2009年10月30日

痩せてね、ジョー JOE LYNN TURNER

84年に我が愛すべきRAINBOW が突然解散、DEEP PURPLE の再結成に動いた事実は、リード・ヴォーカリストのジョー・リン・ターナーをソロ・アルバム制作へと走らせます。

RAINBOW 解散後はリッチーとジョーの間に激しい舌戦が展開され、リッチーが 「目立ちがりやのヴォーカリストとの戦いに疲れた」 と言えば、ジョーも 「DEEP PURPLE 再結成は金の為」 と応戦するなど、記事を読んでいて物凄いモノがありました。
(その後、PURPLE にジョーが加入するなんて皮肉な話・・。)

本当の原因はマネージャーのブルース・ペインがPURPLE を再結成させる為にお互いを中傷する様に仕向けた策略だったのですが、リッチー贔屓の多いここ日本では、ジョーに対する風当たりの方が当時は強かったような気がします。

満を持して発表されたファースト・ソロ・アルバム 「RESCUE YOU」 は、盟友チャック・バーギ、ボビー・メッサーノ (STARZ) アル・グリーンウッド (FOREIGNER) らNY界隈の実力者をバックに従え、プロデューサーにQUEEN らを手掛けたロイ・トーマス・ベイカーを起用。「これは俺のバンドだからやりたいようにやる、合わない人には辞めてもらう」と前バンドの独裁者の様な発言まで飛び出す始末。

アルバム発表時は強気のジョーの置かれた立場が影響したのか、巷では大したことの無い作品だと結構叩かれまくってましたが、個人的にはそんなに悪くないなとは思ってました。

もちろんRAINBOW 在籍時の3枚のアルバムと比較したら勝ち目はありませんが、BCやGなんかメロウな美しいサウンドは絶品。甘いバラードをソウルフルに唄うのがジョーにはとても合っている様な気がします。
それに元FOREIGNER の人とほどんどの曲を共作してる事実から、RAINBOW 時代より更にFOREIGNER っぽくなるのは必然ですし。

このアルバムではジョーの一番良い頃の声を聴く事が出来ます。伸びやかでブルージーにこぶしも回せるジョーの最盛期のヴォーカルを堪能したいのであれば、本作を聴くのが一番ですよ。

その後はアルコール等の影響からジョーの声もだいぶ荒れた感じに変わり、少々ガッカリしたものです。まあ人間なので年を取ればそれなりに衰えも出てくる事は仕方のないのですが、それ以上に言いたいのは・・。

ジョー、太りすぎ! (笑)

2年程前に彼のライヴに行きましたが、ダルマの様なお腹回りにビックリ!
その変貌ぶりに隣にいた女の子が 「なにあのお腹、も〜私悲しくて自殺したい!」 と言ってました。(爆笑)

ジョー、頑張って痩せてね。リッチーはまだスリムだよ。



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RESCUE YOU / JOE LYNN TURNER (1985)

@Losing You
AYoung Hearts
BPrelude
CEndlessly
DRescue You
EFeel the Fire
FGet Touch
GEyes of Love
HOn the Run
ISoul Searcher
JThe Race is on


歴史的インパクト  個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン  レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷
 最盛期のジョーのヴォーカルが聴ける力作


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posted by ハムバッカー at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月29日

劇的の先に見えなかった光 ARMORED SAINT

ドラマーの交通事故(MOTLEY CRUE のトミー・リーが運転)による保険金の1500ドルでスタジオを押さえてデモテープを作り、その中の曲がMETAL MASSACRE V に幸運にも収録されたというなんとも逞しい逸話を持ったARMORED SAINT は、当時のLAメタルと真逆の音楽性を貫いており、欧州型の正統派ハード・ロックで勝負をかけてきました。

鎧をまとったコスチュームというのも一種異様で、仮面を被ったCRIMSON GLORY と同じ位に神秘的であり、また別の側面から見るとある意味大笑い者ですが。

KISS の 「CREATURES OF THE NIGHT」 を手掛けたマイケル・ジェイムズ・ジャクソンがプロデューサーに起用された事実だけで、このアルバムに対する期待が大きく膨らみました。それ程売れませんでしたがこの作品はヘヴィかつラウドなサウンドで、個人的にKISS の歴代アルバムの中でべスト3に入るものだと断言しますから!

そして発表された1st. 「MARCH OF THE SAINT」 はオープニングからいきなりムソングルスキーの「キエフの大門」というドラマティックさ!ガッツィーな@にそのまま流れ込む展開はまるでJUDAS PRIEST の "The Hellion〜Electric Eye" を彷彿させる劇的さに驚き。

その後もノリノリで聴いていくんですが、あれ・あれ・・。

何故かオープニングのテンションがアルバムの最後まで持続しません。 (ガ〜ン) METALLICA への加入を打診された事もあるジョン・ブッシュのヴォーカルは評判通りのパワフルさでカッコイイのですが、どうも私にはやや一本調子に聴こえてしまい、楽曲をカヴァーするまでに至ってないような気がします。

残念ながらオープニングの凄さが全体を薄めてしまう皮肉な結果となってしまいました。

その後も3枚程アルバムを制作しましたが、メイン・ギタリストのデイヴ・プリチャードが白血病により26歳の若さで他界し、最終的にはジョン・ブッシュのANTHRAX 加入にて7年間のバンド活動に幕を閉じました。

80年代のアメリカの正統派ハード・ロック・バンドとして貴重な存在でしたが、私はWARRIOR やMALICE の方が好みで、今ひとつインパクトに欠ける感じでした、彼らは。

Q-Prime のピーター・メンチによるサポート、プロデューサーはマイケル・ジェイムズ・ジャクソンやマックス・ノーマンを起用、サントラに楽曲を提供などの好条件の中で成功を掴めなかったのは、やはり運以外にも問題があったのかなと思います。



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MARCH OF THE SAINT / ARMORED SAINT (1984)

@March of the Saint
ACan U Deliver
BMad House
CTake a Turn
DSeducer
EMutiny on the World
FGlory Hunter
GStricken By Fate
HEnvy
IFalse Alarm


歴史的インパクト  個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン  レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 オープニング 〜 @への劇的展開


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posted by ハムバッカー at 00:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月25日

乳癌って、男ですよね CRISS

キッスのオリジナル・ドラマーであるピーター・クリスが癌を発症して、克服したという事は以前から知ってたんですが、先日それが乳癌だった事を本人が告白、乳房を切除したのにはビックリ。(えらい病気になってたんだ)

乳癌は女性だけの病気だと思ってたんですが、男性も女性の100分の1の確立で発症するそうです。みなさんも自分の乳房にしこりが無いか、自分でまさぐって (恥) 確認して下さい。

そのピーター・クリスがCRISS 名義で84年に発表した本作「CAT #1」は、今まで発表した作品がAOR/R&Bな作風が多かったのに対して、ハード・ロック路線に回帰した作品となりました。

ジャケット・デザインや収録曲J等から察して、他力本願的なものを感じさせて聴く前から嫌な予感がしてたんですが・・。

う〜ん、曲がつまらんのですよ。

ハード・ロック路線に回帰した事は喜ばしいんですが、これじゃあちょっとねー。(悲)

しかしKISS の盟友、エース・フレイリーが参加している@AGはまずまずの出来であり、特にGは哀愁溢れる名バラードとなっています。切々と唄うピーターのハスキーなヴォーカルにエース独特のギター・ソロが絡むそのサウンドは、まさにピーターの出身地ブルックリンに浮かぶ青い月を連想させる美しさですよ。

個人的にはピーターには軽快なR&R や切ないバーラードを唄ってもらう方が心に染みるんです、オーティス・レディングやウィルソン・ピケットの様にアルコール焼けしたハスキーなヴォーカルはシビれますよ。

KISS でもう一度、彼による「Beth」「Black Diamond」を聴きたいですね〜。



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CAT #1 / CRISS (1994)

@Bad Attitude
AWalk the Line
BThe Truth
CBad People Burn in Hell
DShow Me
EGood Times
FStrike
GBlue Moon Over Brooklyn 
HDown with the Sun
IWe Want You
JBeth


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン
  レア度 国内未発売
雷イチ押しポイント雷 そのヴォーカルにシビれるG


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posted by ハムバッカー at 12:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月20日

ヘヴィ・メタルとパンクを分けるものは何? D.R.I.

最近はクロスオーヴァーという言葉をあちこちで聞きますが、パンクやラップ、ファンク等との融合は、私みたいな古い耳の持ち主にはどれが何であるのかさっぱし判りません。

クロスオーヴァーの走りといえばANTHRAX を思い出しますが、彼らも行き着く所まで行ってしまい、ギャグなのか何をやっているのか本人らすら良く判らない (?) 状態になってしまったのではないのでしょうか。

個人的にパンクは嫌いじゃありません。PISTLES はもちろん、DEAD KENNEDYS やBLACK FLAG、国内にもSWANKY'S など素晴らしいバンドが沢山ありますし。

丸の中に走ってる人が入ったマーク (このマークはモッシュOKのマークだそうです) が有名であり、後続のバンドらに強力な影響を与えるD.R.I. は、ハードコア・パンクから始まって最終的にはスラッシュ・メタルとクロスオーヴァーしますが、その喧し具合がなかなかカッコいいんですよ。

92年11月、LA のパラディアム公演を完全収録した本ライヴは、全17曲を最後まで休むこと無くブッ飛ばして演奏しており、 (少々疲れますが) オーヴァー・ダブ一切無しのハードコアなサウンドが洪水の如く聴く者を襲います。
まるで、ライヴ会場でモッシュしているクソガキどもが目に浮かぶような臨場感たっぷりのサウンドです。

もうこうなるとへヴィ・メタルなのかハードコア・パンクなのかさっぱり区別が付きませんが、結局ジャンルに分ける必要性なんかは要らないと思います。全部ロックでいいんじゃないですか。

結局、髪が長いか短いか程度で分別してるんでしょうね。(笑)

その後、オリジナル・ギタリストのスパイクに癌が見つかって活動を休止したと以前聞きましたが、その後彼らはどうなったのでしょう?心配です。



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LIVE / D.R.I. (1995)

@Intro
AThrashard
BAcidrain
CMad Man
DCouch Slouch
EArgument Then War
FThe Application
GI Don't Read Society
HHardball
IViolence Pacification
JBeneath the Wheel
KThe Explorer
LCommuter Man
MYou Say I'm Scum
NThe Syr Plan
OSuit and Tie Guy
PNursinghome Blues


歴史的インパクト ★★ 個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン  レア度 ★★
雷イチ押しポイント雷 寝汗をかくほどの疾走感、17曲追走出来る?


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posted by ハムバッカー at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月18日

北欧メタルの至宝 BLACKSMITH

以前も申し上げたかもしれませんが、私にとって北欧メタルとは80年代で時間が止まっており、それ以降のバンドはほとんど聴いてません。

そう、私の好きな古き良き北欧メタルは、DEEP PURPLE を師と仰ぐギターとキーボード(ハモンド)のバトルがあり、様式美たっぷりの構成に物哀しく哀愁を持ったメロディ、少々頼りないヴォーカル。 (笑) この形式に取り憑かれているんですよ。

85年にミニアルバム、86年にシングルのみを発表して消えていった北欧メタルの至宝と勝手に呼ばしてもらっているBLACKSMITH は、SLIVER MOUNTAIN のクラシカル・サウンドと初期イングウェイのダークな様式美を足して2で割ったようなサウンドを指針としており、今聴いても私の琴線をビンビンと刺激する衝撃のサウンドです。

当時は前出のSLIVER MOUNTAUN やBISCAYA、220VOLT にSIX FEET UNDER など同指向のバンドが北欧にゴロゴロといましたが、それらのバンドもEUROPE の 「FINAL COUNTDOWN」 による世界的成功に影響を受け、すっかりアメリカナイズされ、消えてしまいました。

またシーンが変わるごとに、METALLICA みたいなバンド、GUNS 'N' ROSES みたいなバンド、はたまたメロディック・デス・メタル (なんちゅージャンルだ) らが登場する何でも有りの様相を見せており、北欧もまるで日本のHM事情に近い様な感じがあるようです。(悲)

BLACKSMITH についてはコレクター盤 (いわゆる海賊盤です) が出てるんですが、この作品は85年のミニアルバム4曲と86年のシングル2曲に加えて8曲の未発表曲が収録されており、その未発表曲の数曲はダークな様式美の体臭をプンプンと放つクラシカル・サウンドをまとっており、シビレれますよ!絶対に。
特に 「Angel」 や 「1685/World Victims」 なんて曲は様式美サウンド好きは悶絶すること間違い無いでしょう!

オリジナル・アルバム (もちろんアナログ盤ね) は現在でも中古市場でウン万円するビックリ価格ですので、こちらのコレクターの方が入手し易いと思います。

イングウェイは初期のダークの方が好きだという人、リッチー・ブラックモアを敬愛する方、80年代の初期北欧メタルに一度でもインスパイアされた人は是非聴いてみてください。震えますよ、きっと。


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BLACKSMITH / GIPSY QUEEN (1985)

@Gipsy Queen
ATake Me Home
BI Don't Know
CLying Eyes


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン  レア度 国内未発売
雷イチ押しポイント雷 北欧様式美の最高峰の一つと断言します!



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BLACKSMITH / BLACKSMITH (COLLECTER'S CD)

@One Tearlegs
AAngel
B1685/World Victims
CI'm God
DRainbow Horizon 
EHiroshima
FSOS Denied
GFall Apart
HGipsy Queen
ITake Me Home
JI Don't Know
KLying Eyes
LTomorrows Myself
MThe King Has Lost His Crown

@〜G UNRELEASED SONG
H〜K MLP 「GIPSY QUEEM」
LM EP 「TOMORROWS MYSELF」



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