2009年09月29日

ビリー・シーン最初の衝撃とは TALAS

"ベースのエディ・ヴァン・ヘイレン" こんなヘンな表現にて日本で紹介されたビリー・シーン。 (また当時はビリー・シーハンと名前を間違えて紹介されてました。)
その彼のリーダー・バンド、TALAS の3枚目の作品であるライヴ・アルバム 「LIVE SPEED ON ICE」 を聴き、そのサウンドは私の脳にガツンと衝撃を与える程のインパクトを与えました。

1st. 2nd. より本作が最初に日本で紹介されましたが、当時私が住んでいた近所の貸しレコード屋はそういったマイナーな輸入盤がいち早く置いてあり、貧乏学生の私にとって非常に有り難い店でした。
そこで借りたTALAS の本作を小脇に抱えて (当時はLP盤でした) 自宅のプレーヤーに針を落としたところ、「な、なんてカッコイイ曲なんだろう!」

そうです、最初はビリーの超絶ベース・プレイよりその楽曲の素晴らしさに感動したのです。

ガキガキとした重厚なサウンドにて繰り広げられる演奏が素晴らしい@、哀愁を帯びた冷たい雰囲気を醸し出すA、そしてクラシック作曲家、ビゼーの「アルルの女」の最終章をカヴァーした超テクのインストBを聴き終わる頃には、この荒削りなライヴ演奏にすっかりやられちゃいました。
まるでDEEP PURPLE の 「LIVE IN JAPAN」 を最初に聴いた時の衝撃に近いものを当時は感じたものです。

そしてB面に当たるF〜Iまでのエンディングに近づくにつれて加速度を増していくスリリングな展開はまるでライヴ会場の最前列にいる様な臨場感!感受性の最も強かった18歳の少年にとっては、忘れる事の出来ない瞬間です。

実際Gなんかはビリーのベース・ソロでしたが、輸入盤のために解説書なんかはもちろん無く、何処から何処までがビリーのベースで弾いているのか当時は全く判りませんでした。それよりもミッチ・ペリー (STEELER〜HEAVEN〜MSG) のギター・プレイの凄さに圧倒されたのを強烈に覚えてます。

昔はHR/HM の情報量も少なく、それを頼りにアルバムを買う (借りる) 事や、自分の直感を信じてジャケットだけをを見て買う、いわゆる "ジャケ買い" なんかをよくやったものです。
現在のようにアルバム発売前からネット上で曲が聴けるなんて (しかもデモの段階から聴ける、ってのもあるし) ビックリ、ちょっと寂しいですね。

自分の直感で出会えた音楽は、今私の宝となってます。この作品も然りです。
↓ のYou Tube の未発表曲 「Bad Boy for Love」 ビリー&ミッチのソロのユニゾン、凄い!



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LIVE SPEED ON ICE / TALAS (1984)

@Sink Your Teeth Into That
ACrystal Clear
BThe Farandole
CDo you Feel Any Better
DLone Rock
EKing of the World
FInner Mountain Flame
G7718(3A17)
HHigh Speed on Ice
IShy Boy


歴史的インパクト ★★★ 個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン ★★★ レア度 
雷イチ押しポイント雷 素晴らしい楽曲及びビリー&ミッチのインター・プレイ


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2009年09月26日

粘着質ヴォーカルはいかが? VAIN

最初アルバム・ジャケットを見たとき、KISS のポール・スタンレーかと思いました。
不敵なな眼差しとビッグ・マウスが印象的であるフロントマン、デイヴィー・ヴェイン率いるVAIN のデビュー・アルバム「NO RESPECT」を聴いた第一印象は、誰もが同じことを思うでしょう。

なんちゅー声じゃ。(笑)

MOTLEY CRUE のファーストを最初聴いた時の印象と全く同じです。ヴィンスの声を初めて聴いた時は大笑いしましたが、不思議な事に今では全然普通に聴こえますし。
同様に、彼らも粘着性のあるデイヴィー・ヴェインのヴォーカルで好き嫌いがはっきりと分かれてしまうバンドでしょう。
私は@のソリッドなイントロから始まり、「シークレェ〜ッ」のデイヴィのシャウトに完全にやられちゃいました、カッチョイイ!

シングルとなったB、気だるくもムーディーなC、ずっしりとボトムを支えるドラミングと高らかに叫ぶサビが印象的なタイトル・トラックのF、ハードに疾走するラストのKまで、彼ら独特の退廃的なサウンド、個性的なメロディ・ラインが全開で実に気持ちの良いこと、病み付きになる事は間違い無いでしょう。

元々この人、同郷のDEATH ANGEL(アンダー20のメンバーが揃うベイ・エリア高速スラッシュ・バンド) のプロデュースをした事もある程の才能の持ち主でありますので、その後の活躍に非常に期待していたのですが。

残念ながら所属レコード会社ISLAND とモメにモメて結局セカンド・アルバムはお蔵入りとなってしまいました。
このレーベル、ANTHRAX で大当たりしたのを味を占め、彼らとも契約したと思うのですが、なんせHR/HM 系が少ない為に彼らの扱いも判らなかったのではないでしょうか。(多分)

あなたもこの粘着質ヴォーカル、一度試してみませんか?毒は強い程クセになりますよ。



vain.jpg


NO RESPECT / VAIN (1989)

@Secrets
ABeat the Bullet
BWho's Watching You
C1000 Degrees
DAces
ESmoke and Shadows
FNo Respect
GLaws Against Love
HDown for the 3rd Time
IICY
JWithout You
KReady


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン ★★★ レア度 ★★
雷イチ押ししポイント雷 デイヴィー・ヴェインの爬虫類声


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posted by ハムバッカー at 01:08| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月25日

スコッティ・ブラザーズのせい? ROXANNE

LAメタル末期、何故売れなかったのだろう?と思わせるバンドが3つあります。LILLIAN AXE、HURRICANE、そしてもう一つが今回紹介するROXANNE です。

88年に発表されたファーストに、88年に公開された日本の正月映画「孔雀王」(荻野真原作)に提供された@Aを追加し、 "Not the Same" と "Play That Funky Music" の2曲を除いて曲順を変えたのがファースト新装盤の内容で、キャッチャーなコーラスを伴うサビが印象的な@、BON JOVI の "Get Ready" 的なノリノリのロックン・ロールAは、さすが映画の挿入歌と言える堂々としたカッコよさ。そしてオリジナル本編といえるBへと続くのですが。

うわっ、音が悪すぎる。

追加された2曲とオリジナルの音質に落差があまりにも有り過ぎて(特にドラム・サウンドは酷っ)なんでミキシングをやり直さなかったのだろう?
MOTLEY CRUE、DOKKEN、JOURNEY の仕事で有名なジェフ・ワークマンが手掛けたと思えない程のサウンドにガックシです。

しかし、楽曲の方は粒揃いで、適度にハード、適度にポップな曲が全体を占めており、BやGのイントロははQUEEN の影響をモロに受けたギター・サウンドにニヤリ。THE BEATLES を強烈に意識したC、LAメタル的なノリのE、ほのぼのとしたバラードIなど、意外にもブリティッシュに傾倒したサウンドとアメリカン・ロックとが融合されたサウンドは非常にオリジナリティがあって面白いですよ。

ヴォーカルも何処かジョン・ボン・ジョヴィ系の声で、非常に聴き易いのもGood。印象的なバンド名もきっとPOLICE の曲から命名したのでしょう。(街角に立つ娼婦ロクサーヌの意)

演奏力等の評判も良く、きっとこの売れる要素が強力に感じられるこのバンドはブレイクするんだろうなと思っていましたが・・。
実際は驚くほど露出が少なく、知る人ぞ知るという感じのバンドとなってしまいました。私の回りにもこのバンドを知っている人は皆無です。

きっと所属していたスコッティ・ブラザーズが、SURVIVOR みたいなサウンドにしろ!と干渉したのではないのでしょか?LION の時の状況と同じ様に。(推測ですが)



rox.jpg


BURNING THROUGH THE NIGHT / ROXANNE (1988)

@Burning Through the Night
AMy Way
BNothing to Lose
COver You
DStay with Me
ECherry Bay
FSweet Maria 
GComing for You
HDo it All
ICan't Stop Thinking


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★
ジャケット・デザイン  レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 バラエティに富んだ楽曲群


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2009年09月23日

オハヨ〜オ、トッキオ〜ッ、アーアッ(笑) ALCATRAZZ

孤高のヴォーカリスト、グラハム・ボネットはフレディ・マーキュリーやロビン・ザンダーと並んで私の3大フェイバリット・シンガーの一人です。

その彼初のリーダー・バンドであるALCATRAZZ はギタリストの変貌と共に様々なバンド・カラーをカメレオンの様に打ち出してきました。
イングウェイ在籍時はRAINBOW を彷彿させる様式美を、スティーヴ・ヴァイ時代は幅広い音楽性による拡散美を追求して我々を唸らせてきたのですが・・。

今回紹介する 「DANGEROUS GAMES」 はとっても地味なギタリスト、ダニー・ジョンソンを迎えて制作されたせいか、作品自体も今までのギタリストの作品と比べてとても地味な仕上がりとなり、最初聴いた時は正直言って 「だめだこりゃ」 と思うほどの退屈さでした。
そりゃ私を含めたリスナーの大多数が、RAINBOW もしくはMSG の頃のサウンドで勝負して欲しいと思ってましたから無理もないでしょう。

ダニーのキャリアもDERRINGER、ROD STEWART、ALICE COOPER とそこそこのバンドを経てるのですが、才能溢れる超個性派の2人との比較はあまりにも分が悪すぎます。
実際グラハムはその時組んだギタリストに作曲を依存する傾向があるので、本作はアダルトな作品になったのも致し方ありません。

その中でDには大笑いさせてもらいました。なにせ 「オハヨ〜オ、トッキオ〜ッ アーアッ」 (爆笑) と豪快にシャウト、歌詞もサムライ・サケ、挙句の果てにはサッポロ・ビールをもう一杯!もう凄すぎます。

でもグラハムはきっと大真面目なんでしょうね。

MARBLES 時代のリメイクGや、Jでは世界最高峰のヴォーカルを聴かせてくれますし、Iなんかは割とカッコイイ曲ではありますが。
でも、オハヨウ・トーキョウが本作を象徴してしまう程のインパクトを放ってはまずいでしょう。

結局ドラマー以外の全員のメンバーに逃げられてALCATRAZZ は解散、残念ながらグラハムは故郷のオーストラリアへ逃げるように帰ってしまい、その後しばらくの間音楽シーンから姿を消します。(悲)

PS. このグラハム・ボネット氏は雑誌のインタビュー等から推測すると非常に良い人というイメージがありますが、ステージ上では一風変わったパフォーマンスをする事で有名です。
私が見たので一番凄いのは、バンドの演奏中にいきなり腕立て伏せを始めちゃいました。お茶目ですね。(笑)



alcatrazz-dangerous.gif


DANGEROUS GAME / ALCATRAZZ (1986)

@It's My Life
AUndercover
BThat ain't Nothin'
CNo Imagination
DOHAYO TOKYO
EDangerous Game
FBlue Boar
GOnly One Woman
HThe Witchwood
IDouble Man
JNight of the Shooting Star


歴史的インパクト  個人的思い入れ 
ジャケット・デザイン  レア度 ★★★
雷イチ押しポイント雷 グラハムの世界最高峰のヴォーカルとD(笑)


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posted by ハムバッカー at 00:49| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月21日

な、なんという酷いバンド名 BITCH

な、なんという酷いバンド名なのでしょうか。その名もBITCH!この名前じゃ絶対メジャーになれませんし。(笑) FUCK OFF やASSHOLE と同レベルの隠語ですから。

アルバム・ジャケットも鞭や鎖に重装備のSMファッションをまとったヴォーカルのベッツィー嬢 (ステージ衣装もこのまんまです) の面構えもまさに "売女" という感じで強烈なインパクトを放っております。

肝心の音はジャケットを見てもらって想像をする音通りで、コンパクトながら硬質なアメリカン・メタルを小気味良い疾走感を伴いながら全編で展開しており、全曲私のどストライク・サウンド。まるでニューヨーク出身のバンドのサウンドの様です。

バンド自体は驚くほどバカ・テクのミュージシャンが居るわけでもないのですが非常に安定感があり、その退廃的な雰囲気のサウンドに乗せてベッツィー嬢が毒を吐きまくっております。

このベッツィー嬢の声は一聴すると、少々口先でのみ唄っている様に聴こえるので好き嫌いがハッキリと分かれると思いますが、その喘ぎ声の様なシャウトはまさにバンド名の如くメス犬をイメージさせ、なんというエロい雰囲気じゃないですか!

リフなんかも結構考えられたカッコよさを持ってますが、最初に書いた通り、やっぱこのバンド名じゃダメだ。 (笑) 私がメジャーのA&Rだったら、こんな名前のバンドと絶対契約しませんし、あるいは名前を変えさせるでしょう。

その通り、メタル・ブレイド止まりですしね。(悲) でもマイナー感溢れる、良いバンドですよ。
(本バンドはメタル・ブレイドの記念すべき契約第一号アーティストです)



BITCH-bemyslave.jpg


BE MY SLAVE / BITCH (1980)

@Right from the Start
ABe My Slave
BLeatherbound
CRiding in Thunder
DSave You from the World
EHeavy Metal Breakdown
FGimme a Kiss
GIn Heat
HMake it Real(Make it Rock)
IWorld War V


歴史的インパクト  個人的思い入れ ★★★
ジャケット・デザイン  レア度 国内未発売
雷イチ押しポイント雷 ベッツィー嬢の卑猥極まりないシャウト


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