日

ちょっと、似すぎてるんちゃうの〜  TRIUMPH

「あの曲はあの有名曲に似すぎてんちゃうの〜。」

こんな事例はよくあります。実名はあえて挙げませんが、特に日本のロック・アーティストがヒットさせた曲が、実は外国のHR/HM の曲から " 頂戴 " しているパターンが本当に多いんですよ。

これは外国のバンド同士でも当てはまることで、今回はTRIUMPH の代表作 「NEVER SURRENDER」 に収録されている@。

そして似ている曲というのが、80年にロニー・ジェイムズ・ディオが加入して見事復活したBLACK SABBATH の名作誉れ高いアルバム 「HEAVEN AND HELL」 収録のこれまた超名曲 "Neon Knights" なのです。

最初聴いた時、あまりの衝撃にのけぞってしまいました (笑) だって、ヴァース〜ブリッジ、はたまたギター・ソロにワウをかけている等、サビ以外は本当にクリソツなんですよ!

おいおい、いくらなんでもBLACK SABBATH じゃ音楽性が違いすぎるだろってツッコミを入れたくもなりますが、またなんでこんな有名な曲を‥。

本作 「NEVER SURRENDER」 は彼らの作品中、HM 度が一番高くて、最も売れた作品です、以上。

以上って (笑) ごめんなさい、実は個人的に本バンドにはあまり興味が無いんですよ。
リック・エメットが脱退した後の作品が一番好きな軟弱者なのですから、私は。

話は変わりますが、83年にアメリカで開催された第2回USフェスティバルHEAVY METAL DAYS は日本でもTV放送され、当時はHR/HM 系のライヴがテレビで見られることは極端に少ない時代でしたので、その頃ティーンエージャーで多感な私もテレビにかじり付いて見ておりました。

TRIUMPH も本フェスティバルに参加、確かトリのVAN HALEN の前に演奏していたと思うのですが、 「早く終わんね〜かなあ (失礼!) VAN HALEN 早く見たいし。」 と思いながらテレビを眺めてたのを思い出します。

トリオ編成のHR/HM バンドって、何故か日本ではいまいちブレイクしませんよね? RUSH やMOTORHEAD なんかも本国の知名度と比べて、日本では全然マイナーですし。

あまり褒めるところがなく、レビューになってなくてすみません。単細胞の私には良さが判らないということで許してやってください。



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NEVER SURRENDER / TRIUMPH (1982)

@Too Much Thinking
AA World of Fantasy
BA Minor Prelude
CAll the Way
DBattle Cry
EOverture (Procession)
FNever Surrender
GWhen the Light Go Down
HWriting on the Wall
IEpilogue (Resolution)


歴史的インパクト ★★ 個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン  レア度 
雷イチ押しポイント雷 パクるなら判らない様に頂戴しましょう。


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ついでにこれも、聴いてのけぞれ! (笑) ↓





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2010年01月24日

甘〜いハード・ポップはアメリカのバンドに任せておけばいいんですよ SKAGARACK

以前にも書きましたが、北欧のバンドには北欧独特のひんやりとした雰囲気、哀愁を帯びたメロディ・ラインが無いといけない、というのが私の持論であります。

ただただ甘いハード・ポップや、産業ロックっぽい優等生サウンドはアメリカのバンドに任せておけばいーんですよ。

SKAGARACK のデビュー・アルバムを最初聴いた時、一瞬そう思いました。

某FMラジオの挿入歌で流れていたAが有名ですが、とにかく@〜Bまではただの甘いハード・ポップで面白みも無く、途中で針を (LPね) 上げそうになりました。

しかし、Cからはその変わり様にビックリ! マイナー・キーで憂いのあるサウンドがラストまで目白押しじゃありませんか。
ハードなリフが登場するHではギターとキーボードの掛け合いあって、も〜悶絶!
GはRAINBOW の "Rainbow Eyes" にちょっと似てるのが御愛嬌 (笑)

これらの楽曲らは、初期北欧メタルに生きがいを感じる私のような人間のハートをむんずと掴んで離しませんよ。

全ての楽曲を一手に担っているちょっと顔がデカい、ヴォーカリストのトーベン・シュミットの熱唱型の歌声は明らかにSURVIVOR のジミ・ジェイミソンを意識した唱法で、この手のサウンドに良く合ってます。意味不明かつ摩訶不思議なアルバム・ジャケットも北欧らしく(?)て個人的に好感度が持てますし。

同郷のALIEN やDALTON より哀愁度の高い、初期B級北欧メタル度満点の本作はお薦めです。ただ、このバンドはセカンド 「HUNGRY FOR A GAME」 であのトミー・ハンセンをプロデューサーに起用、音質等のサウンド・クオリティを格段にアップさせますが、産業ロック度を増した楽曲群にはガックシ。

だから、最初に言ったように、それ系のサウンドはアメリカのバンドに任せておけばいいんですよってば (笑)



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SKAGARACK / SKAGARACK (1986)

@Move It in the Night
AI'm Alone
BSaying
CDamned Woman
DDon't Turn Me Upside Down
ELies
FVictim of the System
GCity Child
HDouble Crossed


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン  レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 初期北欧メタルマニアならCから聴け!


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posted by ハムバッカー at 23:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月20日

ソビエト連邦初のスラッシュ・サウンド SHAH

1990年頃まで鉄のカーテンに遮られていた社会主義国家、ソビエト連邦から初めて誕生したスラッシュ・メタル・バンドが今回紹介するSHAH です。

当時のソ連では音楽はおろか、こんな攻撃的なサウンドを出す音楽を自由に演奏する事はまず認められなかった筈ですが、ちょうど85年にゴルバチョフ政権が誕生、それまでの恐怖国家からペレストロイカ (改革) とグラスノスチ (情報公開) を推し進めて、徐々に厳しい規制が緩和されてきました。

その85年頃に結成され、ソ連国内でメキメキと力をつけてきたこの3人組、実に怪しいルックスであり、モスクワ・ジャズ・スクール (!) で知り合って何故かスラッシュ・メタルを始めたという変わり物の集まりで、デビューして暫くの間は西側 (当時のアメリカを指す) の音楽など聴いた事が無く、私達のスラッシュ・サウンドはオリジナルだと高らかに叫んでおります。

ま、GのようにANTHRAX をおちょくった様な曲が入ってますので、彼らのロシアン・オリジナルがどこまで本当かは眉唾ものですが、なかなかカッコいいスラッシュ・サウンドでまとめられた本作は、収録曲も少ないせいもあってか、最後までノリノリで聴くことが出来ますよ。

この曲が少ないのが私にとって大きなポイントで、やたらと長く展開の忙しい曲が12〜15曲もあるスラッシュ・メタルのアルバムは、私にとっては苦痛以外の何者でもありません。ザクザクとしたリフは鳥肌モノですし、前につんのめりそうな疾走感はMETALLICA を代表するアメリカのバンドより、どちらかと言うとジャーマン・スラッシュを連想させるサウンドです。

ただ悲しいかな、ドイツはおろか北欧のバンドすら遠いアメリカには彼らの叫びは残念ながら届かなかったようです (笑)

しかし、その後メンバーを増員してアルバムを3枚ほど発表してるみたいですよ!もちろん、未聴ですが (笑) シャ〜アッ (勝俣州和風で)



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BEWARE / SHAH (1989)

@Total Devastation
ABeware
BCoward
CBloodbrother
DSave the Human Race
EAge of Dismay
FThreshold of Pain
GSay "Hi" to Anthrax


歴史的インパクト ★★ 個人的思い入れ 
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 ソ連初のスラッシュ・サウンドは意外に正統派


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posted by ハムバッカー at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月19日

コンバース・オールスター・ハイカットにピンと来る人はアラ4世代? BILLY SQUIER

70年代にKISS と同じマネージメントからデビューしたトリプル・ギターを売りにしたバンド、PIPER に在籍していたギタリストのビリー・スクワイアは、バンド脱退後のソロ活動から注目を浴びるようになりました。

セカンド・アルバム 「DON'T SAY NO」 は、日本の邦題が 「ハード・ライダーの美学」 という意味不明ながらもなんかカッコいいタイトルで発売されましたが、アメリカの大ブレイク(ビルボード・チャート第5位まで上昇)に比べて日本では驚く程知名度が無く、私の回りでも聴いたことの無い人ばかりで非常に残念!

もうこのアルバム・ジャケットを見るだけで彼の色が判るような気がします。ラフな格好で無造作にギターを抱え、その斜になった男前の微笑みがイメージするものは・・。う〜ん、カッコいいジャケットですね。

ジャケットが良い作品は内容も良いという、私の持論 ? がサクッと当てはまりますよ、本作は。

アメリカン・ロックと形容するのに相応しい彼のサウンドは、アメリカの大地の香りがする雄大なサウンドとはちょっと違う、もっと都会的でシャープな雰囲気を構築しており、ハスキーながらセクシャルなヴォーカルと相俟って、極上のサウンドを作りあげてます。

本作のプロデューサーはQUEEN、CARS、BLACK SABBATH などを手掛けたドイツの敏腕プロデューサー、マックを起用、あのQUEEN の全米制覇作 「THE GAME」 と非常に似たカッチリとした音作りがされており、個人的には非常に好感度最高です。

だってドラム・サウンドなんか 「THE GAME」 のロジャー・デイラーの音そのまんまですから。

元々、フレディを始めQUEEN のメンバーと交流がある間柄ですので、案外彼らからマックの紹介を受けたのではないでしょうか?

@からビリー・サウンド全開で、適度にハードで適度にポップな、さじ加減絶妙のコンパクトかつシャープな楽曲がウハウハです。男性ホルモンが噴出しそうなボンズらにはちと物足りないHM 度ではありますが、私らアラ4世代くらいの方には、見た目の男前以上の大人の雰囲気漂う本物のセクシーさ、楽曲の素晴らしさを感じる事が出来るでしょう。(多分)

話は変わりますが、なんとこの人、あのバスケット・シューズで有名なアメリカの "コンバース社" 社長の御曹司らしく、そんな恵まれた環境の中、何故こんなヤクザなROCK の世界に入ったのでしょう?

私が高校生の頃は、バンド活動してる奴は皆、コンバースのオールスターを履いてましたし。

皆マイケル・シェンカーに影響されて履いていた様ですが、私はACE FRHELEY の真似をして左右違う色のオールスター・ハイカットを履いていたのを思い出します。う〜ん、懐かしい (笑)

そのコンバース社も2001年には倒産し、現在はNIKE 社に吸収されたのは寂しい限りです。



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DON'T SAY NO / BILLY SQUIER (1981)

@In the Dark
AThe Stroke
BMy Kinda Lover
CYou Know What I Like
DToo Daze Gone
ELonely Is the Night
FWhadda You Want From Me
GNobody Knows
HI Need You
IDon't Say No


歴史的インパクト ★★ 個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン ★★★ レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 アーバンなサウンドを聴きながらシャンパンで乾杯(笑) 


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